ティーダ C11|いまのノートより室内は長いか?
昔のティーダ、広いんでしょ?
2012年7月の諸元表で室内長2,035。ノートは2,03020cm長いのに5mm差!?
205mmのうち185mmは前後のオーバーハング
先に決めるのは後席スライドの有無と駆動方式グレード名と年式を見て探す! 昔のティーダって、いまのノートより広いんでしょ?
室内長は2,035mmと2,030mmで、差は5mmしかない
え、全長は20cmくらい違うのに?
2012年7月現在の諸元表でティーダ(C11)の15M(2WD)を、いまのノートのX(2WD)と比べると、全長は4,250mmと4,045mmで205mm、ホイールベースも20mm、ティーダのほうが長くなっています。それでも室内長の差は5mmです。
ティーダの数値は2012年7月現在の諸元表、装備は2011年11月現在の主要装備一覧のものです。15S・15M・15G・15S FOUR・15M FOURという5グレードの体系は、日産が2010年8月の仕様向上で発表した価格表と同じです。年式をさかのぼると、全長もグレードの数も変わります。
全長の差205mmのうち、185mmは前後のオーバーハング
全長からホイールベースを引くと、前輪の中心より前と後輪の中心より後ろに出ている長さ(前後のオーバーハングの合計)が出ます。ティーダは1,650mm、ノートは1,465mmです。全長の差205mmのうち185mmは、このオーバーハングの差です。 残る20mmがホイールベースの差です。
室内幅は逆で、ノートのほうが55mm広くなっています。室内高は1,240mmで同じです。
| 項目 | ティーダ 15M(2WD) | ノート X(2WD) |
|---|---|---|
| 全長 | 4,250mm | 4,045mm |
| 全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
| 全高 | 1,535mm | 1,520mm |
| ホイールベース | 2,600mm | 2,580mm |
| 前後オーバーハングの合計(全長−ホイールベース) | 1,650mm | 1,465mm |
| 室内長 | 2,035mm | 2,030mm |
| 室内幅 | 1,390mm | 1,445mm |
| 室内高 | 1,240mm | 1,240mm |
| トレッド 前/後 | 1,480/1,485mm | 1,490/1,490mm |
| 最低地上高 | 160mm | 135mm |
| 車両重量 | 1,150kg | 1,230kg |
| 最小回転半径 | 5.2m | 4.9m |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
ノートは2026年8月版の主要諸元の数値です。ティーダの室内長・室内幅・室内高は、5グレードとも同じ値です。
2008年1月まで掲載されていたWEBカタログの諸元表では、同じC11でも全長は4,205mmです。室内長2,035mmとホイールベース2,600mmは2012年7月現在と同じなので、このカタログの数値で比べると、ノートとの全長の差は160mm、オーバーハングの差は140mmになります。日産は2008年1月のマイナーチェンジで、フロントグリル・バンパー・ヘッドランプと、リヤコンビランプ・リヤバンパーの意匠を変更したと発表しています。
毎日の駐車場で差が出るのは、どの数値?
最小回転半径に出る。ティーダは5.2m、ノートのXは4.9mで、直径にすると0.6mぶんティーダのほうが大きく回る
全長が20cm長いんだから、仕方ないか
全長だけでは決まらない。いまのノートでも、AUTECH CROSSOVERは全長4,110mmで5.2mある。2WDもFOURも同じ値になっている
いつも切り返している場所がある人は、長さより先にこの数字を見たほうがいいね
表の2台は、全長・全幅・全高と排気量で見るかぎり、どちらも5ナンバー(小型自動車)の枠に収まる寸法です。
後席が240mm動くのは、15M・15G・15M FOURの3グレード
ティーダの後席は240mmスライドします。日産の説明では、いちばん前まで動かすと荷室にゴルフバッグ2個とバッグ2個が収まります(大きさや形状によっては積めない場合がある、という注記つきです)。この24cmを後席の足元に使うか、荷室に使うかを、乗るたびに選べます。
うちは後ろに中学生が2人座るから、足元を広げたい日と、荷物を積みたい日がある。後席のスライドは、どのグレードにも付いているの?
