ジープ レネゲード|グレードが1つだけで、選べる装備は何か?
レネゲード、諸元表の列が1つしかない
Altitude e-Hybridの装備表81行。78行が標準
81行のうち、選べるのは3行?
サンルーフは約16万円。30kg重くなる先に決めるのはサンルーフか ジープ レネゲードのカタログを開くと、諸元・装備表の列が1つしかありません。Altitude e-Hybrid、559万円。グレードを並べて比べる表が、そもそも作れない構成です。
列が1つって、比べるものがないってこと?
装備表の中では比べられる。ただし比べるのはグレードじゃなくて、記号のほう。81行あって、そのうち78行に●が付いてる
●が標準装備だとして、残りの3行には何が付いてるの?
○が2行と、◎が1行。装備表の中で選べるのは、そこが全部だ
主要装備表81行のうち、78行が標準装備
主要装備表は2ページあります。視界、運転席まわり、オーディオ/空調、インテリア、シート、エクステリア、機能装備、安全装備、タイヤ&ホイールの9つに分かれていて、装備の行は合わせて81行。全部の行に記号が1つずつ入っていて、空欄の行はありません。
凡例は3つです。
| 記号 | 意味 | 行数 | 中身 |
|---|---|---|---|
| ● | 標準装備 | 78 | ○の2行と◎の1行を除く全行 |
| ○ | 販売店オプション | 2 | プレミアムフロアマット(フロント/リア)/地上デジタルテレビチューナー(12セグ/ワンセグ) |
| ◎ | メーカーオプション | 1 | デュアルペインパノラミックサンルーフ |
カテゴリー別に並べると、●以外が混ざっているのは3つのカテゴリーだけです。
| カテゴリー | 行数 | ●以外の行 |
|---|---|---|
| 視界 | 15 | ー |
| 運転席まわり | 6 | ー |
| オーディオ/空調 | 6 | 地上デジタルテレビチューナー(○) |
| インテリア | 9 | プレミアムフロアマット(○) |
| シート | 8 | ー |
| エクステリア | 3 | ー |
| 機能装備 | 11 | デュアルペインパノラミックサンルーフ(◎) |
| 安全装備 | 20 | ー |
| タイヤ&ホイール | 3 | ー |
| 合計 | 81 | 3 |
衝突被害軽減とかクルーズコントロールって、上のグレードにしか付かないことが多いよね
安全装備は20行あって、20行とも●。アダプティブクルーズコントロール、LaneSense車線逸脱警報プラス、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、前面衝突警報、ParkSenseリアパークアシスト、次世代型フロントエアバッグから3点式リアシートベルトまで、選ぶ余地なく付いてくる
じゃあ、装備で悩む時間はゼロなんだ
フロアマットと地デジチューナーと、サンルーフを付けるかどうか。その3つだけ
この81行は、カタログの諸元・装備表に載る Altitude e-Hybrid のものです。ジープの公式サイトにはこのほかに「特別限定車」の枠があり、そこに Renegade North Star Edition(全国限定150台・562万円)が並んでいます。こちらは諸元・装備表PDFにもプライスリストにも載っておらず、上の81行には入りません。
3行のうち1行だけ、価格表では別の車になっている
プライスリストのレネゲードの欄は2行あります。
| モデル/グレード | メーカー希望小売価格(税込) | リサイクル料金 |
|---|---|---|
| Altitude e-Hybrid | 5,590,000円 | 18,140円 |
| Altitude e-Hybrid〈デュアルペインパノラミックサンルーフ〉 | 5,753,000円 | 18,140円 |
差は約16万円です。サンルーフは装備表では1行の◎ですが、価格表では車名の後ろに〈デュアルペインパノラミックサンルーフ〉が付いた別の行になっています。諸元表でも扱いが違って、車両重量が「1,470 / 1,500(サンルーフ付)kg」、車両総重量が「1,745 / 1,775(サンルーフ付)kg」と、1つの欄に2つの数字が入っています。
30kg重くなるのか。それで税金は変わる?
変わらない。自動車重量税は車両重量を0.5トンで区切った段の数で決まる。1,470kgも1,500kgも3段で、次の段に上がるのは1,500kgを1kgでも超えてから。30kg足しても、そこには届かない
その段って、車検のたびに数え直すんだよね
そう。だから段が1つ違えば、乗っているあいだずっと差が付く。この30kgには、その差が生まれない
0.5トンの区切りがどこにあるかと、車検証のどの欄を数えるのかは自動車重量税は車検証の車両重量で決まるにまとめてあります。
残る2行、プレミアムフロアマットと地上デジタルテレビチューナーは販売店オプションで、プライスリストに金額が出ていません。オプションの費用は価格に含まれていない、という注記があるだけです。金額は見積書で確かめることになります。
なお559万円と575万3,000円には、2026年1月1日から入った「経済変動加算額」が含まれています。プライスリストにはレネゲードぶんが15万円(税込)と書かれていて、同じ表のコマンダーが20万円、アベンジャーとコンパスが35万円、ラングラーが20万円もしくは40万円です。あとから請求される追加費用ではなく、表示価格の中にすでに入っている金額です。
78行に何が入っているか

フロントシートヒーター、ヒーテッドステアリングホイール、熱線リアウィンドウ、電動格納式ヒーテッドパワードアミラー。冬に使う装備は、どれも●が付いた行です。「付けるかどうか」を聞かれる場面がありません。
表皮はレザーシート、運転席は8ウェイパワーシート。運転席2ウェイパワーランバーサポート、リアシートセンターアームレスト(カップホルダー付)、40:20:40分割可倒式リアシートも並びます。シートの8行に、○も◎も入っていません。
レザーで8ウェイパワーなら、助手席も同じ作りなの?
