ヤリスクロスのグレード比較|ハイブリッドにするといくら高い?
Gだとシートヒーターが付かないの?
オプションにもない。付くのはZ・Z“Adventure”・GR SPORTの3つ
Zにすると、タイヤは18インチしか選べない
最初に決めるのは駆動方式荷室のデッキボードもそこで決まるんだね ヤリス クロスは、ガソリンかハイブリッドか、2WDか四輪駆動か、そしてX・G・Z・Z“Adventure”・GR SPORTの5つのグレードのどれにするかの組み合わせで選びます(ほかにKINTO専用のUがありますが、この記事では扱いません)。いちばん安いXのガソリン2WDが約213万円、いちばん高いZ“Adventure”のハイブリッドE-Fourが約336万円で、差は120万円を超えます。
価格差のもとになる装備には、グレードを選んだ時点で決まり、メーカーオプションでは変えられないものがあります。そのうちシートヒーター、運転席のパワーシート、タイヤのインチの3つは、X・GとZで内容が変わります。
冬の朝がつらいから、シートヒーターだけは欲しいんだよね。安いGに付けられるなら、それがいちばんなんだけど
Gには、メーカーオプションでもシートヒーターの設定がありません。新車で注文するときに付けられるのは、Z・Z“Adventure”・GR SPORTです
じゃあGにするなら、冬の朝は毛布を1枚積んでおく前提になるのか
その判断の前に、ハイブリッドと四輪駆動の加算額を見ておきます。この2つは、どのグレードを選んでも同じように価格へ上乗せされるためです。
ハイブリッドにすると約37万〜38万円、四輪駆動にすると約25万円高くなる
| グレード | HV 2WD | HV E-Four | ガソリン2WD | ガソリン4WD |
|---|---|---|---|---|
| X | 2,510,200円 | 2,757,700円 | 2,126,300円 | 2,373,800円 |
| G | 2,712,600円 | 2,960,100円 | 2,341,900円 | 2,589,400円 |
| Z | 2,992,000円 | 3,239,500円 | 2,621,300円 | 2,868,800円 |
| Z“Adventure” | 3,107,500円 | 3,355,000円 | 2,736,800円 | 2,984,300円 |
| GR SPORT | 3,169,100円 | ー | 2,789,600円 | ー |
四輪駆動にすると、どのグレードでも約25万円(24万7,500円)高くなります。ハイブリッドにしたときの加算は、Xが約38万円、G・Z・Z“Adventure”が約37万円、GR SPORTが約38万円です。どちらの加算額も、グレードを変えてもほぼ同じです。
GR SPORTの行に四輪駆動の価格がないのは、このグレードに2WDの設定しかないためです。
装備と数値は、トヨタの主要諸元表・主要装備一覧表(2026年8月版)とグレード別標準装備比較表(2026年8月版)、買取相場はカーセンサー(2026年7月更新)にもとづきます。価格・相場は執筆時点の情報で、買取相場は掲載物件からの集計値です。
シートヒーターが付くのはZ・Z“Adventure”・GR SPORT
Z|シートヒーターとステアリングヒーターが標準
寒い地域で使うなら、いちばん安い選択肢はZです。 シートヒーター(運転席・助手席)とステアリングヒーターは、Z・Z“Adventure”・GR SPORTの3グレードに標準で付き、GとXにはメーカーオプションの設定もありません。
| 装備 | X | G | Z | Z“Adventure” | GR SPORT |
|---|---|---|---|---|---|
| シートヒーター(運転席・助手席) | ー | ー | 標準 | 標準 | 標準 |
| ステアリングヒーター | ー | ー | 標準 | 標準 | 標準 |
| 運転席6ウェイパワーシート | ー | ー | 標準 | 標準 | ー |
| 運転席シート上下アジャスター(手動) | 標準 | 標準 | ー | ー | 標準 |
| シート表皮 | ファブリック | 上級ファブリック | 合成皮革+ツィード調ファブリック | 合成皮革 | エアヌバック®+合成皮革 |
