プラドのディーゼル|2018年と2020年のカタログで何が変わった?
プラドのディーゼル、2018年6月と2020年8月のカタログで何が違う?
2018年6月のカタログは177PS、2020年8月は204PS・500N·m
じゃあ、車の重さや大きさも変わったの?車両重量も寸法も燃料タンクの87Lも、2冊で同じ値
年式か型式の頭で、204PSの車か見分けられる?年式では分からない。3DA-でも必ず204PSとまでは言えない トヨタの旧車情報に載っているランドクルーザー プラドのカタログで、2.8Lディーゼル(1GD-FTV)の最高出力は、2018年6月のカタログでは130kW(177PS)、2020年8月のカタログでは150kW(204PS)です。最大トルクは450N·mから500N·mになり、車両型式の頭はLDA-から3DA-に変わっています。
一方で、車両重量、全長・全幅・全高、ホイールベース、燃料タンクの87L、6速ATの変速比は、2冊のカタログで同じ値です。中古のプラドをディーゼルで探すとき、2020年8月のカタログの204PSの車に絞っても、同じ仕様どうしなら、車体の大きさと重さは2018年6月のカタログの車と変わりません。
2018年6月と2020年8月のカタログで、変わった数字と変わらなかった数字
ディーゼルは2冊とも、TZ-G(7人乗り)、TX“Lパッケージ”(7人乗り・5人乗り)、TX(7人乗り・5人乗り)の5つの仕様です。
| ディーゼル | 2018年6月のカタログ | 2020年8月のカタログ |
|---|---|---|
| 車両型式の頭 | LDA- | 3DA- |
| 最高出力〈ネット〉 | 130kW(177PS)/3,400r.p.m. | 150kW(204PS)/3,000〜3,400r.p.m. |
| 最大トルク〈ネット〉 | 450N·m(45.9kgf·m)/1,600〜2,400r.p.m. | 500N·m(51kgf·m)/1,600〜2,800r.p.m. |
| 燃料消費率(国土交通省審査値) | JC08モード:11.2〜11.8km/L | WLTCモード:11.2km/L(市街地8.7・郊外11.3・高速道路12.7km/L) |
| エンジン | 1GD-FTV(直列4気筒・2.754L) | 1GD-FTV(直列4気筒・2.754L) |
| 車両重量 | 2,180〜2,330kg | 2,180〜2,330kg |
| 全長×全幅 | 4,825×1,885mm | 4,825×1,885mm |
| 全高 | 1,835〜1,850mm | 1,835〜1,850mm |
| ホイールベース | 2,790mm | 2,790mm |
| 最低地上高 | 220mm | 220mm |
| 最小回転半径 | 5.8m | 5.8m |
| 燃料タンク容量 | 87L | 87L |
| トランスミッション | 6速AT(6 Super ECT)・第1速3.600〜第6速0.580・減速比3.909 | 6速AT(6 Super ECT)・第1速3.600〜第6速0.580・減速比3.909 |
| 駆動方式 | フルタイム4WD | フルタイム4WD |
2冊の主要諸元表で値が違うのは、型式の頭、最高出力、最大トルク、燃料消費率の4つです。表に載せていない室内寸法・サスペンション・ブレーキ・副変速比も、2冊で同じ値です。2021年6月のカタログも、主要諸元表の数字は2020年8月のカタログと同じです。
2冊の数字の差は、最高出力が20kW(27PS)、最大トルクが50N·mです。最大トルクが出る回転数は、下側の1,600r.p.m.はそのままで、上側が2,400r.p.m.から2,800r.p.m.に広がりました。最高出力が出る回転数は、3,400r.p.m.から3,000〜3,400r.p.m.になっています。車両重量は同じままで、トルクと出力の数字が上がっています。
TZ-Gの燃費は、どっちのカタログも11.2km/Lなんだ。出力が上がっても、燃費は落ちてないってこと?