助手席は4ウェイのマニュアル調整。運転席8ウェイパワーシートと同じ1行に書いてある。パワーで動くのは運転席だけ
シートヒーターも運転席だけ?
行の名前が『フロント シートヒーター』。シートヒーターの行はこれ1つで、後席用の行はない
シートベンチレーションや送風、ワイヤレス充電にあたる項目には、そもそも行がありません。座席を冷やす装備と、後席を暖める装備は、81行のどこにも出てきません。
運転席の前は、フルカラー10.25インチマルチビューディスプレイと10.1インチタッチパネルモニターの2枚。Apple CarPlay と Android Auto、AM/FMラジオ、ETC2.0、Bluetooth、USB、スピーカー6基、オートエアコンディショナーが続きます。オーディオ/空調の6行で○が付いているのは地上デジタルテレビチューナーだけで、テレビを見るかどうかだけ判断が要ります。
240N·mが1,500rpmから、1,470kgを動かす
エンジンは1,468ccの直列4気筒ターボで、最高出力96kW(131ps)/5,250rpm、最大トルク240N·m(24.5kg·m)/1,500rpm。ここに交流同期電動機が加わって、定格出力8.0kW、最高出力15kW(20ps)/6,000rpm、最大トルク55N·m(5.6kg·m)/2,000rpmです。駆動用バッテリーはリチウムイオンで、総電圧43.9V。
1,500回転ってどのくらい?
同じエンジンで最高出力の96kWが出るのは5,250回転。最大トルクの240N·mは、その3分の1以下の1,500回転から出る。1,470kgの車体に対して、高回転まで回さなくてもトルクが使える組み合わせだ
モーターの55N·mは、それとは別に足されるの?
そこは諸元表に書いていない。書いてあるのは、モーターの最大トルクが55N·mで2,000rpmで出る、というところまで。合計値の欄はない
トランスミッションは電子制御式7速デュアルクラッチで、駆動方式は前2輪駆動。4輪駆動の列は諸元表にありません。最終減速比は1つではなく、1・2・6・7速が4.176、3・4・5速が4.733と2種類が書かれています。
燃費はWLTCモードで17.7km/L(市街地14.8/郊外18.2/高速道路18.8)。タンクは48Lなので、カタログ値どおりに走れたときの満タン1回は約850kmです。燃料は無鉛プレミアムガソリンで、レギュラーではありません。レギュラー指定の車から乗り換えるなら、48Lを入れるたびに単価の差がそのまま出ます。
主要燃費向上対策の欄に並ぶのは、ハイブリッドシステム、可変バルブタイミングコントロール、筒内直接噴射、スタートストップシステム、電動パワーステアリングの5つです。
全幅1,805mm、最小回転半径5.5m

全長4,255mm、全幅1,805mm、全高1,695mm、ホイールベース2,570mm、最小回転半径5.5m。乗車定員は5名です。
全幅1,805mmって、けっこうあるよね
1,700mmを超えているから3ナンバー。全長は4,255mm、ホイールベースは2,570mm、最小回転半径は5.5m。切り返しなしで向きを変えると、直径11mの円を描くことになる
うちの近所、機械式の駐車場ばっかりなんだけど
全高1,695mm。機械式駐車場の高さ制限に当たることがある数字だ。制限の値は施設ごとに違うから、使う駐車場の掲示とこの1,695mmを突き合わせることになる
同じ車名でもグレードで全高が20mm開くことがあり、日産ジュークのF15型はカタログ全高が1,550mm・1,565mm・1,570mmの3種類でした。レネゲードの全高は1,695mmの1つだけなので、掲示と突き合わせるのはこの数字です。
小型自動車になる4つの要件は、長さ4.70m以下・幅1.70m以下・高さ2.00m以下・総排気量2.00L以下です。レネゲードが外れるのは幅の1つで、長さ4.255m・高さ1.695m・排気量1.468Lの3つは収まっています。
サスペンションは前後ともマクファーソン式、ブレーキは前がベンチレーテッドディスクで後ろがソリッドディスク。タイヤは215/60R17の3シーズンタイヤで、17インチアルミホイールが標準です。サイドウォールの高さは約129mm。タイヤのインチを選ぶ行が装備表にないので、この厚みは注文の仕方では変わりません。
パンクしたときに使うのはタイヤサービスキットで、スペアタイヤの記載はありません。
色は5色、内装は1色
ボディカラーは、アルパインホワイト C/C、ブラック C/C、ソーラー イエロー C/C、グラファイトグレー C/C、スレートブルー P/C の5色です。
これは選べるんだ
選べる。ただし色によっては費用がかかる。プライスリストに『オプションカラー(メタリック、パールコート、トライコート塗装)』の行があって、レネゲードは3万3,000円
どの色が3万3,000円なの?
