CX-5の3グレード|後席シートヒーターと黒い内装は両立するか?

販売店の前に置かれたグレーのマツダ CX-5 G 2WD(5AA-KMYSDP)を左後方から見た外観。黒いルーフレールと、切削加工の2トーンのアルミホイールが見える
写真: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons ( CC0 1.0 )
クラ

CX-5 の G と L で迷ってるんだ。帰省で高速道路をよく走るから、ドライバー異常時対応システムは付けたい。でも子どもがまだ小さくて車の中でよくこぼすから、内装は黒のままがいいんだよね

シキ

G でそれを付けると、内装はピュアホワイト/ブラックになる。黒のままで付けたいなら L

マツダ CX-5(5AA-KMYSDP)の機種は S・G・L の3つで、それぞれに2WDと4WDがあります。G で選べるメーカーセットオプションは EX Package の1つだけです。ドライバー異常時対応システム(DEA)も、リアシート・シートヒーターも、内装色のピュアホワイト/ブラックも、このパッケージに一緒に入っています。

機種2WD4WDメーカーセットオプション
S3,300,000円3,536,500円設定なし
G3,520,000円3,756,500円EX Package:227,700円
G+EX Package3,747,700円3,984,200円EX Package を含む額
L4,070,000円4,306,500円シートカラー/インテリアコーディネーション(スポーツタン):44,000円/パノラマサンルーフ:121,000円/両方:165,000円

G に EX Package を足した額と L との差は、2WD・4WD とも約32万円です。S と G の差は22万円、G と L の差は55万円あります。特別塗装色(ソウルレッドクリスタルメタリックが77,000円、マシーングレープレミアムメタリックとロジウムホワイトプレミアムメタリックが55,000円)は、S・G・L のどれでも選べます。

G の EX Package には、DEA や後席のシートヒーターと一緒に内装色が入っている

G の装備表でメーカーオプションになっている装備は、特別塗装色を除けば、すべて EX Package の中身です。マツダのグレード比較ページは、メーカーオプションを「△」で示したうえで「Gの△は、全て合わせて『EX Package』としてお選びいただく必要があります」と注記しています。リアシート・シートヒーターだけ、DEA だけを選ぶことはできません。

EX Package に入っているものSGL
クルージング&トラフィック・サポート(CTS)[緊急停止支援機能付(ドライバー・モニタリング連動)]なしEX Package標準
CTS[ハンズオフアシスト機能(渋滞時)]なしEX Package標準
CTS[車線変更アシスト機能]なしEX Package標準
ドライバー・モニタリングなしEX Package標準
ドライバー異常時対応システム(DEA)なしEX Package標準
前側方接近車両検知(FCTA)なしEX Package標準
スマート・ブレーキ・サポート(SBS)[走行時(前進時左右接近物検知機能)]なしEX Package標準
リアシート・シートヒーターなしEX Package標準
助手席6Wayパワーシートなし(ラチェットレバー式シートリフター)EX Package(標準はラチェットレバー式シートリフター)標準
外部接続ハブ・USB端子(Type-C:リア×2)なしEX Package標準
Boseサウンドシステム(AUDIOPILOT3+Centerpoint2)+12スピーカーなし(マツダ・ハーモニック・アコースティックス+8スピーカー)EX Package(標準は S と同じ8スピーカー)標準
バーグラアラームシステムなしEX Package標準
LEDマップランプ(リア)、グローブボックス内LEDイルミネーションなしEX Package標準
シートカラー/インテリアコーディネーションブラック標準はブラック。EX Package でピュアホワイト/ブラック標準はブラック。スポーツタンは44,000円

S の「なし」は、メーカーオプションでも付けられないという意味で、販売店で付けるアクセサリーは含めていません。

S と G にも、クルージング&トラフィック・サポート(CTS)[緊急停止支援機能付]は標準で付いています。EX Package で加わる CTS は、名前に「ドライバー・モニタリング連動」が付く緊急停止支援と、ハンズオフアシスト機能(渋滞時)、車線変更アシスト機能の3つです。後側方接近車両検知(RCTA)、360°ビュー・モニター、ドライバー・アテンション・アラート(DAA)なども、S から標準です。

マツダの総合カタログは、DEA を「運転者が急病などで運転の継続が困難になった場合に、車両を減速・停止させる」システムと説明しています。ハンズオフアシスト機能(渋滞時)の説明は「高速道路や自動車専用道路で渋滞している場合は、運転者がハンドルから手を放してもハンドル操作をアシストします」です。

クラ

冬は、後ろの席でチャイルドシートの隣に座る家族がいるんだ。後ろのシートヒーターだけ付けられたらよかったんだけど

シキ

G だと、それもパッケージの中。リアシート・シートヒーターは温度を3段階で調整できるタイプで、運転席と助手席のシートヒーターは S から標準

ピュアホワイト/ブラックを選ぶと、シートの色のほかに、インパネデコレーションパネル、フロントコンソールの加飾・サイドパッド・リッド、ドアトリムがピュアホワイトのものに替わります。シートの材質は合成皮革/レガーヌ®のままで、フロントとリアのアームレストは合成皮革のブラックです。

L は EX Package の装備が標準。レザーやシートベンチレーションも付く

L は、EX Package の中身のうち内装色を除く装備が、すべて標準で付きます。内装色はブラックが標準で、ピュアホワイト/ブラックは選べません。下の表は、G に EX Package を付けても付かない L の標準装備と、L だけで選べるメーカーセットオプションです。G の欄には、G に代わりに付く装備を書いています。

