ジューク F15の全高|3通りの高さは何で分かれる?
ジュークの全高って1,565mmでしょ? 立体駐車場に入れたいんだけど
2018年8月の諸元表では3通りです。1,550と1,565と1,570mm
同じ車名で20mmも違うの。グレードまで見ないと決められないのか
1,570mmは4WDの3グレード、1,550mmは1グレードだけです先に2WDか4WDか、だね ジュークの全高を「1,565mm」と1つの数字で覚えていると、グレードによっては合いません。2018年8月時点の諸元表に載る8グレードには、1,550mm、1,565mm、1,570mmの3通りがあります。同じ車名のなかで20mmの差です。
低いほうの1,550mmは、専用のローダウンサスペンションが標準で付く1グレードだけ。高いほうの1,570mmは4WDの3グレードだけです。
最低地上高も155mm、165mm、170mmの3種類あります。ただし全高との分かれ方は一致しません。全高が同じ1,570mmでも、最低地上高は170mmのグレードと165mmのグレードがあります。
日産のWEBカタログバックナンバーには、F15型ジュークのカタログが2つ残っています。2010年6月から2014年7月まで掲載された版と、2014年7月から2020年6月まで掲載された版です。この記事の諸元の数字は、ことわりのないかぎり、あとの版に載っている2018年8月時点の諸元表のものです。それより前の年式でどこまで同じことが言えるかは、記事の後半で、前の版に載っている2014年4月時点の諸元表と比べます。
2018年8月時点の8グレードは、全高と最低地上高が3通りに分かれる
日産の主要諸元表(2018年8月時点)には6グレード、ジュークNISMOの諸元表(同じく2018年8月時点)にはNISMOとNISMO RSの2グレードが載っています。価格は、日産のグレード別価格データに残っている最終の税込価格です。
| グレード | 全高 | 最低地上高 | 駆動 | リヤサスペンション | タイヤ | 車両重量 | 新車価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15RX | 1,565mm | 170mm | 2WD | トーションビーム式 | 205/60R16 | 1,200kg | 2,011,900円 |
| 15RX V Selection | 1,565mm | 170mm | 2WD | トーションビーム式 | 215/55R17 | 1,200kg | 2,080,100円 |
| 15RX V Selection Style NISMO | 1,565mm | 170mm | 2WD | トーションビーム式 | 215/55R17 | 1,210kg | 2,289,100円 |
| 15RX V Urban Selection | 1,550mm | 155mm | 2WD | トーションビーム式 | 215/55R17 | 1,200kg | 2,267,100円 |
| 16GT | 1,565mm | 170mm | 2WD | トーションビーム式 | 215/55R17 | 1,300kg | 2,493,700円 |
| 16GT FOUR | 1,570mm | 170mm | 4WD | 独立懸架マルチリンク式 | 215/55R17 | 1,390kg | 2,772,000円 |
| NISMO | 1,570mm | 165mm | 4WD | 独立懸架マルチリンク式 | 225/45R18 | 1,400kg | 3,026,100円 |
| NISMO RS | 1,570mm | 165mm | 4WD | 独立懸架マルチリンク式 | 225/45R18 | 1,410kg | 3,533,200円 |
最低地上高は諸元表の社内測定値です。フロントサスペンションは8グレードとも独立懸架ストラット式で、ここは分かれません。
1,550mmは15RX Vアーバンセレクションだけ
このグレードには「アーバンセレクション専用ローダウンサスペンション」が標準で付きます。8グレードのなかでこの装備が付くのは、15RX Vアーバンセレクションだけです。メーカーオプションではなく、選ぶと必ず付いてくる装備です。
全高は1,565mmから1,550mmへ、最低地上高は170mmから155mmへ。どちらもちょうど15mm下がります。
タイヤは215/55R17で、15RX Vセレクションや16GTと同じサイズです。つまりこの15mmは、タイヤの外径が変わって生まれた差ではありません。
このグレードにはもう1つ、アーバンセレクション専用のクールブラック17インチアルミホイールが標準で付きます。専用ホイールと専用サスペンションはどちらも標準装備なので、中古で「アーバンセレクションだけどサスペンションは標準」という個体は、カタログどおりなら存在しません。
15RX Vセレクションとの差額は約19万円です。
ローダウンって、買ったあとに車高を下げた車のことだと思ってた。新車のときからそうなの?