そうは読めない。2018年6月のカタログはJC08モード、2020年8月のカタログはWLTCモードで、測り方が違う。11.2という数字が同じでも、同じモードで測った値じゃない
帰省で高速を走る日の見当なら、高速道路の12.7km/Lを見ればいいんだね
2020年8月のカタログの車ならね。2018年6月のカタログのJC08モードは1つの値だけで、走り方ごとの内訳は載っていない
5つの仕様ごとの値も、2冊で同じです。
| 2冊で同じ値 | TZ-G 7人乗り | TX“Lパッケージ” 7人乗り | TX“Lパッケージ” 5人乗り | TX 7人乗り | TX 5人乗り |
|---|---|---|---|---|---|
| 型式(頭の3文字を除く) | GDJ151W-GKTZY | GDJ150W-GKTEY-L | GDJ150W-GGTEY-L | GDJ150W-GKTEY | GDJ150W-GGTEY |
| 車両重量 | 2,330kg | 2,230kg | 2,190kg | 2,220kg | 2,180kg |
| 全高 | 1,835mm | 1,850mm | 1,850mm | 1,850mm | 1,850mm |
| 室内長 | 2,520mm | 2,520mm | 1,825mm | 2,520mm | 1,825mm |
| リヤサスペンション | 車軸式エアスプリング | 車軸式コイルスプリング | 車軸式コイルスプリング | 車軸式コイルスプリング | 車軸式コイルスプリング |
| 標準のタイヤ | 265/55R19 | 265/65R17 | 265/65R17 | 265/65R17 | 265/65R17 |
車両重量は、寒冷地仕様やチルト&スライド電動ムーンルーフなどのオプションを付けると増えます。265/55R19のタイヤは、2冊ともTX“Lパッケージ”ではメーカーオプションで選べて、TXには設定がありません。
型式の頭のLDA-と3DA-は排出ガス規制の記号で、出力の記号ではない
型式の頭の3文字は排出ガス規制の識別記号です。国土交通省の一覧では、1文字目のLは平成21年規制、3は平成30年規制を表し、2文字目のDは燃料が軽油でハイブリッドのない車を表します。
ガソリン車(2TR-FE)の型式の頭も、2018年6月のカタログのCBA-から、2020年8月のカタログでは3BA-に変わっています。ガソリン車の最高出力120kW(163PS)と最大トルク246N·mは、2冊で同じです。
撮影者の説明では、記事冒頭の写真は3DA-GDJ150W、下の写真はLDA-GDJ150Wで、どちらもTX“Lパッケージ”です。

トヨタは旧車情報のページで、旧車カタログは各型式の代表的なものであること、カタログ情報の年月とお客様のクルマの登録日は異なる場合があることを断っています。
中古車サイトだと、2019年式と2021年式が並んでるんだよね。その年式で、204PSの車かどうかを見分けられるの?
年式では分からない。旧車情報では、2018年6月のカタログの次が2020年8月で、2019年のカタログは載っていない。その間に作られた車がどちらの数字かは、この資料からは決まらない
じゃあ、車検証の型式の頭で見分けるんだ。3DA-なら204PS?
2018年6月のカタログはLDA-で177PS、2020年8月のカタログは3DA-で204PS。ただ、頭の3文字は排出ガス規制の記号で、出力を表す記号じゃない。ガソリン車は3BA-になっても出力が同じだったから、3DA-なら必ず204PS、とまでは言えない
年式よりは手がかりになるけど、それだけで204PSの車だと決めちゃいけないんだね
2020年8月のカタログでは、プリクラッシュセーフティが夜の歩行者と昼の自転車運転者にも対応
Toyota Safety Sense は、2冊ともディーゼルの5つの仕様すべてに標準装備です。プリクラッシュセーフティが検知する対象は、2018年6月のカタログでは「歩行者[昼]」、2020年8月のカタログでは「歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]」です。
2020年8月のカタログでは、Toyota Safety Sense にロードサインアシストが加わり、先行車発進告知機能も付いています。どちらも5つの仕様すべてに標準装備で、2018年6月のカタログにはこの2つの記載がありません。
冬は暗くなってから塾の迎えに出るから、うちには204PSより、この[昼夜]のほうが気になるんだ
装備一覧表から分かるのは、検知する対象の名前まで。暗い道でどこまで止まれるかは、この表からは読めない。ただ、2冊のカタログで違うのがエンジンの数字だけじゃないのは確か
全長が4,825mmになったのは、2017年9月のカタログから
