エルグランド vs アルファード|買う前に決めることは何が違う?
エルグランドとアルファード、買う前に決めることって同じ?
エルグランドは6グレードから1つ。アルファードは12通りです
8人乗りは、Gのハイブリッドの2通りですえ、定員でグレードまで決まるの?
アルファードは、定員から決めるのが先ですじゃあ最初に、何人で乗るかを家族で数えてみる 2026年7月に出た新型エルグランド(E53)で決めるのは、グレードだけです。動力はe-POWER(エンジンで発電し、モーターで走る方式)、駆動方式はe-4ORCE(4輪駆動)、乗車定員は7名、タイヤは235/60R18。6つあるグレードのどれを選んでも、この4つは変わりません。
アルファードは、カタログに並んでいる組み合わせが12通りあります。グレードが3つ、動力がガソリン・ハイブリッド・プラグインハイブリッドの3つ、駆動方式が2WD・E-Four(リヤにモーターを持つ4輪駆動)・4WD、乗車定員が6名・7名・8名。どの組み合わせを選ぶかで、シートヒーターもコンセントもタイヤも変わります。
選べるということは、決めなければならないということです。
エルグランドは6通り、アルファードは12通り
2車種の主要諸元表を、買う前に自分で決める項目ごとに並べてみると、エルグランドは「1種類」の行が続くことに気づきます。
| 決めること | エルグランド | アルファード |
|---|---|---|
| 動力 | e-POWER の1種類 | ガソリン/ハイブリッド/プラグインハイブリッド |
| 駆動方式 | e-4ORCE(4輪駆動)の1種類 | 2WD/E-Four/4WD |
| 乗車定員 | 7名の1種類 | 6名/7名/8名 |
| タイヤ | 235/60R18 の1種類 | 225/65R17/225/60R18/225/55R19 |
| サスペンション | 前ストラット・後マルチリンクの1種類 | 前マクファーソンストラット・後ダブルウィッシュボーンの1種類 |
| グレード | 6つ | 3つ |
| カタログの組み合わせ | 6通り | 12通り |
| 価格の幅 | 6,897,000円〜8,698,800円 | 5,599,000円〜10,699,700円 |
エルグランドは2WDも8人乗りも選べないんだ。選ぶものが少ないと、合わない家も出てきそうだけど
e-4ORCEで7名という組み合わせが合わない場合、エルグランドの6グレードの中に代わりはありません。アルファードには2WDも8人乗りもあります
うちは雪道を走らないし、祖父母を乗せる日もある。まずそこから考えるよ
エルグランドの6グレードは、X・AUTECH LINE・G・AUTECH LINE “G-spec”・AUTECH・VIPです。全長が長いのはAUTECH系で、AUTECHが5,045mm、AUTECH LINEが5,020mm。全幅はAUTECHだけ1,910mmです。ホイールベース・全高・室内寸法・最低地上高・最小回転半径・タイヤ・サスペンションは、6グレードとも同じ数字になっています。
| グレード | 価格 |
|---|---|
| X e-4ORCE | 6,897,000円 |
| AUTECH LINE e-4ORCE | 7,179,700円 |
| G e-4ORCE | 7,579,000円 |
| AUTECH LINE e-4ORCE “G-spec” | 7,784,700円 |
| AUTECH e-4ORCE | 8,247,800円 |
| VIP e-4ORCE | 8,698,800円 |
アルファードのほうは、ガソリンが選べるのはZだけ、プラグインハイブリッドが選べるのはExecutive LoungeとZだけ、8人乗りがあるのはGだけです。グレードと動力と定員を別々には選べないので、どれか1つを決めると残りの候補が減ります。
| グレード | 動力 | 駆動 | 定員 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| Z | ガソリン | 2WD | 7名 | 5,599,000円 |
| G | ハイブリッド | 2WD | 7名 | 5,599,000円 |
