日産 キックス|室内高が低くなるのはどの仕様か?
高いグレードのほうが広いよね?
Gの2タイプだけ1,195mmです。35mm低くなります
なんで高いGのほうが天井が低いの?
理由は諸元表にも装備一覧にもありません天井までが35mm短いのか キックスの12タイプのうち、室内高が1,195mmなのは G と G e-4ORCE の2つです。ほかの10タイプは1,230mmで、差は35mmあります。この2タイプは、パノラミックガラスルーフが標準で付く2タイプでもあります。
室内高は、室内の床から天井までの高さです。数字のうえでは、G の2タイプだけ天井までが35mm短いことになります。シートを高めに合わせて座る人には、価格より先に見ておきたい数字です。
X+ より約35万円高い G のほうが、天井が低いの? 車体ごと低くなってるわけじゃないよね
全高は G も X+ も同じで、駆動方式でしか変わりません。寸法の行で G だけ数字が違うのは、室内高です
外から見た高さが同じなら、駐車場の高さ制限は G でも同じ条件だ。気にするのは、乗ってからの頭の上か
室内高1,195mmは、12タイプのうち G の2つだけ
キックスは、ROCK CREEKの4タイプを含めて12タイプです。ROCK CREEKは2026年8月20日に発表され、発売は12月23日です。先に、ROCK CREEK以外の8タイプの寸法を並べます。
| 項目 | X シンプルパッケージ | X | X+ | G | X e-4ORCE シンプルパッケージ | X e-4ORCE | X+ e-4ORCE | G e-4ORCE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 型式 | 6AA-P16 | 6AA-P16 | 6AA-P16 | 6AA-P16 | 6AA-SNP16 | 6AA-SNP16 | 6AA-SNP16 | 6AA-SNP16 |
| 全長/全幅 | 4,365/1,800mm | 同 | 同 | 同 | 同 | 同 | 同 | 同 |
| 全高 | 1,615mm | 1,615mm | 1,615mm | 1,615mm | 1,610mm | 1,610mm | 1,610mm | 1,610mm |
| 室内 長/幅 | 1,930/1,450mm | 同 | 同 | 同 | 同 | 同 | 同 | 同 |
| 室内 高 | 1,230mm | 1,230mm | 1,230mm | 1,195mm | 1,230mm | 1,230mm | 1,230mm | 1,195mm |
| ホイールベース | 2,655mm | 2,655mm | 2,655mm | 2,655mm | 2,655mm | 2,655mm | 2,655mm | 2,655mm |
| 最低地上高 | 170mm | 170mm | 170mm | 170mm | 170mm | 170mm | 170mm | 170mm |
| 車両重量 | 1,430kg | 1,430kg | 1,450kg | 1,480kg | 1,550kg | 1,550kg | 1,550kg | 1,590kg |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.3m | 5.3m | 5.3m | 5.3m | 5.3m | 5.3m | 5.3m |
主要諸元表を8タイプぶん横に並べると、室内高の行で数字が違うのは G と G e-4ORCE の2列です。全高は2WDの4タイプが1,615mm、4WDの4タイプが1,610mmで、同じ駆動方式の中では G もほかのタイプと変わりません。室内寸法と最低地上高は、日産の社内測定値です。
ROCK CREEKの4タイプは、室内高が4タイプとも1,230mmです。全高も2WDが1,615mm、4WDが1,610mmで、X シンプルパッケージ、X、X+ とそれぞれの e-4ORCE(以下、X系の6タイプ)と同じ数字になっています。
G と G e-4ORCE の屋根には、パノラミックガラスルーフ(電動チルト&スライド、電動格納式シェード付)とルーフレールが標準で付きます。X系の6タイプは、主要装備一覧でこの2つが標準にもオプションにもなっていません。ROCK CREEKの主要装備一覧にガラスルーフの行はなく、ブラックルーフレールが付くのはUtility Specの2タイプです。
ガラスルーフのぶん、天井が下がってるってこと?
