ポロとT-Cross|荷室と出力はどれだけ違う?
平日は1人で通勤して、週末は4人で荷物を積んで出かけるんだ。ポロとT-Crossで迷ってるんだよね
モデルページの表示価格は、ポロが2,898,000円~、T-Crossが3,399,000円~
2つの表示の差は約50万円です。どちらも「この金額から」という表示で、どのグレードの価格なのかはページに書かれていません。
ここで比べるポロは、ポロのグレードのうちTSI Active Basic・TSI Active・TSI Style・Edition 50・TSI R-Lineの5つです。ポロにはGTIもありますが、エンジンが直列4気筒の1,984ccで異なるため、この比較には含めていません。T-Crossのグレードは、TSI Active・TSI Style・TSI R-Line・TSI R-Line Premium Sound Editionの4つです。
T-Crossを選ぶと、荷室は後席を起こしたままで104L、最高出力は21PS大きくなり、全高は130mm高くなります。ホイールベースはどちらも2,550mmで、エンジンの型式と排気量も同じです。後席のスライド機能とテンポラリースペアタイヤは、T-Crossの4グレードすべてに付きます。
前後のタイヤの間隔は同じで、荷室は104L大きい
| ポロ(TSI) | T-Cross | 差 | |
|---|---|---|---|
| ホイールベース | 2,550mm | 2,550mm | 0mm |
| 全高 | 1,450mm | 1,580mm | +130mm |
| 荷室(後席を起こした状態) | 351L | 455L | +104L |
| 荷室(後席を倒した状態) | 1,125L | 1,281L | +156L |
荷室の容量はどちらもVDA(ドイツ自動車工業会)方式による値で、ポロはTSIの5グレード、T-Crossは4グレードで同じです。後席を起こした状態では、T-Crossの荷室はポロの約1.3倍です。
T-Crossの後席は、主要装備表で「分割可倒式シート(後席、スライド機能)」とされています。ポロの後席は「分割可倒式シート(後席)」で、スライド機能の記載はありません。
週末は4人乗るから、後ろの席は倒せないんだ
その日に比べるのは、後席を起こした状態の容量。倒した状態の容量は、平日1人で大きな物を積む日に見ればいい

全長と全幅は、T-Crossのグレードで2通り
| ポロ(TSI) | T-Cross(TSI Active・TSI Style) | T-Cross(TSI R-Line・TSI R-Line Premium Sound Edition) | |
|---|---|---|---|
| 車両型式 | 3BA-AWDLA | 3BA-C1DKR | 3BA-C1DKR |
| 全長 | 4,085mm | 4,140mm | 4,135mm |
| 全幅 | 1,750mm | 1,760mm | 1,785mm |
| 最小回転半径 | 5.1m | 5.1m | 5.1m |
| 車両重量 | 1,180kg | 1,260kg | 1,260kg |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
T-Crossはポロより全長が50〜55mm長く、全幅も10〜35mm広いものの、最小回転半径は2台とも5.1mで変わりません。
全幅はポロの1,750mmでも小型自動車の上限1.70mを超えるので、2台とも3ナンバーです。車両重量はT-Crossが80kg重くなりますが、1,180kgも1,260kgも1トンを超えて1.5トン以下に入るので、自動車重量税の段は同じです。

最高出力は21PS、最大トルクは25N·m大きい
| ポロ(TSI) | T-Cross | |
|---|---|---|
| エンジン・トランスミッション | DUS(直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ・999cc)・7速DSG | ポロと同じ |
| 最高出力 | 70kW(95PS)/5,000〜5,500rpm | 85kW(116PS)/5,500rpm |
| 最大トルク | 175N·m(17.9kgm)/1,600〜3,500rpm | 200N·m(20.4kgm)/2,000〜3,500rpm |
| 燃料タンク/使用燃料 | 40L/無鉛プレミアム | ポロと同じ |
| 燃料消費率(WLTCモード) | 17.6km/L または 17.1km/L※ | 17.0km/L |
| サスペンション 前/後 | マクファーソンストラット(スタビライザー付)/トレーリングアーム | ポロと同じ |
| ブレーキ 前/後 | ベンチレーテッドディスク/ドラム | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
※ポロのWLTCモード燃費は、公式の資料に17.6km/Lと17.1km/Lの2つの値があります。資料ごとの値は記事末尾の注にあります。
1PSあたりの車両重量は、ポロが約12.4kg、T-Crossが約10.9kgです。T-Crossは車両重量が80kg重いものの、1PSあたりではポロより軽くなります。
最大トルクを出し始める回転数は、T-Crossのほうが400rpm高い2,000rpmで、上限はどちらも3,500rpmです。
| グレード | ポロ | T-Cross |
