日産 アリア|大きい電池と4WDはいくら高い?
アリアは高いのを買えば装備が増えるんだよね
プロパイロットも全席シートヒーターも、B6から標準です
装備で選べないなら、何で選ぶんだ
電池で約79万円4WDで約61万円 NISMOを除くアリアの4タイプは、装備ではなく、電池の大きさと駆動方式で選びます。プロパイロットも、全席のシートヒーターも、ステアリングヒーターも、いちばん安いB6に標準で付いています。
見積もりの前に決めることは2つです。1つは、電池を66kWhから91kWhにする約79万円を払うかどうかです。払うと一充電走行距離が2WDで470kmから640kmに延び、20インチのタイヤも選べるようになります。もう1つは、4WDのe-4ORCEにする約61万円を払うかどうかです。後輪にもモーターが入り、ドライブモードにSNOWが加わります。
上乗せは電池の約79万円と、4WDの約61万円の2種類
価格は2026年10月時点のメーカー希望小売価格(税込)です。
| グレード | 電池 | 駆動 | 価格 | 一充電走行距離 |
|---|---|---|---|---|
| B6 | 66kWh | 2WD | 6,675,900円 | 470km |
| B6 e-4ORCE | 66kWh | 4WD | 7,280,900円 | 460km |
| B9 | 91kWh | 2WD | 7,467,900円 | 640km |
| B9 e-4ORCE | 91kWh | 4WD | 8,072,900円 | 610km |
電池と駆動方式のどちらか1つだけを変えて2タイプを比べると、差額は2通りしかありません。
| 変えるもの | 組み合わせ | 上乗せ |
|---|---|---|
| 電池 66kWh → 91kWh | B6 → B9 | 792,000円 |
| 電池 66kWh → 91kWh | B6 e-4ORCE → B9 e-4ORCE | 792,000円 |
| 2WD → 4WD | B6 → B6 e-4ORCE | 605,000円 |
| 2WD → 4WD | B9 → B9 e-4ORCE | 605,000円 |
約79万円で91kWhにすると、一充電走行距離は2WDで470kmから640kmへ、4WDで460kmから610kmへ延びます。車両重量は2WDで140kg、4WDで130kg増えます。
約61万円でe-4ORCEにすると、後輪にもモーターが1基入ります。フロントと同じAM67型で、定格出力45kW、最高出力160kW(218PS)、最大トルク300N·mです。19インチホイールの色はシルバーからブラックに変わり、一充電走行距離は66kWhで10km、91kWhで30km短くなります。
迷ったら、B6 e-4ORCEかB9のどちらかにしておけば無難かな
その2つの価格差は約19万円です。ただ、買うものが違います。B6 e-4ORCEは後輪のモーター、B9は180km長い一充電走行距離と、20インチを選べることです
雪道はたまにしか走らなくても、4WDにしておけば安心な気がするけど
SNOWモードが付くのは4WDだけです。ただ、最低地上高は4WDのほうが10mm低い170mmです

装備の違いは、20インチとSNOWモードと見た目だけ
タイプによって付き方が違う装備は、次の表の3つと、4WDのドライブモードとエンブレムです。
| 装備 | B6(2WD) | B6 e-4ORCE(4WD) | B9(2WD) | B9 e-4ORCE(4WD) |
|---|---|---|---|---|
| キッキングプレート〈フロントドア、リヤドア〉 | 標準 | 標準(アルミ加飾付) | 標準 | 標準(アルミ加飾付) |
| 235/55R19 101Vタイヤ&19インチアルミホイール | 標準(シルバー) | 標準(ブラック) | 標準(シルバー) | 標準(ブラック) |
| 255/45R20 101Vタイヤ&20インチアルミホイール | ー | ー | メーカーオプション | メーカーオプション |
キッキングプレートの加飾と19インチホイールの色は2WDと4WDで分かれ、20インチはB6とB9で分かれます。加飾とホイールの色は見た目の違いで、使える機能は変わりません。
ドライブモードセレクターは4タイプとも標準ですが、選べるモードは2WDがSTANDARD・SPORT・ECOの3つ、4WDはそこにSNOWを足した4つです。4WDには、e-4ORCEのエンブレムも付きます。