室内高が1,195mmの2タイプは、ガラスルーフが標準の2タイプと同じです。ただ、それを理由として書いた箇所は、主要諸元表にも主要装備一覧にもありません
理由が分からないなら、G に座って頭の上の空きを確かめるしかないか。空が見える屋根は魅力なんだけどな
日産の「よくあるご質問」には、座席ごとのヘッドクリアランスを答えた項目があります。ただ、数字は座席ごとに1つずつで、ガラスルーフの有無では分けられていません。G とほかのタイプで頭の上の空きがどれだけ違うかは、資料の数字からは分かりません。

19インチが付くのも G の2タイプで、タイヤの側面は約28mm薄い
G に付くタイヤは225/45R19 92W、X系の6タイプは215/60R17 96Hです。ROCK CREEKも4タイプとも215/60R17なので、19インチになるのは G と G e-4ORCE だけです。
タイヤの側面(サイドウォール)の高さは、17インチが約129mm、19インチが約101mmです。路面とホイールのあいだにあるゴムが、G では約28mm薄くなります。道路の継ぎ目や歩道の段差を越えるときに、最初にたわむのがこの部分です。
| 項目 | 17インチのX系6タイプ | 19インチのGとG e-4ORCE |
|---|---|---|
| タイヤ | 215/60R17 96H | 225/45R19 92W |
| サイドウォール高さ | 約129mm | 約101mm |
| ホイール | 17×7.0J | 19×7.5J |
| インセット/P.C.D. | 35/114.3(5穴) | 35/114.3(5穴) |
| 車両重量(2WD) | X+ 1,450kg | G 1,480kg |
| 車両重量(4WD) | X+ e-4ORCE 1,550kg | G e-4ORCE 1,590kg |
| 燃料消費率 WLTC(2WD) | 25.7km/L | 23.4km/L |
| 燃料消費率 WLTC(4WD) | 21.5km/L | 20.1km/L |
ホイールは17×7.0Jと19×7.5Jで、インセット35、P.C.D.114.3の5穴という取り付け寸法は同じです。
G は X+ より、2WDで30kg重く、WLTCモードの燃料消費率は2.3km/L低くなります。4WDどうしでは40kgと1.4km/Lの差です。タイヤとホイールのほかに、ガラスルーフや運転席パワーシートといった X+ に無い装備も含んだ差なので、19インチだけの影響とは言えません。
サスペンションは12タイプとも、前が独立懸架ストラット式、後ろがトーションビーム式です。足まわりの形式は同じで、G ではタイヤとホイールが19インチになります。
19インチにすると小回りも変わると思ってた。駐車場で切り返す回数が増えるのは困るんだ
最小回転半径は12タイプとも5.3mです。17インチでも19インチでも、この数字は変わりません
切り返しの回数は変わらないのか。それなら19インチは、いつも通る道の段差を試乗で走ってから決めたい

動力は12タイプとも e-POWER
12タイプとも、エンジンは発電用で、車輪を回すのはモーターです。フロントモーター(YM52)は最高出力105kW(143PS)、最大トルク315N·mで、最大トルクが出る回転数は2WDが0〜2,700rpm、4WDが0〜2,000rpmです。0rpmから最大トルクが出る表記なので、発進のときに回転が上がるのを待つ必要がありません。
4WDには、リヤにモーター(MM48)が加わります。最高出力は50kW(68PS)、最大トルクは140N·m(0〜3,300rpm)です。発電用のエンジン(HR14DDe)は1.433Lの直列3気筒で、72kW(98PS)、115N·mです。燃料は無鉛レギュラーガソリン、タンク容量は45Lです。
前席のヒーターが選べないのは、X シンプルパッケージだけ
主要装備一覧の「寒冷地仕様/その他」の欄には、7つの装備が載っています。「ホットプラスパッケージ」の4点と「クリアビューパッケージ」の2点、それに高濃度不凍液です。
| 装備 | X シンプルパッケージ | X | X+ | G | X e-4ORCE シンプルパッケージ | X e-4ORCE | X+ e-4ORCE | G e-4ORCE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ステアリングヒーター | ー | ◆1 | ◆11 | ◆11 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| 前席ヒーター付シート | ー | ◆1 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| リヤヒーターダクト | ー | ◆1 | ◆11 | ◆11 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| ヒーター付ドアミラー | ー | ◆1 | ◆11 | ◆11 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| ワイパーデアイサー | ー | ◆1 | ◆11 | ◆11 | ー | ◆2 | 標準 | 標準 |
