ルーミーの一部改良|前の車を追って走る機能はいくらで付く?
ルーミーが改良されたって? 何が変わったの?
G-TとGでも、55,000円でACCが選べるようになりました
Xは88,000円上がりましたえっ、いちばん安いグレードが?
XにはACCも電動パーキングブレーキもありませんじゃあ渋滞に入る日の多さで決めるのか トヨタは2026年8月31日、ルーミーを一部改良して同じ日に発売しました。ウェルキャブ(メーカー完成特装車)の改良車は11月2日の発売です。
この改良で G-T と G に加わったのが、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール/停止保持機能あり)と、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドです。改良前はカスタムG-T とカスタムG に標準で付き、G-T・G・X には設定がありませんでした。改良後は、G-T と G でも注文のときに選べます。
そして、値上げ幅は4通りです。いちばん大きいのは、いちばん安い X の88,000円です。
値上げ幅は4通り。いちばん安いXが88,000円でいちばん大きい
改良前と改良後の価格は、どちらもメーカー希望小売価格(消費税込み)です。北海道・沖縄地区は価格が異なります。
| グレード | 改良前 | 改良後 | 差 |
|---|---|---|---|
| X 2WD | 1,742,400円 | 1,830,400円 | +88,000円 |
| X 4WD | 1,918,400円 | 2,006,400円 | +88,000円 |
| G 2WD | 1,939,300円 | 1,989,900円 | +50,600円 |
| G 4WD | 2,115,300円 | 2,165,900円 | +50,600円 |
| G-T 2WD | 2,065,800円 | 2,117,500円 | +51,700円 |
| カスタムG 2WD | 2,118,600円 | 2,170,300円 | +51,700円 |
| カスタムG 4WD | 2,294,600円 | 2,346,300円 | +51,700円 |
| カスタムG-T 2WD | 2,257,200円 | 2,313,300円 | +56,100円 |
ターボの -T は2WDだけで、4WDがあるのは X・G・カスタムG の3グレードです。この組み合わせは改良の前後で変わっていません。
改良の前と後で付き方や内容が変わった装備のうち、この記事で扱うものを、グレードごとに並べます。
| 主要装備一覧の名前 | カスタムG-T・カスタムG | G-T・G | X |
|---|---|---|---|
| 電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド | 改良前から標準 | 設定なし → 単独なら33,000円、ACCとセットなら55,000円 | 設定なし(変わらず) |
| 全車速追従機能付ACC | 改良前から標準 | 設定なし → 55,000円のメーカーパッケージオプション | 設定なし(変わらず) |
| SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席) | 50,600円のメーカーオプション → 標準 | 50,600円のメーカーオプション → 標準 | 運転席シート上下アジャスター・フロントセンターアームレスト・助手席シートアンダートレイとセットで56,100円のメーカーオプション → 標準 |
| オプティトロンメーター(2眼) | 改良前から標準 | 改良前から標準 | アナログメーター(単眼)→ オプティトロンメーター(2眼)が標準 |
| TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ | 改良前から標準 | 改良前から標準 | LCD → TFTカラーが標準 |
| 運転席シート上下アジャスター | 改良前から標準 | 改良前から標準 | メーカーオプション → 標準 |
| 助手席シートアンダートレイ | 改良前から標準 | 改良前から標準 | メーカーオプション → 標準 |
| コーナーセンサー | フロント2個/リヤ2個 → フロント2個/リヤ4個 | フロント2個/リヤ2個 → フロント2個/リヤ4個 | フロント2個/リヤ2個 → フロント2個/リヤ4個 |
| ディスプレイオーディオ(9インチHD) | 標準 → オーディオレスが標準。ディスプレイオーディオは86,900円か119,900円のメーカーパッケージオプション | 標準 → 同左 | 標準 → オーディオレスが標準。ディスプレイオーディオは86,900円のメーカーパッケージオプション |
| ステアリングスイッチ(TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ操作) | 改良前から標準 | 改良前から標準 | 設定なし → 標準 |
| スーパーUVカット・IRカット機能付グリーンガラス(フロントドア・フロントクォーター) | 改良前から標準 | 改良前から標準 | 17,600円のメーカーオプション → 設定なし |
G の値上げ幅50,600円は、改良前に G でSRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグを選ぶときの価格と、同じ額です。X のそのオプションは、改良前は運転席シート上下アジャスター・フロントセンターアームレスト・助手席シートアンダートレイとの4点セットで56,100円でした。X の値上げ幅88,000円は、その4点セットの価格より31,900円多い額です。 トヨタは値上げの内訳を公表していないので、ここで言えるのは金額の関係までです。
このエアバッグ、改良前は5万円も6万円もしたんだ