動くのは15M・15G・15M FOURの3グレードで、15Sと15S FOURは、メーカーオプションにもディーラーオプションにも設定がない
それなら15Sと15S FOURは、最初から外して探すことになるね
下の表のとおり、10段階40°のリヤシートリクライニング、リヤセンターアームレスト、助手席シートバックポケット、荷室のトノボードも、同じ3グレードに標準で付き、15Sと15S FOURには設定がありません。
| 装備 | 15S | 15M | 15G | 15S FOUR | 15M FOUR |
|---|---|---|---|---|---|
| リヤシートスライド | ー | ● | ● | ー | ● |
| リヤシートリクライニング | ー | ● | ● | ー | ● |
| リヤセンターアームレスト | ー | ● | ● | ー | ● |
| 助手席シートバックポケット | ー | ● | ● | ー | ● |
| トノボード | ー | ● | ● | ー | ● |
| フロントセンターアームレスト(コンソールボックス付) | □ | ● | ● | □ | ● |
| 運転席シートリフター(ラチェット式) | ● | ● | ● | ● | ● |
●=標準装備、□=ディーラーオプション、ー=設定なし。※2011年11月現在の主要装備一覧より。
6:4分割の可倒式リヤシートと、シート全体が60mm上下する運転席のシートリフターは、15Sと15S FOURを含む全車に標準です。前席のセンターアームレストは、15Sと15S FOURではディーラーオプションで足す形になります。
この5グレードのなかで、シート地に本革が使われるのは15Gだけです。15Sと15S FOURはスエード調トリコット、15Mと15M FOURはカブロン®とファブリックのコンビです。
| 装備 | 15S | 15M | 15G | 15S FOUR | 15M FOUR |
|---|---|---|---|---|---|
| シート地 | スエード調トリコット | カブロン®/ファブリックコンビ | 本革/シルキースエードコンビ | スエード調トリコット | カブロン®/ファブリックコンビ |
| ステアリング | ウレタン3本スポーク | 本革巻3本スポーク | 本革巻3本スポーク | ウレタン3本スポーク | 本革巻3本スポーク |
| エアコン | オゾンセーフマニュアル(ダイヤル式) | オゾンセーフフルオート(プッシュ式デジタル表示) | プラズマクラスター搭載フルオート(肌保湿・除菌機能付) | オゾンセーフマニュアル | オゾンセーフフルオート |
| ホイール | 15インチフルホイールカバー | フルホイールカバー(15インチアルミは◇) | 15インチアルミ | フルホイールカバー | フルホイールカバー(15インチアルミは◇) |
◇=メーカーオプション。15Gの本革シートは、シートメインの一部が本革で、その他の部位は人工皮革だという注記が付いています。全面が本革ではありません。
安全/メカニズムの欄でグレードによって違うのは、e・4WDシステムを除けば、SRSカーテンエアバッグシステムの1行です。15M・15G・15M FOURのメーカーオプションで、15Sと15S FOURには設定がありません。メーカーオプションは注文時に工場で付ける装備なので、中古では装着済みの個体を探すことになります。運転席・助手席のSRSエアバッグ、前席アクティブヘッドレスト、運転席ダブルプリテンショナーシートベルト、ABS、EBD、ブレーキアシスト、ブレーキペダル後退抑制機構は、5グレードとも標準です。
カメラの映像で周囲を確かめる装備は、サイドブラインドモニターとバックビューモニターです。サイドブラインドモニターはナビとのセット、バックビューモニターはナビかオーディオとのセットで選ぶメーカーオプションで、付けられるのは15M・15G・15M FOURです。衝突被害軽減ブレーキや、踏み間違い時の加速抑制にあたる装備は、2011年11月現在の主要装備一覧に載っていません。
いまのノートは、後席がスライドしないの?