装備一覧では標準装備です。メーカーオプションの欄ではありません
じゃあ中古車のページでアーバンセレクションの全高が1,550mm、最低地上高が155mmになっていたら、カタログの数字と合ってるわけだ
合っています。そのグレードで1,565mmと170mmが書かれていたら、別のグレードの数字が載っている可能性を先に考えます
1,570mmになるのは4WDの3グレード
16GT FOUR、NISMO、NISMO RS。2018年8月時点の8グレードでは、この3つが4WDのすべてで、全高が1,570mmのグレードもこの3つだけです。NISMOとNISMO RSは、諸元表にベース車が16GT FOURと明記されています。
リヤサスペンションも、この3グレードだけトーションビーム式から独立懸架マルチリンク式に替わります。後ろのトレッドは1,525mmから1,505mmへ20mm狭くなり、車両重量は16GTの1,300kgに対して16GT FOURが1,390kgです。
4WDの3グレードは、最低地上高でさらに2つに分かれます。16GT FOURが170mm、NISMOとNISMO RSが165mm。全高が同じ1,570mmでも、地上高は5mm違います。NISMOの装備一覧には、NISMO専用サスペンションが2グレードとも標準で載っています。

写真: Tokumeigakarinoaoshima — Wikimedia Commons(CC0 1.0)
室内の高さは8グレードとも1,215mm。20mmが問題になるのは駐車場
室内寸法は8グレードとも1,835×1,470×1,215mmで同じです。全高に20mmの差があっても、室内高は1mmも変わりません。
全高の3通りを気にする必要があるのは、車内ではなく駐車場です。
立体駐車場や機械式駐車場の入口には高さ制限が掲示されていますが、その値は施設ごとに違います。日産は2014年7月のマイナーチェンジの発表で、アーバンセレクションを、多くの立体駐車場を利用できるモデルとして紹介しています。アーバンセレクションでもほかのグレードでも、ジュークを入れるつもりなら、使う駐車場の掲示と、見ている個体のグレードの全高を1対1で突き合わせることになります。
このとき気をつけたいのが、中古車の情報ページに載る諸元が代表グレードの値になっていることがある点です。
中古車のページに全高1,565mmって書いてあったら、その数字のまま駐車場を契約しちゃいそう
16GT FOURとNISMO、NISMO RSなら1,570mmです。1,565mmで覚えていると、実際の全高より5mm低く見積もることになります
ページの寸法欄より、グレード名を見て上の表で引き直すほうが先なんだね。駐車場の掲示は現地で見るしかないか
「Style NISMO」と「NISMO」は、全長と全幅では見分けられない
2018年8月時点のジュークには、NISMOという言葉の付くグレードが2系統あります。15RX Vセレクション Style NISMOと、NISMO/NISMO RSです。Style NISMOとNISMOの新車価格の差は約74万円です。
全長と全幅は、この2つで一致します。全長4,165mm、全幅1,770mm。NISMO専用の外装が付かない15RXの4,135×1,765mmより30mm長く5mm広い値です。装備一覧を見ると、Style NISMOにもNISMOにもNISMO専用のフロントバンパーとオーバーフェンダーが標準装備です。全長と全幅だけを見ても、この2つは区別がつきません。
分かれるのは、エンジンや駆動方式、サスペンションのほうです。
| 15RX V Selection Style NISMO | NISMO | |
|---|---|---|
| 車名型式 | ニッサンDBA-YF15 | ニッサンCBA-NF15 |
| エンジン | HR15DE 1.498L 84kW〔114PS〕 | MR16DDT 1.618L 140kW〔190PS〕 |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |
| 駆動方式 | 2WD | 4輪駆動(インテリジェント 4×4) |
| リヤサスペンション | トーションビーム式 | 独立懸架マルチリンク式 |
| 全高/最低地上高 | 1,565mm/170mm | 1,570mm/165mm |
| タイヤ | 215/55R17 | 225/45R18 |
| 車両重量 | 1,210kg | 1,400kg |
| 新車価格 | 2,289,100円 | 3,026,100円 |
Style NISMOは15RX Vセレクションに外装パーツを足したグレードで、エンジンも駆動方式も足まわりも15RX Vセレクションのままです。
NISMOって書いてあったら、ターボで4WDのほうだと思うよ。全長と全幅が同じなら、どこを見ればいいの
車検証の型式です。Style NISMOはDBA-YF15、NISMOとNISMO RSはCBA-NF15です
型式の先頭に付くDBAとCBAが何を表しているかは、型式の頭の記号 E-・DBA-・6AA-|何が読み取れる?にまとめてあります。
タイヤは3サイズあって、いちばん安いグレードのサイドウォールがいちばん高い
2018年8月時点の8グレードのタイヤは、205/60R16、215/55R17、225/45R18の3種類です。16インチは15RXだけ、18インチはNISMOとNISMO RSだけで、残り5グレードが17インチです。