改良前は6つのエアバッグのうち、運転席・助手席のSRSエアバッグだけが標準で、サイドとカーテンシールドはメーカーオプションでした。工場で取り付けるものなので、選ばなかった中古車にあとから足すことはできません
じゃあ改良前の中古車には、付いている個体と付いていない個体があるんだ。1台ずつ確かめないとな
一部改良より前のグレードごとの装備は、改良前のルーミーのグレード比較にあります。価格も装備も改良前の内容です。
G-TとGは、33,000円と55,000円のどちらかを選ぶ
電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドだけなら、33,000円(消費税抜き30,000円)で単独でも付けられます。これを選ぶと、足踏み式パーキングブレーキは付きません。
ACC まで要るなら、メーカーパッケージオプションの★F です。55,000円(消費税抜き50,000円)で、中身は6つあります。
| ★F 全車速追従機能付ACC&電動パーキングブレーキ(55,000円) |
|---|
| 全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール/停止保持機能あり) |
| ステアリングスイッチ(全車速追従機能付ACC操作用) |
| 電動パーキングブレーキ |
| ブレーキホールド |
| 全車速追従機能付ACC専用ディスプレイ |
| センタークラスターパネル(ピアノブラック塗装/シルバー加飾付) |
33,000円と55,000円の差は22,000円です。この22,000円で増えるのは、ACC とその操作用ステアリングスイッチ、専用ディスプレイです。センタークラスターパネルは増えるのではなく、G-T と G に標準のピアノブラック調材着から、ピアノブラック塗装(シルバー加飾付)に置き換わります。
トヨタの説明では、ブレーキホールドは「HOLD」スイッチを押しておくと、渋滞や信号待ちでブレーキを踏んで停まったときにブレーキを保持し、アクセルを踏むと解除されます。電動パーキングブレーキはシフトレバーを「P」に入れると自動で作動し、「P・N」以外でアクセルを踏むと自動で解除されます。全車速追従機能付ACC は、設定した車速の範囲内で先行車との距離を保ち、先行車が停まれば続いて停止し、「+RES」スイッチかアクセルで追従走行に戻ります。
毎日の通勤で信号待ちの長い道を走るなら、先に要るのは33,000円の電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドのほうです。ブレーキホールドは、停まっている時間にブレーキペダルから足を離せる装備で、渋滞と信号待ちで使います。ACC のほうは、先行車に合わせて減速し、停まり、また付いていくところまでやります。トヨタの説明でも「高速走行時や渋滞時などの加減速をサポート」とされています。22,000円を足すかどうかは、先行車に付いて走る時間が長いかどうかで決まります。停まっているあいだ足を離せれば足りるなら、33,000円のほうで済みます。

電動パーキングブレーキを付けると、足元のペダルはどうなるの?
足踏み式パーキングブレーキは非装着になります。両方が付くわけではありません
足元を覗けば、その個体がどちらかは一目で分かるってことか
見分けはつきます。ただし後から入れ替えることはできません
Xは88,000円上がって、電動パーキングブレーキもACCも選べないまま
X の価格は、2WDで約183万円(1,830,400円)になりました。X で新しく標準になったものには、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ、オプティトロンメーター(2眼)、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、運転席シート上下アジャスター、助手席シートアンダートレイがあります。メーターとディスプレイは、改良前の X ではアナログメーター(単眼)とLCDでした。
電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドと全車速追従機能付ACC は、改良後も X だけ設定がありません。33,000円を出しても、★Fの55,000円を出しても選べません。パノラミックビューモニターも同じで、X を除く全車のメーカーパッケージオプションです。
X のコンフォートパッケージ(★E)は、28,600円から23,100円に下がり、中身は5点から2点になりました。
| 改良前 | 改良後 | |
|---|---|---|
| 価格(X) | 28,600円 | 23,100円 |
| 中身 | 運転席・助手席シートヒーター、シートバックテーブル、運転席シート上下アジャスター、フロントセンターアームレスト、助手席シートアンダートレイ | 運転席・助手席シートヒーター、シートバックテーブル |
X 以外の4グレード(カスタムG-T・カスタムG・G-T・G)のコンフォートパッケージは34,100円で、こちらにはナノイーXが入ります。X 向けの23,100円にナノイーXが入らないところは、改良の前後で同じです。
X で標準になったものには、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグのほか、運転席まわりの装備やウェルカムランプがあります。一方で、改良前は標準だったディスプレイオーディオがオーディオレスに替わり、17,600円で選べたスーパーUVカット・IRカット機能付グリーンガラスは設定がなくなりました。電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドとパノラミックビューモニターは、88,000円上がったあとも X では選べません。
主要諸元は改良の前後でどの項目も同じ数値
寸法も重量も燃費もエンジンも、改良の前と後で同じ数値です。室内の寸法も変わっていないので、荷室や後席の使い方は改良前の個体と同じ前提で考えられます。