| G | ハイブリッド | 2WD | 8名 | 5,599,000円 |
| Z | ガソリン | 4WD | 7名 | 5,797,000円 |
| G | ハイブリッド | E-Four | 7名 | 5,819,000円 |
| G | ハイブリッド | E-Four | 8名 | 5,819,000円 |
| Z | ハイブリッド | 2WD | 7名 | 6,399,800円 |
| Z | ハイブリッド | E-Four | 7名 | 6,619,800円 |
| Z | プラグインハイブリッド | E-Four | 6名 | 7,649,400円 |
| Executive Lounge | ハイブリッド | 2WD | 7名 | 8,649,300円 |
| Executive Lounge | ハイブリッド | E-Four | 7名 | 8,869,300円 |
| Executive Lounge | プラグインハイブリッド | E-Four | 6名 | 10,699,700円 |
約560万円の組み合わせは3つあります。このいちばん安い3通りは、Zのガソリン2WDと、Gのハイブリッド2WDの7人乗りと8人乗りです。価格は同じでも、動力やシートは同じではありません。
アルファードは、選ぶ組み合わせで付かない装備がある
「いちばん安い組み合わせでいい」と決めても、約560万円の3通りのどれにするかで、付かない装備が変わります。
12通りは、価格が高いほど装備が良くなる並びではありません。タイヤで見ると、サイドウォール(タイヤ側面のゴムの部分)がいちばん厚い225/65R17を標準で履くのは、約560万円からのGと、約865万円からのExecutive Loungeのハイブリッドです。いちばん薄い225/55R19が標準なのは、Executive LoungeとZのプラグインハイブリッドです。
ガソリンの2通りだけ、コンセントが100W
ハイブリッドとプラグインハイブリッドの10通りには、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントが標準で付きます。センターコンソール後部に1個、ラゲージルーム右側に1個で、非常時給電システムも付属します。
ガソリンの2通りには、この1500Wのコンセントがありません。代わりに付くのは、センターコンソール後部のAC100V・100Wが1個です。100Wで使えるのはスマートフォンやノートパソコンの充電あたりまでで、電気ケトルやドライヤーのワット数には足りません。
同じ車体でも、WLTC燃費は10.4km/Lから18.9km/Lまで幅があります。
| 動力 | グレード | WLTC |
|---|---|---|
| ガソリン 2WD | Z | 10.9km/L |
| ガソリン 4WD | Z | 10.4km/L |
| ハイブリッド 2WD | Z | 18.0km/L |
| ハイブリッド 2WD | G(8名) | 18.9km/L |
| プラグインハイブリッド E-Four | Z | 16.8km/L |
Zで比べると、ガソリン2WDとハイブリッド2WDの差は7.1km/Lです。カタログ値どおりに1万km走ると、使うガソリンは917Lと556Lで、約360L違います。いっぽう、車両価格はガソリンのほうが800,800円安くなっています。
車両価格で約80万円安いなら、ガソリンのほうが得に見えるけど
1万km走るごとに、ガソリンのほうが約360L分の燃料代を多く払います。その合計が車両価格の差と同じになるまでは、車両価格と燃料代を足した額はガソリンのほうが少ない計算です
じゃあ、年に何km走るかで答えが変わるね。いまの車が1年でどれだけ走っているか、メーターと点検の記録で確かめてみる
ガソリンを選ぶ理由になるのは、燃費ではなく、買うときの車両価格の安さです。燃料タンクは2WDで75Lあり、ハイブリッドの60Lより大きいのですが、カタログ値で計算すると、満タンで走れる距離は約820kmと約1,080kmで、ハイブリッドのほうが長くなります。
同じ約560万円でも、8人乗りのセカンドシートに快適温熱シートは付かない