同じ日産でもキックスは、19インチやパノラミックガラスルーフ、前席のシートヒーターがタイプによって付いたり付かなかったりします。アリアで4タイプとも標準の装備には、たとえば次のものがあります。
- プロパイロット、プロパイロットパーキング、インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知、3Dビュー機能付)
- 統合型インターフェースディスプレイと12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ、NissanConnect インフォテインメントシステム(12.3インチ、Google搭載)
- 本革巻ステアリング(ステアリングヒーター付)、全席ヒーター付シート、バッテリーヒーター
- 運転席パワーシート(2WAYランバーサポート)、助手席パワーシート、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム
- 電動センターコンソールボックス(アームレスト付)、ワイヤレス充電器、ETC2.0ユニット、USB電源ソケット(TYPE-C 2個〈フロント、リヤ〉)、AC外部給電コネクター
- プラズマクラスター技術搭載オートエアコン、PTC素子ヒーター(7kW)、ヒートポンプシステム
BOSE Premium Sound System(10スピーカー)は、807万円台のB9 e-4ORCEでもメーカーオプションです。日産オリジナルドライブレコーダーは、4タイプともディーラーオプションです。
装備でタイプを選ばないなら、販売店で迷うのはどこになるの?
タイプを決めたあとに付けるメーカーオプションです。本革シートもプロパイロット 2.0も、そちらで選びます

20インチが選べるのはB9とB9 e-4ORCE。航続は40kmと50km短くなる
B6とB6 e-4ORCEは、20インチをオプションでも選べません。
| 項目 | 19インチ(4タイプ標準) | 20インチ(B9とB9 e-4ORCEのメーカーオプション) |
|---|---|---|
| タイヤ | 235/55R19 101V | 255/45R20 101V |
| サイドウォールの高さ | 約129mm | 約115mm |
| ホイール | 19×7.5J | 20×8J |
| インセット/P.C.D. | 40/114.3(5穴) | 45/114.3(5穴) |
| B9 の一充電走行距離 | 640km | 600km |
| B9 e-4ORCE の一充電走行距離 | 610km | 560km |
| B9 の交流電力量消費率 | 169Wh/km | 180Wh/km |
| B9 e-4ORCE の交流電力量消費率 | 171Wh/km | 187Wh/km |
20インチにすると、タイヤの側面の高さが約14mm低くなります。サスペンションは4タイプとも、前が独立懸架ストラット式、後ろが独立懸架マルチリンク式です。20インチにしても、サスペンションの形式は変わりません。
178kWのフロントモーターは、B9の2WDだけ
フロントモーターの最高出力は、B9だけが178kW(242PS)で、ほかの3タイプは160kW(218PS)です。同じ91kWhの電池でも、4WDのB9 e-4ORCEは218PSです。
| 項目 | B6 | B6 e-4ORCE | B9 | B9 e-4ORCE |
|---|---|---|---|---|
| フロントモーター型式 | AM67 | AM67 | AM67 | AM67 |
| 定格出力 | 45kW | 45kW | 45kW | 45kW |
| 最高出力 | 160kW(218PS)/5,950-13,000rpm | 160kW(218PS)/5,950-11,960rpm | 178kW(242PS)/6,600-7,200rpm | 160kW(218PS)/5,950-11,960rpm |
| 最大トルク | 300N·m/0-4,392rpm | 300N·m/0-4,392rpm | 300N·m/0-4,392rpm | 300N·m/0-4,392rpm |
| リヤモーター最高出力 | ー | 160kW(218PS)/5,950-10,320rpm | ー | 160kW(218PS)/5,950-10,320rpm |
| リヤモーター最大トルク | ー | 300N·m/0-4,392rpm | ー | 300N·m/0-4,392rpm |
| 最終減速比 前/後 | 11.090/ー | 8.896/7.679 | 11.090/ー | 8.896/7.679 |