P/C が付くスレートブルーはパールコート塗装だから、この枠に入る。諸元表の注記も『パールコート塗装は別途オプション費用がかかります』だ。残る4色は表記が C/C だけで、メタリックかどうかまでは書かれていない。3万3,000円がどの色にかかるのかは、販売店で確かめる項目になる
内装のほうも組み合わせを選べるの?
1つしかない。トレスパス ブラック(CLX9)、シートはレザーシート。カラーコンビネーションの表は、ボディカラーが5行に対して内装が1行
買取相場の表は8行。いまの型式 3AA-BV15 は1行だけ
カーセンサーのレネゲードのページの頭に出ている平均買取相場額は、102.5万円〜171.6万円(平均走行距離5万km・2026年8月更新)です。ただし年式別の表が2015年式から2026年式まで並んでいるとおり、このコードは日本でレネゲードが売られてきた期間をまとめています。
同じページのグレード別の表には、型式まで書かれた8行が並びます。
| グレード(カーセンサーの表記) | 買取相場 | 掲載時の新車価格 | 年式 | 型式 |
|---|---|---|---|---|
| アルティチュード eハイブリッド | 279.2万円〜328.3万円 | 559.0万円 | 令和8(2026)年1月〜 | 3AA-BV15 |
| リミテッド | 215.6万円〜259.1万円 | 455.0万円 | 令和6(2024)年8月〜 | 3BA-BV13PM |
| トレイルホーク 4WD | 168.9万円〜232.1万円 | 397.0万円 | 令和3(2021)年8月〜 | 3BA-BV13PM |
| 80th アニバーサリー エディション | 167.6万円〜224.5万円 | 388.0万円 | 令和3(2021)年8月〜 | 3BA-BV13PM |
| スレートブルー | 125.4万円〜190.2万円 | 369.0万円 | 令和2(2020)年3月〜 | 3BA-BV13PM |
| ロンジチュード | 147.2万円〜187.4万円 | 349.0万円 | 令和4(2022)年6月〜 | 3BA-BV13PM |
| セーフティエディション | 78万円〜133.1万円 | 310.0万円 | 平成29(2017)年2月〜 | ABA-BU14 |
| オープニング エディション | 62.4万円〜94.5万円 | 297.0万円 | 平成27(2015)年9月〜 | ABA-BU14 |
いちばん上だけ、値段の桁が違う感じだね
型式が違う。諸元表と同じ 3AA-BV15 が付いているのは1行目だけで、買取相場は279.2万〜328.3万円。ほかの7行は1,300ccか1,400ccで、型式も 3BA-BV13PM か ABA-BU14
新車価格が559.0万円って、いまの価格表と同じだ
同じ。年式は令和8年1月からで、15万円の経済変動加算額が入ったあとの価格だ。ページの頭の102.5万〜171.6万円は、この8行を全部ならした数字だから、いまの e-Hybrid を売るときの目安としては読めない
トレイルホーク 4WD って行があるね
型式 3BA-BV13PM の行だ。いまのカタログの諸元表に4輪駆動の列はない。レネゲードで4輪駆動が要るなら、探すのは中古のこの型式になる
決める順番は、サンルーフ、色、そのあとに見積書の2行
この車には、グレードを決める工程がない。決めるのは3段階だ
じゃあ、ディーラーで何を答えることになるんだろう
まずサンルーフ。価格表では〈デュアルペインパノラミックサンルーフ〉付きが別の行になっていて、車両重量も車両総重量も別の数字が振られている。注文書を出したあとで追加する方法は用意されていない
2番目は色だよね
色。スレートブルーはパールコート塗装で、オプションカラーの3万3,000円がかかる。ほかの4色にもかかるかどうかは販売店で確かめる。どの色でも、納車後には選び直せない
残りは見積書に出てくるやつか
販売店オプションの2行、地上デジタルテレビチューナーとプレミアムフロアマット。プライスリストに金額が出ていないから、ここだけは金額を見てから考える話になる
装備で迷わなくていいのは楽だけど、逆に、要らないものも全部買ってるってことだよね
そう読める。レザーシートも運転席8ウェイパワーシートも17インチアルミホイールも、外して安くはできない。559万円は、81行のうち78行をまとめて買う値段だ
※価格・諸元・装備は、ジープ(Stellantisジャパン)のRenegade 主要装備/主要諸元表(掲載内容は2025年6月5日現在)と、Jeepプライスリスト(表示価格は2026年7月1日現在の消費税10%込)にもとづきます。相場は執筆時点の情報で、買取相場は掲載物件からの集計値です。実際の査定額は状態や装備で変わります。価格と仕様は変更されることがあります。