項目G+EX PackageL
シート材質合成皮革/レガーヌ®レザー
運転席&助手席シートベンチレーションなし標準
ドライバーパーソナライズ(自動設定復元/自動ドライビングポジションガイド/エントリーアシスト)なし標準
ヘッドランプの自動制御ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
センターディスプレイ12.9インチ15.6インチ
リフトゲートパワーリフトゲートハンズフリー機能付パワーリフトゲート
アンビエントライト(フロントドア)、オーバーヘッドコンソールLEDダウンライト、ステアリングシフトスイッチなし標準
フットランプ(フロント)ショップオプション標準
クラッディングと、フロントバンパー・サイド・リアバンパーのガーニッシュ材着ブラックピアノブラック
19インチアルミホイール(タイヤはどちらも225/55R19)切削加工:ブラックメタリック塗装ブラックメタリック塗装
パノラマサンルーフ設定なし121,000円
内装色ピュアホワイト/ブラックブラック(標準)、スポーツタン(44,000円)
濃い青のマツダ CX-5 L を左前方から見た外観。黒いアルミホイールを履き、バンパーの下側とフェンダーまわりが黒い
写真: CX-5 L。L はクラッディングとガーニッシュがピアノブラック、19インチのホイールがブラックメタリック塗装です。撮影 Oq10pass — Wikimedia Commons(CC0)
クラ

保育園の送迎で、毎日乗り降りするんだよね

シキ

L のドライバーパーソナライズには、エントリーアシストが入ってる。ドライバーが乗り降りするときに、シートを自動でスライドさせる機能

CX-5 L の前席まわりを後席側から見た様子。ベージュ系の色のシートと、ダッシュボードの横長の加飾、中央の大きな画面が見える
写真: CX-5 L の前席まわり。L の内装色はブラックとスポーツタン(44,000円)の2つで、写真の車はスポーツタンです。撮影 Oq10pass — Wikimedia Commons(CC0)

S は EX Package を選べない。タイヤのサイドウォールは3機種でいちばん高い

G で標準になり S に付かない装備は、運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能(S はラチェットレバー式シートリフター)、ステアリングヒーター、フロントワイパーデアイサー、アクティブ・ドライビング・ディスプレイ、パワーリフトゲート、ルーフレール、リバース連動ドアミラー、運転席側と助手席側のシートバックポケット、ヘッドランプとリアコンビランプのシグネチャーLEDランプです。シートは S がクロス、G が合成皮革/レガーヌ®です。

タイヤは S が225/65R17、G と L が225/55R19 です。タイヤの側面(サイドウォール)の高さをサイズの表記から計算すると、S が約146mm、G と L が約124mm で、S のほうが20mmあまり高くなります。サスペンションは3機種とも前がマクファーソン式、後ろがマルチリンク式です。

寸法とエンジンは3機種で共通。車両重量は機種と駆動方式で分かれる

項目値
車名・型式マツダ・5AA-KMYSDP
全長×全幅×全高4,690×1,860×1,695mm
ホイールベース/最低地上高2,815mm/205mm
室内長×室内幅×室内高1,890×1,592×1,299mm(パノラマサンルーフ装着車は室内高1,267mm)
乗車定員/最小回転半径5名/5.6m
車両重量(2WD/4WD)S 1,640/1,710kg、G 1,670/1,740kg、L 1,670/1,740kg(パノラマサンルーフ装着車は1,710/1,770kg)
エンジンPY-VPH型・水冷直列4気筒DOHC16バルブ・2.488L・131kW(178PS)/6,000〜6,200rpm・237N·m(24.2kgf·m)/3,800〜4,000rpm
モーター・電池MK型・4kW(6.5PS)/1,000rpm・60.5N·m(6.2kgf·m)/100rpm、リチウムイオン電池
変速機6EC-AT
燃費(WLTCモード)2WD 15.2km/L、4WD 14.2km/L
燃料タンク2WD 56L、4WD 58L(無鉛レギュラーガソリン)

全幅1,860mm と総排気量2.488L は、どちらも小型自動車(5ナンバー)の上限を超えるので、3機種とも3ナンバーです。

4WD には、どの機種にもリアフォグランプ、ヘッドランプウォッシャー、大型ウォッシャータンク&ウォッシャー液残量警告灯、ヒルディセントコントロール、Mi-Drive のオフロードモードが標準で付きます。マツダは寒冷地仕様を設けておらず、全車を寒冷地を考慮した仕様としています。

内装の色から考えると、見積もりを取る機種が絞れる

メーカーオプションは注文のときに申し込むもので、マツダは「メーカーの工場で装着するため、ご注文後はお受けできません」としています。EX Package も、L のスポーツタンとパノラマサンルーフも、注文した時点で付くかどうかが決まります。

メーカーセットオプションの範囲で、内装の色ごとに選ぶ機種を並べると次のとおりです。

  • ブラックのままで、DEA やリアシート・シートヒーターも付けたい:L
  • ピュアホワイト/ブラックにしたい:G に EX Package
  • スポーツタンにしたい:L にスポーツタン(44,000円)
  • ブラックのままで、EX Package の装備はなくてもよい:G か S

色にこだわりがなければ、G+EX Package から L にすると約32万円高くなり、レザーやシートベンチレーション、ドライバーパーソナライズ、アダプティブ・LED・ヘッドライトなどが加わります。

クラ

ピュアホワイト/ブラックのシートがどんな感じか、家族で見てから決めたいな

シキ

総合カタログのシート材質のページに、5種類のシートの写真が並んでる。ピュアホワイト/ブラックとスポーツタンも載ってる

※価格・諸元・装備は、マツダが公表している CX-5 の Technical Information(2026年5月現在)、総合カタログ、グレード比較ページ、室内空間ページの内容です。価格はメーカー希望小売価格(消費税10%込み)で、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う諸費用、販売会社でセットする付属品の費用は含まず、リサイクル料金(16,660円)が別途必要です。いずれも執筆時点の情報で、最新の内容は販売店にご確認ください。