| 項目 | カスタムG-T | カスタムG | G-T | G・X |
|---|---|---|---|---|
| 車両型式(2WD) | 4BA-M900A-GBVJ | 5BA-M900A-GBVE | 4BA-M900A-GBGJ | 5BA-M900A-GBGE/5BA-M900A-GBME |
| 車両型式(4WD) | 設定なし | 5BA-M910A-GBVE | 設定なし | 5BA-M910A-GBGE/5BA-M910A-GBME |
| 全長 | 3,705mm | 3,705mm | 3,700mm | 3,700mm |
| 全幅 | 1,670mm | 1,670mm | 1,670mm | 1,670mm |
| 全高 | 1,735mm | 1,735mm | 1,735mm | 1,735mm |
| ホイールベース | 2,490mm | 2,490mm | 2,490mm | 2,490mm |
| 室内長/室内幅/室内高 | 2,180/1,480/1,355mm | 2,180/1,480/1,355mm | 2,180/1,480/1,355mm | 2,180/1,480/1,355mm |
| 最低地上高 | 130mm | 130mm | 130mm | 130mm |
| 車両重量 | 1,110kg | 1,090kg(4WD 1,140kg) | 1,110kg | 1,080kg(4WD 1,140kg) |
| 最小回転半径 | 4.7m | 4.6m | 4.6m | 4.6m |
| エンジン | 1KR-VET・0.996L・ターボ | 1KR-FE・0.996L | 1KR-VET・0.996L・ターボ | 1KR-FE・0.996L |
| 最高出力/最大トルク | 72kW/140N·m | 51kW/92N·m | 72kW/140N·m | 51kW/92N·m |
| 燃料消費率(WLTCモード) | 16.8km/L | 18.4km/L(4WD 16.8km/L) | 16.8km/L | 18.4km/L(4WD 16.8km/L) |
| 燃料タンク容量 | 36L | 36L(4WD 38L) | 36L | 36L(4WD 38L) |
ターボの1KR-VET は、最大トルク140N·mが2,400〜4,000rpmで出ます。自然吸気の1KR-FE は92N·mで、出るのは4,400rpmです。140N·mが2,400rpmから出るぶん、ターボは坂道や高速道路の合流で高い回転まで回さずに済みます。その代わりWLTCモードの燃費は16.8km/Lで、2WDの自然吸気の18.4km/Lより1.6km/L低くなります。
足まわりは、前がマクファーソンストラット式コイルスプリング、後ろが2WDでトーションビーム式コイルスプリングです。タイヤはカスタムG-T だけが175/55R15、残りの7タイプが165/65R14です。タイヤの側面の高さは、175/55R15 が約96mm、165/65R14 が約107mmです(断面幅×扁平率)。側面が11mm厚いぶん、細かい段差や路面の継ぎ目は165/65R14 のほうが伝わりにくいと考えられます。

雪の日のために4WDにすると、足まわりも変わるの?
リヤがトーションビーム式からトレーリングリンク車軸式に変わります。どう感じるかまでは諸元表に書かれていませんが、形式が違うのは確かです
駆動方式は買ったあとで変えられないもんな。4WDにするかどうかは、住んでいる場所で雪が何日降るかから決めることになるか
2026年式の買取相場は104.6万円〜172.8万円。改良の前と後は分かれていない
カーセンサーのルーミーの買取相場ページ(※2026年8月更新)では、2026年式が104.6万円〜172.8万円、2025年式(1年落ち)が96.9万円〜161.4万円、2024年式(2年落ち)が82.5万円〜131.4万円と載っています。どれも業者が買い取るときの価格の目安で、販売店の店頭価格ではありません。
この年式別の表は、一部改良の前と後を分けていません。改良後の個体は8月31日に発売されたばかりで、2026年式の行に改良後の個体が何台入っているかも、ページには書かれていません。
実際の金額は状態・走行距離・時期・業者・地域で変わるため、査定で確認してください。
注文の前に答える3つの問い
決める順番は、グレードが先ではありません。次の3つに答えると、グレードのほうが決まります。
1つ目は、信号待ちや渋滞でブレーキペダルを踏み続けたくないかどうかです。ブレーキホールドは電動パーキングブレーキとセットでしか付きません。G-T と G なら33,000円で足せて、カスタムG-T とカスタムG には最初から付いています。X にはどちらの設定もないので、X を選ぶのは、この2つが「いらない」と決まったときです。
2つ目は、先行車に付いて走るあいだのアクセルとブレーキの操作を減らしたいかどうかです。G-T と G は、55,000円のメーカーパッケージオプションにすると ACC まで入ります。33,000円との差は22,000円です。
3つ目は、駐車のときに真上から見た映像が要るかどうかです。パノラミックビューモニターは、パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ(33,000円)か、ディスプレイオーディオまで含むパノラミックビューパッケージ(119,900円)に入っていて、X では選べません。コーナーセンサーのほうは、リヤが4個になって全車標準です。
3つともメーカーオプションで、工場で取り付けるものです。注文が済んだあとには足せません。
2026年8月の改良より前の個体も含めて、ルーミーに乗っている人の評価はみんカラのレビューページにあります。
価格・装備・諸元は、トヨタの2026年8月版の資料と2025年7月版の資料にもとづく執筆時点(2026年9月23日)の情報です。