|---|---|---|
| TSI Active Basic | 185/65 R15(約120mm) | (グレードなし) |
| TSI Active | 185/65 R15(約120mm) | 205/60 R16(約123mm) |
| TSI Style | 195/55 R16(約107mm) | 205/55 R17(約113mm) |
| Edition 50 | 215/45 R17(約97mm) | (グレードなし) |
| TSI R-Line | 215/45 R17(約97mm) | 215/45 R18(約97mm) |
| TSI R-Line Premium Sound Edition | (グレードなし) | 215/45 R18(約97mm) |
( )はタイヤ側面(サイドウォール)の高さです。T-CrossのTSI Styleは、デザインパッケージを付けると215/45 R18(約97mm)になります。
標準のタイヤを同じ名前のグレードどうしで比べると、TSI ActiveとTSI StyleではT-Crossのサイドウォールが厚いので、段差の突き上げをタイヤで和らげやすいと考えられます。TSI R-Lineではどちらも約97mmです。ポロのTSI R-Lineには「R-Line専用スポーツサスペンション」が付き、T-Crossの主要装備表にはスポーツサスペンションの記載がありません。
スペアタイヤはT-Crossに付き、シートヒーターと運転支援はグレードで分かれる
| 装備 | ポロ(TSI) | T-Cross |
|---|---|---|
| スペアタイヤ | 主要装備表に記載なし(5グレードともタイヤ応急修理キットが標準) | テンポラリースペアタイヤが4グレードとも標準 |
| シートヒーター(運転席/助手席) | Edition 50に標準。ほかの4グレードはオプションにも設定なし | TSI Style・TSI R-Line・TSI R-Line Premium Sound Editionに標準。TSI Activeはオプションにも設定なし |
| 同一車線内全車速運転支援システム”Travel Assist”、アダプティブクルーズコントロール”ACC” | TSI Style・Edition 50・TSI R-Lineに標準。TSI Activeはオプション(パッケージ)、TSI Active Basicは設定なし | 4グレードとも標準 |
| レーンチェンジアシストシステム”Side Assist Plus”、駐車支援システム”Park Assist”、リヤトラフィックアラート | TSI Style・Edition 50・TSI R-Lineに標準。TSI Activeはオプション(パッケージ)、TSI Active Basicは設定なし | TSI R-Line Premium Sound Editionに標準。ほかの3グレードはオプション(パッケージ) |
| ルーフレール | 主要装備表に記載なし | 4グレードとも標準(TSI Active・TSI R-Line Premium Sound Editionはブラック、TSI Style・TSI R-Lineはシルバー) |
| アクティブボンネット | 5グレードとも標準 | 主要装備表に記載なし |
| チャイルドシート固定装置 | i-Size基準適合(助手席/後席左右)が5グレードとも標準 | ISOFIX基準適合(後席左右)が4グレードとも標準 |
オプション(パッケージ)とした装備は、2台ともパッケージに含まれていて、単独では選べません。パッケージの価格はモデルページにも主要装備表にも載っていませんが、オプションを組み合わせた見積りは、フォルクスワーゲンの見積りシミュレーションで作れます。
週末に遠くへ出かけた先でパンクしたらと思うと、スペアタイヤがあると落ち着くんだよね
メーカーの装備としてスペアタイヤが付くのは、2台のうちT-Crossだけ
荷室と出力の差は、どのグレードを選んでも残る
ポロとT-Crossのどのグレードを選んでも、荷室の容量と出力、スペアタイヤの有無の差は2台のあいだに残ります。
グレードで変わるのは、シートヒーター、標準のタイヤ、Park Assistが標準かオプションかといった装備です。T-CrossでPark Assistまで標準で揃うのはTSI R-Line Premium Sound Editionで、モデルページでは全国限定300台と案内されています。ポロでシートヒーターが付くのはEdition 50で、こちらもモデルページで全国限定500台と案内されています。
じゃあ最初に考えるのは、週末の荷物が後席を起こしたままで積めるかなんだ。車が決まれば、ヒーターやタイヤはそのあとでグレードを見ればいいんだよね
車庫の入口の高さと奥行きを測るのも、最初のうち。T-Crossの全高1,580mmと全長4,135〜4,140mmで足りれば、ポロはそれより低くて短い
※価格はフォルクスワーゲン グループ ジャパンのモデルページの表示で、どちらも「~」付きです。諸元・装備・荷室容量は「Polo 主要装備表・主要諸元表」(2026年6週以降生産車両)と「T-Cross 主要装備表・主要諸元表」(2026年18週以降生産車両)によります。ポロのWLTCモード燃費は、主要装備表・主要諸元表が17.6km/L、モデルページが17.1km/Lです。サイドウォールの高さは、タイヤの断面幅と扁平率から計算した値です。いずれも執筆時点の情報で、最新の内容は販売店にご確認ください。