| リヤLEDフォグランプ〈運転席側〉 | ー | ◆1 | ◆11 | ◆11 | ー | ◆2 | メーカーオプション | メーカーオプション |
| 高濃度不凍液 | ー | ◆1 | ◆11 | ◆11 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
◆はセットのメーカーオプションで、単体では選べません。セットの中身は次のとおりです。
- ◆1 … LEDフォグランプ/ホットプラスパッケージ(ステアリングヒーター、前席ヒーター付シート、リヤヒーターダクト、ヒーター付ドアミラー)/クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ〈運転席側〉)/高濃度不凍液
- ◆2 … LEDフォグランプ/クリアビューパッケージ
- ◆11 … ホットプラスパッケージ(ステアリングヒーター、リヤヒーターダクト、ヒーター付ドアミラー)/クリアビューパッケージ/高濃度不凍液
同じ「ホットプラスパッケージ」でも、◆1は4点、◆11は3点です。◆11に前席ヒーター付シートは入っていません。X+ と G では、この装備が最初から標準です。
X シンプルパッケージは、主要装備一覧で7項目のすべてが設定なしです。メーカーオプションにもなっていないので、注文のときに足せません。同じシンプルパッケージでも、4WDの X e-4ORCE シンプルパッケージなら5項目が標準で、付かないのはワイパーデアイサーとリヤLEDフォグランプ〈運転席側〉の2つです。
X+ e-4ORCE と G e-4ORCE では、ワイパーデアイサーも標準になります。7項目のうちオプションで残るのはリヤLEDフォグランプ〈運転席側〉の1つで、これは単体のメーカーオプションです。
いちばん安い X シンプルパッケージにして、寒い朝にハンドルが冷たかったら、あとからヒーターを足せばいいと思ってた
メーカーオプションは工場で付けるため、注文のあとでは受け付けないと主要装備一覧に書かれています。日産のアクセサリーのページにも、ステアリングやシートのヒーターは載っていません
4WDにするだけで5つか6つ付いてくるなら、約35万円の差額にはそのぶんも入ってるんだね
4WDにはリヤモーターも加わります。約35万円のうち、どこまでが冬の装備の分かは、分けて書かれていません
セットオプションの金額は、主要装備一覧にも価格・グレードのページにも載っていません。◆1や◆11がいくらになるかは、見積もりで確かめることになります。
100V AC電源が選べないのは、12タイプ中4つ
ラゲッジに付く100V AC電源(1500W)は、X、X+、G とそれぞれの e-4ORCE の6タイプでメーカーオプションです。2つのシンプルパッケージには設定がありません。ROCK CREEKは、Utility Specの2タイプだけがセットオプションで選べ、ROCK CREEKとROCK CREEK e-4ORCEには設定がありません。1500Wのコンセントでどの家電が使えるかは、車中泊のAC100V電源|シエンタ・セレナ・フリードで選べるのはどれ?で、家電のワット数から順に整理しています。
日産の「よくあるご質問」では、後席を使う状態の荷室容量(VDA方式)が、2WDの100V AC電源なしで476L、100V AC電源付きで400Lです。電源を付けると76L減ることになります。4WDは340Lで、100V AC電源の有無で荷室の寸法は変わらないと注記されています。荷室の寸法と載るスーツケースの個数は、新型キックスと改良CX-30|同じ予算で燃費と装備はどれだけ違う?に仕様ごとの表があります。
2つのシンプルパッケージは「オーディオレス+4スピーカー」が標準で、NissanConnectインフォテインメントシステムはメーカーオプションにもなっていません。画面を付けるなら、ディーラーオプションの日産オリジナルディスプレイオーディオになります。
| 装備 | X シンプルパッケージ | X | X+ | G |
|---|---|---|---|---|
| オーディオレス+4スピーカー | 標準 | 標準 | ー | ー |
| NissanConnect[シンプル](12.3インチ・6スピーカー・ナビ by ZENRIN) | ー | ◆4/◆9 | 標準 | 標準 |
| NissanConnect(12.3インチ・6スピーカー・Google 搭載) | ー | ◆5 | ◆5 | ◆8 |