2026年8月版の主要装備一覧にあるのは『後席可倒式シート(6:4分割、リクライニング)』で、後席スライドの行はない。AUTECH LINEとAUTECH CROSSOVERの主要装備一覧も同じだ
室内長がほぼ同じでも、後席を動かして足元と荷室の広さを変えられるのは、ティーダの3グレードのほうなんだ
後席まわりの装備は、ティーダではグレードを選んだ時点で決まります。中古のティーダを探すときは、車名の次にグレード名を見ることになります。
最大トルク148N·mが出るのは4,400rpm

2012年7月現在の諸元表では、エンジンは5グレードともHR15DEです。1.498Lの直列4気筒DOHCで、最高出力は80kW(109PS)/6,000rpm、最大トルクは148N·m(15.1kgf·m)/4,400rpmです。車両重量は15Sが1,120kg、15Mと15Gが1,150kgで、使用燃料は無鉛レギュラーガソリンで、タンク容量は45Lです。エンジン本体はオールアルミ製で、日産は軽量化と静粛性を両立させたと説明しています。
4,400rpmって、ふだんの買い物でそこまで回すかな
表に数字で載っているのは、最大値と、それが出る回転数までだ。低い回転でどれだけ出るかは、同じ諸元表にあるエンジン性能曲線の図で見られる。日産はHR15DEについて、吸排気効率を高めて低・中速域のトルク性能を向上させたと説明している
最大トルクの数字は4,400rpmのときのもので、日産の説明は低・中速域の話か。坂の多い道を走るなら、その図を見てから現車で確かめる
2008年1月まで掲載されていたWEBカタログの諸元表には、HR15DEのほかに、1.797LのMR18DEを積む18G(車名型式ニッサンDBA-JC11)が載っています。2008年1月のマイナーチェンジの価格表にも18Gがあり、2010年8月の仕様向上の価格表に18Gの行はありません。
サスペンションは前が独立懸架ストラット式、後ろがトーションビーム式で、5グレードとも同じです。日産の説明では、プリロード付バルブとリップルコントロールが備わり、リップルコントロールは路面からの細かい振動を抑えるためのものです。スタビライザーは前後とも全車標準です。
タイヤは185/65R15 88Sが5グレードとも標準で、サイドウォールの高さは約120mmです。いまのノートのXが履く185/60R16は約111mmですから、ティーダのほうが約9mm高くなっています。
変速機は、2012年7月現在の諸元表では2WDの3グレードがエクストロニックCVT、e・4WDの2グレードがフルレンジ電子制御4速AT〔E-ATx〕です。最終減速比は5.473と4.072で、JC08モードの燃料消費率は18.0km/Lと14.2km/Lです。2WDの15SがCVTになったのは2010年8月の仕様向上からで、2008年1月のマイナーチェンジの価格表では、15Sの変速機は4速ATでした。
e・4WDが後輪を駆動するのは約30km/hまで

15S FOURと15M FOURのe・4WDは、前輪駆動をベースに、後輪を一時的にモーターで駆動する電動式の4WDです。日産は、雪道や凍結した路面でも安定走行が可能と説明しています。
FOURにしておけば、雪の日はずっと4WDで走れるんだよね?
カタログの注記に条件が書いてある。切替えスイッチを4WDにしていても、車速が約30km/hを超えると自動的に2WD(前輪駆動)に切り替わる
約30km/hを超えたら前輪駆動なんだ。雪の朝に、発進してから約30km/hまでのあいだに働く装備と考えておく
FOURを選ぶと、変速機がCVTから4速ATに変わり、全高と最低地上高が5mmずつ上がります。
| 項目 | 2WD(15S・15M・15G) | e・4WD(15S FOUR・15M FOUR) |
|---|---|---|
| 車名型式 | ニッサンDBA-C11 | ニッサンDBA-NC11 |
| 変速機 | エクストロニックCVT | フルレンジ電子制御4速AT〔E-ATx〕 |
| 最終減速比 | 5.473 | 4.072 |
| 全高 | 1,535mm | 1,540mm |
| 最低地上高 | 160mm | 165mm |
| 車両重量 | 1,120kg(15S)/1,150kg(15M・15G) | 1,200kg(15S FOUR)/1,240kg(15M FOUR) |
| 車両総重量 | 1,395kg/1,425kg | 1,475kg/1,515kg |
| JC08モード燃料消費率 | 18.0km/L | 14.2km/L |
| ECOモードスイッチ・インジケーター | ● | ー |
| 寒冷地仕様(リヤヒーターダクト、ヒーター付ドアミラー) | ◇ | ● |
| スペアタイヤ(応急用タイヤ) | ● | □ |
| タイヤパンク応急修理キット(スペアタイヤレス) | ー | ● |
●=標準装備、◇=メーカーオプション、□=ディーラーオプション、ー=設定なし。
車両重量は、15Sと15S FOURで80kg、15Mと15M FOURで90kg違います。80kgから90kgの差では、自動車重量税の区分は変わりません。1,120kgから1,240kgまで、5グレードとも1,000kgを超えて1,500kg以下に収まっています。
FOURだと、スペアタイヤは付かないの?