サイドウォールの高さ(断面幅×扁平率)は、16インチが約123mm、17インチが約118mm、18インチが約101mm。サイドウォールがいちばん高いのは、15RXの205/60R16です。 16インチのサイドウォールは17インチより5mm、18インチより22mm高くなります。サイドウォールが高いほど路面の細かい凹凸が伝わりにくくなるので、突き上げは小さくなると考えられます。
一方で、最小回転半径は8グレードとも5.3mで揃っています。18インチのNISMO RSでも変わりません。同じコンパクトSUVでもヴェゼルは16インチが5.3m、18インチが5.5mに分かれます。
エンジン型式は2つです。2018年8月時点の諸元表では、1.5LのHR15DEは最大トルク150N・mを4,000rpmで出し、1.6LターボのMR16DDTは240N・mを1,600rpmから5,200rpmまで出しつづけます。日産は2014年7月のマイナーチェンジの発表で、最大トルクの出る回転域を引き下げて発進加速を良くしたと説明しています。2WDどうしで比べると、車両重量は15RXの1,200kgに対して16GTが1,300kgで約8%の増加、最大トルクは150N・mに対して240N・mで1.6倍です。
NISMO RSだけは、同じMR16DDTでも諸元表の型式欄に「NISMO RS専用チューン」と書かれ、数値も別です。157kW〔214PS〕を6,000rpmで、250N・mを2,400〜6,000rpmで出します。圧縮比は標準のMR16DDTの10.5に対して9.5で、変速機も7速マニュアルモード付から8速に替わります。353万円のいちばん高いグレードは、外装だけでなく、エンジンと変速機もこのグレードだけ別の仕様です。
1.6ターボは無鉛プレミアムガソリン指定です。JC08モード燃費も18.0km/L(15RX系)に対して14.2km/L(16GT)、13.4km/L(16GT FOURとNISMO)、12.6km/L(NISMO RS)と下がります。給油のたびに差が出るので、車両価格の差とは別に計算に入れておきたい項目です。
年式で変わる数字、変わらない数字
ここまでの数字は2018年8月時点の8グレードのものです。「年式の古い個体にも同じ表が使えるのか」と迷うところですが、答えは項目によって違います。
2010年6月9日の発売時にあったのは15RSと15RXの2グレードで、どちらも1.5Lの2WDです。1.6Lターボの16GT(2WD)と16GT FOUR(4WD)は2010年11月2日に、専用ローダウンサスペンションの付くアーバンセレクション(15RSと15RXの2種類)は2011年5月30日に加わりました。NISMOの発売は2013年2月19日、NISMO RSの追加は2014年11月、15RX Vセレクション Style NISMOの追加は2018年8月です。最初の表の8グレードがそろうのは、この最後の追加からです。
バックナンバーには、2014年7月のマイナーチェンジより前の版として、2014年4月時点の諸元表も残っています。こちらと2018年8月時点を比べると、次のようになります。
| 項目 | 2014年4月時点 | 2018年8月時点 |
|---|---|---|
| 全高1,550mm・最低地上高155mmのグレード | 15RX Urban Selection | 15RX V Urban Selection |
| 全高1,570mm・最低地上高170mmのグレード | 16GT FOUR Type V | 16GT FOUR |
| そのほかの2WDの全高 | 1,565mm | 1,565mm |
| 16GT・16GT FOURの最大トルク | 240N・m/2,000〜5,200rpm | 240N・m/1,600〜5,200rpm |
| 16GT・16GT FOURの圧縮比 | 9.5 | 10.5 |
| 16GT・16GT FOURの変速機 | 6速マニュアルモード付無段変速機 | 7速マニュアルモード付無段変速機 |
| 車両重量(16GT/16GT FOUR) | 1,290kg/1,380kg | 1,300kg/1,390kg |
| JC08モード燃費(16GT/16GT FOUR) | 13.0km/L/12.6km/L | 14.2km/L/13.4km/L |
2014年4月時点の16GTと16GT FOURは、グレード名に Type V が付きます。NISMOとNISMO RSはこの表に入れていません。
全高の3通りと、1,550mmがアーバンセレクション、1,570mmが4WDという分かれ方は、2つの時点で同じです。変わっているのは16GTと16GT FOURの数字で、最大トルクが出はじめる回転数、圧縮比、変速機の段数、車両重量、燃費がどれも違います。
2014年4月時点の諸元表にNISMOの列はなく、その時点のNISMOの全高と最低地上高は確かめられていません。エンジンの数字は2013年1月の発表にあり、発売時のNISMOは147kW〔200PS〕・250N・mです。2018年8月時点の諸元表の140kW〔190PS〕・240N・mとは違う数字です。
マイナーチェンジ前の16GT FOUR Type Vを見てるときは、最初の表の16GT FOURの行をそのまま読んでいいの?