| 車載通信ユニット(TCU) | ー | ◆4/◆5/◆9 | 標準 | 標準 |
| BOSEパーソナルプラスサウンドシステム(10スピーカー) | ー | ー | ー | メーカーオプション |
| ETC2.0ユニット(ビルトインタイプ) | ー | ◆5 | ◆5 | ◆8 |
| ワイヤレス充電器 | ー | ー | ー | 標準 |
| 100V AC電源(1500W)〈ラゲッジ1個〉 | ー | メーカーオプション | メーカーオプション | メーカーオプション |
| USB電源ポート(TYPE-C 4個) | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
4WDの4タイプも、対応する2WDのタイプとそれぞれ同じ設定です。BOSEパーソナルプラスサウンドシステム(10スピーカー)は G と G e-4ORCE でもメーカーオプションで、標準ではありません。
X で NissanConnect の画面を付けるセットは◆4・◆5・◆9の3通りで、選ぶ番号によって、カメラや後側方の検知まで一緒に決まります。装備をグレードではなくセットオプションで決めていく作りは、同じ日産のノートにもあります(アクア vs ノート|装備を決めるのはグレードかオプションか?)。
プロパイロットは12タイプとも標準
プロパイロットは、ROCK CREEKの4タイプを含む12タイプすべてに標準で付きます。299万円台の X シンプルパッケージにも最初から付いています。
インテリジェント エマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱の防止支援と警報、前方衝突予測警報、ふらつき警報、先行車発進お知らせ、標識検知機能、車両接近通報装置も、12タイプとも標準です。全車標準装備の欄には、フロント&バックソナー、VDC、ヒルスタートアシスト、前席・サイド・カーテンのSRSエアバッグなどが並びます。
ROCK CREEK以外の8タイプでは、安全・運転支援の欄でタイプによって設定が違うのは7行です。そのうち4行は、プロパイロット緊急停止支援システム、SOSコール、後側方の検知(BSI&BSW)、後退時の車両検知(RCTA)です。SOSコールの行は、プロパイロット緊急停止支援システムと同じ設定なので、表では省いています。下の表は2WDの4タイプで、4WDの4タイプも同じ設定です。
| 装備 | X シンプルパッケージ | X | X+ | G |
|---|---|---|---|---|
| プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付) | ー | ◆4/◆5/◆9 | 標準 | 標準 |
| インテリジェント BSI&BSW(後側方の検知) | ー | ◆4/◆5 | ◆5/◆6 | 標準 |
| RCTA(後退時車両検知警報) | ー | ◆4/◆5 | ◆5/◆6 | 標準 |
ROCK CREEKでは、この3つとSOSコールが標準で付くのはUtility Specの2タイプで、ROCK CREEKとROCK CREEK e-4ORCEには設定がありません。SOSコール機能を使うには、NissanConnect サービスへの加入が必要です。
残る3行は、車の後ろやまわりを映すモニターです。インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知、3Dビュー機能付)が標準なのは、G と G e-4ORCE、それにROCK CREEKのUtility Spec 2タイプで、12タイプのうち4つです。X、X+ とそれぞれの e-4ORCE ではセットオプションになります。3Dビューの付かない移動物 検知機能付は、X と X e-4ORCE のセットオプション(◆3)にだけあります。バックビューモニターは、X+ と X+ e-4ORCE に標準、X と X e-4ORCE にセットオプション(◆9)です。
2つのシンプルパッケージと、ROCK CREEK、ROCK CREEK e-4ORCE は、主要装備一覧でこの3行が設定なしか、行そのものがありません。この4タイプで後ろを映すカメラを付けるなら、販売店で付けるディーラーオプションになります。日産のアクセサリーのページでは、日産オリジナルディスプレイオーディオ(9インチ)が、オーディオレス車用で約13.6万円、日産オリジナルナビ取付パッケージ付きの車用で約12.7万円です。その画面に後ろを映すバックビューモニターは約4.9万円で、どちらも取付費・消費税込みの価格です。
G の2タイプには、サイドアンダーミラーが付きません。主要装備一覧に、インテリジェント アラウンドビューモニターを装着した場合は非装着になる、という注記があります。
G は鏡が1つ減って、カメラが増えるんだね。X や X+ にアラウンドビューモニターを足したときはどうなるの?