見落とされやすいのはパワーシートの行です。運転席の6ウェイパワーシートが付くのはZとZ“Adventure”だけで、同じくシートヒーターが付くGR SPORTには付きません。GR SPORTの座面の高さは、XやGと同じ手動のアジャスターで合わせます。
GのHV 2WDは約271万円、ZのHV 2WDは約299万円で、差は約28万円です。ハンズフリーパワーバックドア(7万7,000円のメーカーオプション)を選べるのも、Z・Z“Adventure”・GR SPORTで、GとXには設定がありません。

Zを選ぶとタイヤは215/50R18になり、16インチは選べません。
| グレード | タイヤ | ホイール |
|---|---|---|
| X | 205/65R16 | 16インチスチール(樹脂フルキャップ) |
| G | 205/65R16 | 16インチアルミ |
| Z/Z“Adventure” | 215/50R18 | 18インチアルミ |
| GR SPORT | 215/50R18 | 専用18インチアルミ |
サイドウォール(タイヤの側面のゴムの部分)の高さは、205/65R16が約133mm、215/50R18が約108mmです。16インチのほうがサイドウォールが25mmほど高くなります。 舗装の継ぎ目や補修跡を越えたときに、タイヤの側面がたわめる高さが、それだけ違います。
18インチのほうが見た目はいいけど、うちの前の道、補修の跡だらけなんだよね
16インチを履くのはXとGです。どちらもシートヒーターは付けられないので、16インチとシートヒーターを両方そろえるグレードはありません
冬の朝のシートヒーターを取るか、段差の多い道で16インチのタイヤを取るか、か。通勤路に段差が多いなら、試乗はGとZで同じ道を走らせてもらおう
G|16インチのタイヤと、2WDの6:4分割デッキボード
Zより約28万円安く、タイヤはXと同じ205/65R16です。ホイールはアルミになり、シート表皮は上級ファブリックです。2WDを選べば、高さを変えられる6:4分割アジャスタブルのデッキボードも付きます。
Gには、シートヒーターもステアリングヒーターもメーカーオプションで付けられません。
X|約213万円。6:4分割のデッキボードは設定なし
いちばん安いグレードです。ホイールはスチール(樹脂フルキャップ)、シート表皮はファブリックになります。
高さを変えられる6:4分割アジャスタブルのデッキボードは、GR SPORTと、Z“Adventure”・Z・Gの2WDに設定があり、Xには駆動方式を問わず設定がありません。 Xでデッキボードが付くのはE-Fourか4WDを選んだときで、その場合も一体式です。Xの2WDにはデッキボードが付きません。荷室の床の高さを使い分けたいなら、グレードと駆動方式の両方が条件になります。

Z“Adventure”|Zに約12万円足して、専用バンパー
Zとの差は、専用のフロント・リヤバンパー、シルバーのルーフレール、合成皮革のシート表皮です。バンパーの分だけ全長が20mm伸びて4,200mmになります。シートヒーター、ステアリングヒーター、パワーシート、18インチのタイヤは、Zと同じ内容です。
GR SPORT|2WD専用で、パワーシートが付かない
専用のスポーツシート(エアヌバック®+合成皮革)と専用18インチアルミホイールが付き、全高は1,580mm、最低地上高は160mmです。どちらもほかのグレードより10mmずつ低くなっています。
E-Fourも4WDも選べず、運転席のパワーシートも付きません。装備をすべてそろえたいなら、選ぶグレードではありません。 雪道を走る前提があるなら、2WD専用である時点で候補から外れます。
GR SPORTって、いちばん装備が多いグレードだと思ってた
シートヒーターとステアリングヒーターは付きます。運転席の6ウェイパワーシートと、四輪駆動の設定がありません
家族で運転を替わるなら、座面の高さをそのたびにレバーで合わせ直すことになるのか。そこは販売店で座って確かめたいな
ハイブリッドはフロントモーターが最大141N·mを出し、四輪駆動はリヤサスペンションが変わる
| ハイブリッド(M15A-FXE) | ガソリン(M15A-FKS) | |
|---|---|---|
| 最高出力 | 67kW(91PS)/5,500rpm | 88kW(120PS)/6,600rpm |
| 最大トルク | 120N·m/3,800〜4,800rpm | 145N·m/4,800〜5,200rpm |