標準はタイヤパンク応急修理キットで、応急用のスペアタイヤはディーラーオプションになる。2WDは逆で、スペアタイヤが標準になっている
中古のFOURを見るときは、スペアタイヤが載っているのか、修理キットなのかを確かめておく
買取相場は9.4万〜26.4万円(2026年9月更新)
カーセンサーの買取相場で、ティーダの平均買取相場額は9.4万円〜26.4万円、平均走行距離は8万kmです。年式別の表にあるのは2011年式と2012年式の2行で、グレード別の表にあるのも15Mと15M SV+プラズマの2行です。
| 年式 | 買取相場 |
|---|---|
| 2012年(14年落ち) | 12.2万円〜23.9万円 |
| 2011年(15年落ち) | 11.6万円〜24.6万円 |
| グレード | 買取相場 | 新車価格 | 年式 | 型式 |
|---|---|---|---|---|
| 1.5 15M SV+プラズマ | 12.6万円〜23.7万円 | 159.6万円(税込) | 平成23(2011)年6月〜 | DBA-C11 |
| 1.5 15M | 11.7万円〜23.5万円 | 167.5万円(税込) | 平成22(2010)年8月〜 | DBA-C11 |
2行の型式はどちらもDBA-C11で、諸元表では2WDの車名型式にあたります。2010年式以前の年式と、15S・15G・15S FOUR・15M FOURの行は、表にありません。
走行距離別の表では、10,000km以下が15.7万円〜25.9万円、60,001〜70,000kmが10.4万円〜25.6万円、120,001〜130,000kmが9.4万円〜22.5万円です。10,000km以下と12万km台を比べると、上限の差は約3万円、下限の差は約6万円で、下限のほうが大きく下がっています。130,001km以上の行には、金額が出ていません。
これは買うときの値段じゃなくて、手放すときの相場だよね
買取の相場で、店頭の販売価格とは別の数字になる。いまティーダに乗っている人が、乗り換えの予算を組むときに使う
先に決めるのは後席スライドの有無と駆動方式、現車で見るのは年式
ティーダはもう新車では買えないので、仕様を注文で選ぶことはできません。決めるのは、どの仕様の個体を探しに行くかです。
最初に決めるのは、後席が240mmスライドする15M・15G・15M FOURに絞るかどうかです。スライドもリクライニングも後席のアームレストもトノボードも、2011年11月現在の主要装備一覧では、15Sと15S FOURにオプションの設定がありません。
次が、2WDかe・4WDかです。FOURを選ぶと変速機も最低地上高も一緒に変わるので、探しはじめる前に決めておくことになります。
アルミホイールは?
15Gは標準、15Mと15M FOURはメーカーオプションで、15Sと15S FOURはフルホイールカバーになる。ただしホイールは履き替えられるから、後席スライドや駆動方式と違って、買ったあとでも変えられる
じゃあ見に行く前に決めるのは最初の2つで、ホイールは現車しだいでいい
現車の前では、年式を見ます。「グレード名が同じなら寸法も変速機も同じだろう」と考えたくなるところですが、2008年1月まで掲載されていたWEBカタログでは全長が4,205mmで、2WDの15Sは2010年8月の仕様向上まで4速ATでした。この記事の表は2011年11月と2012年7月の版のものなので、年式の違う個体は、後席がスライドするかと、変速機がCVTか4速ATかを、現車で確かめることになります。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのティーダのレビューで読めます。
数値・装備はティーダが2012年7月現在の諸元表と2011年11月現在の主要装備一覧、ノートが2026年8月版の主要諸元、買取相場がカーセンサー(2026年9月更新)によります。いずれも執筆時点の情報です。買取相場はカーセンサーネットの掲載物件から集計された参考値で、実際の査定額は装備・状態・走行距離・時期・業者・地域で変わります。