最大トルクは4タイプとも300N·mで、最大トルクが出る回転数は0rpmからです。止まった状態から最大トルクを出せるので、回転が上がるのを待つ必要がありません。4WDは、同じ300N·mのモーターが後輪にも入ります。
セットオプションは5つ。どのタイプでも選べる中身は同じ
主要装備一覧で ◇1〜◇5 と番号が付いたメーカーオプションは、番号ごとにまとめて注文するセットです。
| 記号 | 中身 |
|---|---|
| ◇1 | ステアリングスイッチ(アドバンスドドライブアシストディスプレイ設定、オーディオ、ハンズフリーフォン、プロパイロット 2.0)/ヘッドアップディスプレイ(プロパイロット 2.0情報表示機能、カラー表示)/アドバンスド アンビエント ライティング(マルチカラー)/ダブルシャークフィンアンテナ/プロパイロット リモート パーキング/プロパイロット 2.0/クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ〈運転席側〉) |
| ◇2 | ◇1と同じ7点+パノラミックガラスルーフ+ルーフレール |
| ◇3 | シート地(本革)/抗菌仕様〈シート〉(本革)/運転席パワーシート(4WAYランバーサポート)/前席ベンチレーションシート |
| ◇4 | シート地(ナッパレザー)/抗菌仕様〈シート〉(ナッパレザー)/運転席パワーシート(4WAYランバーサポート)/前席ベンチレーションシート |
| ◇5 | クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ〈運転席側〉) |
前席ベンチレーションシートが付くのは、本革の◇3かナッパレザーの◇4を選んだときだけです。標準のスエード/合皮コンビのシートに、ベンチレーションだけを足すことはできません。夏に背中が汗ばむのを気にするなら、シートの素材と一緒に決めます。
本革にすると、冬の朝にシートが冷たくならない?
全席ヒーター付シートは、4タイプとも標準です。本革やナッパレザーを選んでも、シートヒーターは付いたままです
寒冷地仕様のうち、バッテリーヒーターは4タイプとも標準です。ワイパーデアイサーとリヤLEDフォグランプ〈運転席側〉は、◇1・◇2・◇5のどれかを選んだときに付きます。この2つだけを付けるなら◇5です。
パノラミックガラスルーフは単独でも選べて、ルーフレールと一緒に付けるときは◇2になります。ガラスルーフを付けると、室内高は1,210mmから1,170mmになり、頭の上が40mm狭くなります。プロパイロット 2.0を付けた車は、全高が1,655mmから1,665mmになります。プロパイロット 2.0を付けて機械式駐車場を使うなら、高さ制限と比べる数字は1,665mmです。

メーカーオプションは工場で取り付けるので、注文したあとから付け足すことはできません。
寸法は4タイプとも同じ。分かれるのは最低地上高と重さ
| 項目 | B6 | B6 e-4ORCE | B9 | B9 e-4ORCE |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | ZAA-FE0 | ZAA-SNFE0 | ZAA-FE0 | ZAA-SNFE0 |
| 全長/全幅 | 4,595/1,850mm | 同 | 同 | 同 |
| 全高(プロパイロット 2.0装備車) | 1,655mm(1,665mm) | 同 | 同 | 同 |
| 室内 長/幅 | 2,075/1,540mm | 同 | 同 | 同 |
| 室内 高(ガラスルーフ装備車) | 1,210mm(1,170mm) | 同 | 同 | 同 |
| ホイールベース | 2,775mm | 同 | 同 | 同 |
| トレッド 前/後 | 1,585/1,590mm | 同 | 同 | 同 |
| 最低地上高 | 180mm | 170mm | 180mm | 170mm |
| 最小回転半径 | 5.4m | 5.4m | 5.4m | 5.4m |
| 車両重量 | 1,920kg | 2,050kg | 2,060kg | 2,180kg |
| 車両総重量 | 2,195kg | 2,325kg | 2,335kg | 2,455kg |
最小回転半径は4タイプとも5.4mで、駐車場での取り回しはどのタイプでも同じです。後席は4タイプとも6:4分割で、リクライニングが付きます。