| フロントモーター | 59kW(80PS)・141N·m | ー |
| 燃料タンク | 36L | 42L |
| WLTC(Xの2WD) | 30.8km/L | 18.9km/L |
エンジン単体の数字はガソリンのほうが大きく、最大トルク145N·mは4,800rpm以上まで回したところで出ます。ハイブリッドは、エンジンの最大トルク120N·mとは別に、フロントモーターが最大141N·mを出します。燃料タンクはハイブリッドのほうが6L小さいので、満タンで走れる距離の差は、燃費の差ほどは開きません。
四輪駆動を選ぶと、リヤサスペンションが2WDのトーションビーム式から2リンク・ダブルウィッシュボーン式に変わり、左右の後輪が別々に動く形式になります。引き換えに、Z“Adventure”・Z・Gでは、高さを変えられる6:4分割アジャスタブルのデッキボードが2WDだけの設定で、E-Fourと4WDは一体式になります。
寸法はほぼ共通、AC100V電源はハイブリッド車だけ
| グレード | 全長×全幅×全高 | 最低地上高 |
|---|---|---|
| GR SPORT | 4,185×1,765×1,580mm | 160mm |
| Z“Adventure” | 4,200×1,765×1,590mm | 170mm |
| X/G/Z | 4,180×1,765×1,590mm | 170mm |
室内寸法は1,845×1,430×1,205mmで全グレード共通、最小回転半径も5.3mで共通です。
AC100V・1500Wのアクセサリーコンセント(非常時給電システム・外部給電アタッチメント付)は、約4万5,000円のメーカーオプションです。設定はハイブリッド車に限られ、X・G・Z・Z“Adventure”・GR SPORTの5グレードすべてで選べます。
停電のときに冷蔵庫をつなげたら安心だなって思ってたんだけど
それなら、グレードより先にハイブリッドに決まります。ガソリン車は、どのグレードを選んでもこのコンセントを付けられません
グレードで悩む前に、停電のときに家電を使いたいかを家族に聞いておかないとね
1500Wでどんな家電が使えるかは、車中泊のAC100V電源にまとめています。
買取相場の113.4万〜222.3万円は、現行型だけの幅
ヤリスクロスは2020年8月に出たモデルで、まだフルモデルチェンジをしていません。中古車市場に旧型が混ざらないので、カーセンサーの集計(2026年7月更新、平均買取相場額113.4万〜222.3万円、平均走行距離4万km)は、現行型だけの幅です。
年式別では、2026年式が201.7万〜232.7万円、2025年式が138.6万〜233万円、2024年式が126.5万〜199.3万円です。同じ年式でも上限と下限が大きく離れているので、1台の査定額がこの幅のどのあたりになるかは、グレードだけでは決まりません。
最初に決めるのは駆動方式、18インチはグレードを決めた結果
左右の後輪が別々に動くリヤサスペンションか、荷室の床の高さを変えられる6:4分割アジャスタブルのデッキボードか、Z“Adventure”・Z・Gではどちらか一方しか選べません。GR SPORTは、2WDを選んだ場合だけ候補に残ります。
2番目がグレードです。シートヒーターかステアリングヒーターが要るなら、Z・Z“Adventure”・GR SPORTのどれかに決まります。
タイヤのインチは、自分で選ぶものではなく、グレードを決めた結果です。 18インチが欲しいからGではなくZにする、という順序で決めると、シートヒーターの分まで払うことになります。シートヒーターが欲しくてZを選んだ場合も同じで、タイヤは18インチしか選べません。
ハイブリッドかガソリンかは、どのグレードでも選べるので、AC100V電源を使わないなら最後に決めて間に合います。AC100V電源を使うなら、ハイブリッドにすることを最初に決めます。
カローラ クロスと迷っているならカローラクロス vs ヤリスクロス、ヤリスと迷っているならヤリス vs ヤリスクロスで、車体の大きさの差を比べられます。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのヤリスクロスのレビューで読めます。
※価格・相場は執筆時点の情報です。実際の査定額は状態・走行距離・時期・業者・地域で変わります。