注記は『装着した場合、非装着』という書き方です。セットオプションで付けた X や X+ でも、サイドアンダーミラーは付きません
カメラを足すと、その鏡は付かなくなるのか。妻は鏡で確かめたい派だから、オプションを決める前に聞いておくよ
シート地が合皮なのは X+ と G
ROCK CREEK以外の8タイプでは、X シンプルパッケージと X が織物/トリコット、X+ と G が合皮です。インストパネルのフィニッシャーとドアアームレストの素材も、X+ と G では X とは別のものになります。ROCK CREEKの4タイプは、これとは別のROCK CREEK専用インテリア 防水シート(ラバレッドアクセント)です。
| 部位 | X シンプルパッケージ・X | X+・G |
|---|---|---|
| シート地 | 織物/トリコット | 合皮 |
| クロスフィニッシャー〈インストパネル〉 | 織物 | プレミアムファブリック |
| ドアアームレスト | 織物 | プレミアムファブリック(ゴールド/グレーステッチ) |
| メタル調フィニッシャー〈インストパネル〉 | シルバー | ゴールド |
| ドアトリム(合皮)ゴールド/グレーステッチ | ー | 標準 |
| カップホルダー〈フロント2個〉 | 標準 | ピアノブラック調フィニッシャー付 |
4WDの4タイプも同じ組み合わせです。織物と合皮では、夏場の蒸れやすさと、飲み物をこぼしたときの拭き取りやすさが変わってきます。
運転席シートリフターが付くのは8タイプです。G と G e-4ORCE、ROCK CREEKのUtility Spec 2タイプには付かず、代わりに運転席パワーシート(スライド、リクライニング、リフター)が標準になります。座面の高さを変えられる点は12タイプとも同じで、この4タイプでは電動になります。
チルト・テレスコピックステアリング、上下調整式ヘッドレスト〈前席、後席左右2席〉、後席可倒式シート(6:4分割、リクライニング、肩口リクライニングレバー)、リヤセンターアームレスト(カップホルダー付)、後席用吹き出し口などは、12タイプに共通で付きます。ハンドルの位置を前後に合わせる機構も、後席を倒して長い荷物を積む機構も、いちばん安い X シンプルパッケージに付いています。UVカット高遮音ガラス〈フロント〉も全車標準装備の欄にあり、12タイプで違いはありません。

価格は12タイプ。X+ と G の差は約35万円
税込のメーカー希望小売価格を、安い順に並べます。
| グレード | 価格 | 駆動 | WLTC |
|---|---|---|---|
| X シンプルパッケージ | 2,999,700円 | 2WD | 25.7km/L |
| X | 3,259,300円 | 2WD | 25.7km/L |
| X e-4ORCE シンプルパッケージ | 3,349,500円 | 4WD | 21.5km/L |
| ROCK CREEK | 3,485,900円 | 2WD | ー |
| X+ | 3,549,700円 | 2WD | 25.7km/L |
| X e-4ORCE | 3,599,200円 | 4WD | 21.5km/L |
| ROCK CREEK e-4ORCE | 3,880,800円 | 4WD | ー |
| G | 3,898,400円 | 2WD | 23.4km/L |
| X+ e-4ORCE | 3,899,500円 | 4WD | 21.5km/L |
| ROCK CREEK Utility Spec | 3,996,300円 | 2WD | ー |
| G e-4ORCE | 4,248,200円 | 4WD | 20.1km/L |
| ROCK CREEK e-4ORCE Utility Spec | 4,309,800円 | 4WD | ー |
価格表を差額で読むと、X+ から G への差は約35万円で、2WDでも4WDでも同じ額です。X から X+ へは約29万円、4WDでは約30万円です。X シンプルパッケージ・X・X+・G の4つは、2WDから4WDにすると、どれも約34〜35万円高くなります。ROCK CREEKは額がそろっておらず、Utility Specの付かない2タイプどうしで約39万円、Utility Specどうしで約31万円です。