車両重量は、いちばん軽いB6の1,920kgから、いちばん重いB9 e-4ORCEの2,180kgまで、260kgの幅があります。2WDのB9は2,060kgで、4WDのB6 e-4ORCEの2,050kgより10kg重くなります。電池を91kWhにするほうが、後輪にモーターを足すより重さが増えます。
車両総重量は、4タイプとも車両重量に275kgを足した数字です。アリアは5人乗りで、車検証の車両総重量は乗る人を1人55kgで数えます。
電費の差は、街中を走るときにいちばん大きい
交流電力量消費率は、1km走るのに使う電力量です。数字が小さいほど、少ない電気で走れます。表は19インチの値です。
| モード | B6 | B6 e-4ORCE | B9 | B9 e-4ORCE |
|---|---|---|---|---|
| 総合 | 166Wh/km | 169Wh/km | 169Wh/km | 171Wh/km |
| 市街地 | 150Wh/km | 164Wh/km | 155Wh/km | 169Wh/km |
| 郊外 | 166Wh/km | 167Wh/km | 163Wh/km | 167Wh/km |
| 高速道路 | 177Wh/km | 176Wh/km | 178Wh/km | 177Wh/km |
市街地モードは150Wh/kmから169Wh/kmまで19Wh/kmの差があり、高速道路モードは176Wh/kmから178Wh/kmまでの2Wh/kmに収まります。街中の通勤が中心なら4タイプの差が出やすく、高速道路が中心ならほとんど差がありません。
NISMOは2タイプとも4WDで、約850万円と約951万円
日産の価格表に並ぶアリアは6タイプで、ここまでの4タイプのほかにNISMOが2タイプあります。
価格はNISMO B6 e-4ORCEが約850万円、NISMO B9 e-4ORCEが約951万円で、差は約101万円です。B6 e-4ORCEとB9 e-4ORCEの差は約79万円なので、NISMOのほうが差が大きくなります。
全長は4,650mmで、4タイプより55mm長くなります。タイヤは255/45R20 105W XLが標準です。最低地上高はNISMO B6 e-4ORCEが170mm、NISMO B9 e-4ORCEが165mmで、車両重量は2,080kgから2,220kgです。NISMO B9 e-4ORCEは、プロパイロット装着車とプロパイロット 2.0装着車で全高が1,650mmと1,660mm、車両重量が2,210kgと2,220kgに分かれます。一充電走行距離と交流電力量消費率は、NISMOの主要諸元には載っていません。
NISMOは持込み登録でNMC扱いになり、登録するときの車両重量などは実測値が使われるので、主要諸元の値(設計値)と違う場合があります。
NISMOも、電池と4WDの2つで選ぶの?
NISMOは2タイプとも4WDなので、タイプで選ぶのは電池だけです。20インチも標準です
4タイプの買取相場は、B9(2WD)だけまだ出ていない
カーセンサーの買取相場(2026年9月更新)は、B6、B6 e-4ORCE、B9 e-4ORCEの3つに出ています。売るときの価格で、中古車として売られている価格ではありません。
| グレード | 買取相場 |
|---|---|
| B6 | 240.6万円〜313.1万円 |
| B6 e-4ORCE | 266.5万円〜357.9万円 |
| B9 | まだ出ていない |
| B9 e-4ORCE | 311.8万円〜391.9万円 |
B9(2WD)は参照できるデータが少ないため、カーセンサーは買取相場を出していません。年式別では、2025年式(1年落ち)が283.4万円〜414.4万円です。
見積もりを取る1台は、駆動方式、電池の順に決める
最初に決めるのは駆動方式です。2WDと4WDでは車検証に載る型式がZAA-FE0とZAA-SNFE0に分かれ、買ったあとに変えることはできません。SNOWモードが付くかどうかも、ここで決まります。
次が電池です。20インチを付けたいなら、B6とB6 e-4ORCEは候補から外れます。ただし20インチにすると、一充電走行距離は19インチより、B9で40km、B9 e-4ORCEで50km短くなります。
この2つを決めれば、見積もりを取る1台が決まります。見積もりでは、付けるかもしれないセットオプションの金額も一緒に出してもらいます。タイプの差額とオプションの金額を、1枚の見積書で比べられます。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのアリアのレビューで読めます。