2015年6月と2016年8月のカタログでは、全長は4,760mmです。2017年9月のカタログから4,825mmになり、2021年6月のカタログまで同じ値が続きます。全幅1,885mmとホイールベース2,790mmは、6冊とも同じです。
ディーゼルの車両重量は、2017年9月のカタログでは5つの仕様とも2018年6月のカタログより10kg軽く、TZ-Gは2,320kgです。2015年6月と2016年8月のカタログでは、ディーゼルはTZ-G(7人乗り)、TX“Lパッケージ”(7人乗り)、TX(5人乗り)の3つの仕様で、TZ-Gの車両重量は2,300kgです。
うちの車庫は奥行きに余裕がないから、65mmの差でも車庫を測り直したくなるんだ
4,760mmが載っているのは2016年8月のカタログまで。これもカタログの年月の話で、登録年とそのまま重なるわけじゃない。車庫がぎりぎりなら、候補の車そのものの長さを確かめておきたい
カーセンサーの年式別の相場は、ディーゼルとガソリンを分けていない
カーセンサーの「ランドクルーザープラド」は世代をまたいだ車種名で、グレード別の表にはKD-KZJ78WやGF-RZJ95Wの行もあります。下の年式別の買取相場は、グレードもディーゼル・ガソリンも分けずに集計した値です。
| 年式(カーセンサーの表記・抜粋) | 年式別の買取相場 |
|---|---|
| 2022年(4年落ち) | 256.1万〜365.4万円 |
| 2021年(5年落ち) | 229.8万〜344.9万円 |
| 2020年(6年落ち) | 241万〜416.1万円 |
| 2019年(7年落ち) | 237.2万〜391.1万円 |
| 2018年(8年落ち) | 223.2万〜303.4万円 |
| 2017年(9年落ち) | 202.7万〜349万円 |
| 2016年(10年落ち) | 193.4万〜285.3万円 |
2020年の行は1年分をまとめた数字で、2020年8月のカタログの前の車と後の車を分けていません。
| ディーゼルのグレード(カーセンサーの表記・抜粋) | 型式 | 年式 | 新車価格(税込) | 買取相場 |
|---|---|---|---|---|
| 2.8 TZ-G ディーゼルターボ 4WD | 3DA-GDJ151W | 令和3(2021)年06月~ | 554.3万円 | 385.6万〜466.2万円 |
| 2.8 TX Lパッケージ 70th アニバーサリー リミテッド ディーゼルターボ 4WD | 3DA-GDJ150W | 令和3(2021)年06月~ | 496.0万円 | 338.3万〜396.7万円 |
| 2.8 TX Lパッケージ ディーゼルターボ 4WD | 3DA-GDJ150W | 令和3(2021)年06月~ | 483.9万円 | 328.4万〜388.1万円 |
| 2.8 TX Lパッケージ ブラック エディション ディーゼルターボ 4WD | 3DA-GDJ150W | 令和2(2020)年08月~ | 493.1万円 | 325.8万〜377.5万円 |
| 2.8 TX ディーゼルターボ 4WD | 3DA-GDJ150W | 令和3(2021)年06月~ | 433.0万円 | 292万〜336.9万円 |
| 2.8 TX Lパッケージ Gフロンティア ディーゼルターボ 4WD | LDA-GDJ150W | 平成28(2016)年08月~ | 477.6万円 | 238.6万〜293.2万円 |
LDA-の行はGフロンティアの1つだけで、同じグレード名の3DA-の行はありません。この表から、型式の頭の違いが相場にどう出るかは読めません。
買取相場は、カーセンサーネットに掲載された物件の価格をもとにカーセンサーが集計した参考値(2026年8月更新)です。実際の査定額は、装備や状態で1台ごとに変わります。
204PS・500N·mを条件に入れるときの確かめ先は、お客様相談センターと現車
エンジンの数字や Toyota Safety Sense の検知対象のように、2018年6月と2020年8月のカタログで違う項目を条件に入れるなら、候補の車がどちらのカタログの仕様かは、年式や型式の頭からは決めきれません。トヨタは旧車情報のページで、仕様・装備はトヨタ自動車 お客様相談センターに問い合わせるよう案内し、中古車を買うときは現車で仕様・装備を確かめるよう書いています。
7人乗りか5人乗りか、エアスプリングのTZ-Gかコイルスプリングのほかの4仕様か、という選び方は、2018年6月と2020年8月のどちらのカタログの車にも同じように当てはまります。現行のランドクルーザー(FJ・70・250・300)と大きさを比べるなら、4車種を価格順に並べた記事の全長・全幅・最小回転半径の表が使えます。
相場とカタログの記載は、2026年9月14日時点で各ページに出ているものです。