X と X+(どちらも2WD)の25.7km/Lには注記があり、メーカーオプションの組み合わせによってはWLTCモードで25.4km/Lになります。ROCK CREEKの燃料消費率は、グレード価格データにも専用の主要諸元にも載っていません。表の「ー」はその意味です。
12タイプでいちばん高いのは、ROCK CREEK e-4ORCE Utility Spec です。G e-4ORCE より約6万円高くなります。
買取相場のグレード別の表に、現行型の行はまだ無い
カーセンサーの買取相場(2026年9月更新)では、キックスの買取相場額は97.2万円〜179.0万円、平均走行距離は3万kmです。これは買取価格で、中古車として売られている価格ではありません。
グレード別の表に並んでいる10行は、型式がすべて6AA-RP15か6AA-SNP15です。この記事で扱っている6AA-P16と6AA-SNP16の行は、まだ1つもありません。年式別の表には2026年の行(162.6万円〜185.6万円)がありますが、先代と現行型のどちらの個体かは書かれていません。
G に払う約35万円が、売るときにいくら戻るかは分からないんだね
先代の行を代わりに使うこともできません。並んでいる10行は、1.2 X、1.2 X FOUR、1.2 AUTECHと、X の名前が付いた記念車やエディションで、G という名前のグレードがありません
実際の査定額は、状態・走行距離・時期・買取業者・地域で変わります。
決める順番は、駆動方式、シンプルパッケージにするか、G か X+ か
最初に決めるのは駆動方式です。ここで型式が6AA-P16と6AA-SNP16に分かれ、リヤモーターの有無、全高の5mm、100〜120kgの車両重量の差、WLTCモードで3.3〜4.2km/Lの燃費の差、冬の装備がどこまで標準で付くかなどが一緒に決まります。後席を使う状態の荷室容量も、2WDの476L(100V AC電源なし)に対して4WDは340Lです。
次がシンプルパッケージにするかどうかです。主要装備一覧では、2つのシンプルパッケージにメーカーオプションの設定が1つもありません。100V AC電源も、NissanConnectインフォテインメントシステムも、注文のときに足せなくなります。2WDの X シンプルパッケージなら、冬の装備7項目も同じ扱いです。約26万円高い X にすればメーカーオプションで付けられるので、迷うのは「オプションを選べるようにするために、先に約26万円を払うか」です。
最後が G か X+ かです。約35万円で変わるものは2種類あります。パノラミックガラスルーフや19インチのように G にしか設定が無いものと、アラウンドビューモニターのように X+ でもセットオプションで付けられるものです。約35万円を払わないと付かないのは、前者のほうです。差額に、オプションで買える装備の分と、そのグレードにしか付かない装備の分の両方が含まれるのは、ノート オーラ|黒い仕様に42万円払うと何が付く?の G と G Black Edition でも同じです。
3つとも、注文のあとでは変えられません。駆動方式は型式ごと変わり、メーカーオプションは工場で付けるため注文後には足せず、室内高は G を選んだ時点で1,195mmに決まります。約35万円高い G を選ぶと、ガラスルーフと19インチが付き、室内高は35mm小さくなります。キックスで見積もりの前に確かめておきたいのは、この点ではないでしょうか。
見積もりは X+ と G の2通りで取るとして、展示車はどっちを見ればいい?
室内高を確かめるなら G です。X+ の展示車は1,230mmのほうなので、G の展示車か試乗車がある販売店を先に探すことになります
妻と2人で座って、頭の上と空の見え方をいっぺんに見てくる
実際に乗っている人の評価は、みんカラのキックス e-POWERのレビューで読めます。
この記事の価格と装備は、執筆時点(2026年10月14日)で日産が公開している内容です。主要装備一覧・主要諸元は2026年6月版、ROCK CREEKは2026年8月版、買取相場はカーセンサーの2026年9月更新分によります。