全高1,570mmと最低地上高170mmは同じです。車両重量は1,380kgで、最初の表の1,390kgより10kg軽くなります
高さは同じで、重さとエンジンの数字が表と違うんだ。2011年とか2012年の個体だとどうなるの
2011年や2012年の時点の諸元表は、バックナンバーに残っていません。その年式は、車検証に書かれた高さと車両重量で確かめることになります
買取相場は、下限が年式の順に下がり、上限はそうならない
カーセンサーの平均買取相場額は43.5万円〜64.9万円、平均走行距離は6万kmです(2026年9月更新)。年式別に並べるとこうなります。
| 年式 | 買取相場 |
|---|---|
| 2020年(6年落ち) | 69.5万円〜93.7万円 |
| 2018年(8年落ち) | 55.9万円〜83.2万円 |
| 2016年(10年落ち) | 42.3万円〜58.1万円 |
| 2014年(12年落ち) | 30.3万円〜91.2万円 |
| 2011年(15年落ち) | 21.5万円〜49.2万円 |
下限は6年落ちの69.5万円から15年落ちの21.5万円まで、年式が古くなる順に下がります。一方で上限は、12年落ちの2014年が91.2万円で、8年落ちの2018年の83.2万円や10年落ちの2016年の58.1万円より高くなっています。2014年式は下限と上限の差が約61万円あり、同じ年式のなかで幅が広いということです。
グレード別の相場が載っているのは15RX系の5つだけで、16GTや16GT FOUR、NISMOはありません。1.6Lターボのグレードは、グレード別の相場をこのページでは確かめられません。
ここに出ているのは買取相場で、中古車として店頭に並ぶ小売価格ではありません。
中古で探すなら、年式、駆動方式、アーバンセレクションの順に確かめる
最初に確かめるのは年式です。最初の表は2018年8月時点のカタログの数字です。16GT FOURのように、2010年11月に追加されたときと同じ名前のグレードもあります。グレード名が表と同じでも、2018年8月より前の個体は、車検証に書かれた高さと車両重量を表と見比べるところから始めます。全高の分かれ方が2014年4月時点で同じでも、16GTと16GT FOURの車両重量や燃費は別の数字だからです。
次に決めるのは2WDか4WDかです。2014年4月時点と2018年8月時点の諸元表では、4WDのグレードはどれも全高1,570mm、リヤサスペンションは独立懸架マルチリンク式、燃料は無鉛プレミアムです。どれも納車後には変えられません。2018年8月時点の8グレードなら、残るのは最低地上高だけで、16GT FOURの170mmとNISMO、NISMO RSの165mmのどちらかになります。
2WDと決めたら、その次が全高1,550mmのアーバンセレクションを選ぶかどうかです。全高と最低地上高が15mm低いのはこのグレードだけで、ほかのグレードにこのサスペンションの設定はありません。ここも買ったあとで選び直せません。
外装で迷うのはそのあとで構いません。Style NISMOかNISMOかは見た目の話に見えますが、実際には先に決めた駆動方式で決まっています。DBA-YF15を選んだなら、NISMOは選択肢に入っていません。
タイヤとホイールだけは、買ったあとで自分で選び直せます。16インチか17インチかを最初の条件に入れる必要はありません。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのジュークのレビューで読めます。
※価格・相場は執筆時点の情報です。実際の査定額は状態・走行距離・時期・業者・地域で変わります。