8人乗りがあるのはGのハイブリッドだけです。セカンドシートは6:4分割チップアップシートで、装備の内訳はチップアップ機構・マニュアルロングスライド・マニュアルリクライニング・上下調整式ヘッドレスト・センターアームレスト・回転式アームレスト・マニュアルウォークインレバー。ここに快適温熱シートは入っていません。
同じG・同じハイブリッド・同じ2WD・同じ約560万円の7人乗りは、セカンドシートがリラックスキャプテンシートになります。こちらにはマニュアルオットマンと快適温熱シートが付きます。差額なしで、3人掛けのチップアップシートか、快適温熱シートの付くキャプテンシートかを選ぶことになります。
6人乗りはプラグインハイブリッドの2通りだけで、どちらもE-Four。価格は約765万円からです。
セカンドシートの形は、車中泊のときそのまま寝床の形になります。定員を決めると、寝床の形も一緒に決まります。
アクティブノイズコントロールとドアの高遮音ガラスは、Executive Loungeだけ
アクティブノイズコントロールが標準なのは、Executive Loungeのプラグインハイブリッドとハイブリッド、つまり12通りのうち3通りだけです。ZにもGにも付きません。
フロントガラスは12通りとも「グリーン合わせ・高遮音性ガラス」で共通です。フロントクォーター・フロントドア・スライドドアに「高遮音性ガラス」と書かれているのは、Executive Loungeだけです。Zのフロントドアガラスは「スーパーUVカット&IRカット&撥水機能付」、Gは「スーパーUVカット&撥水機能付」で、どちらにも高遮音の表記はありません。Gのほうには、IRカットの表記もありません。
Executive Loungeのいちばん安い組み合わせは、ハイブリッド2WDの約865万円です。Zのハイブリッド2WDとの差は約225万円あります。アクティブノイズコントロールとクォーター・ドアの高遮音性ガラスが欲しい場合は、この225万円を足すことになります。
見落とされやすいのは、約560万円からのGに設定のない装備のほうです。ステアリングヒーターは、Executive LoungeとZの8通りに標準で付きます。Gの4通りだけ設定がありません。カラーヘッドアップディスプレイもExecutive Loungeが標準、Zが55,000円のメーカーオプションで、Gは設定なし。前席のベンチレーションシートもExecutive LoungeとZには付き、Gは快適温熱シートのみです。
待って。8人乗りがあるのはGだけだったよね。8人乗りを選ぶと、ステアリングヒーターも付かないってこと?
付きません。8人乗りの2通りはどちらもGなので、カラーヘッドアップディスプレイと前席のベンチレーションシートも設定がありません
同じGでも、7人乗りなら付くの?
Gは7人乗りでも設定がありません。Gの4通りは、7人乗りと8人乗りが2通りずつです
タイヤは、標準と別のサイズも選べる
標準のタイヤサイズは3種類あり、どれが付くかはグレードと動力の組み合わせで決まります。そのうえで、表の「変更」の欄にあるサイズに替えられます。17インチに替える場合は価格が下がり、18インチや19インチに替える場合は上がります。
| 組み合わせ | 標準タイヤ | 変更 |
|---|---|---|
| Executive Lounge・プラグインハイブリッド | 225/55R19 | 225/65R17へ ー66,000円 |
| Executive Lounge・ハイブリッド | 225/65R17 | 225/55R19へ 33,000円 |
| Z・プラグインハイブリッド | 225/55R19 | 225/65R17へ ー66,000円 |
| Z・ハイブリッド/ガソリン | 225/60R18 | 225/65R17へ ー55,000円 |
| G・ハイブリッド | 225/65R17 | 225/60R18へ 55,000円 |
17インチのサイドウォールは約146mmで、19インチより2cmほど厚くなります。サイドウォールが厚いぶん、路面の目地や段差の衝撃は伝わりにくくなります。
ハイブリッドとガソリンの最低地上高は150mmですが、ハイブリッドで19インチを履くと160mmになります。プラグインハイブリッドは155mmで、17インチにすると150mmです。

写真はZのガソリン2WD(3BA-AGH40W-PFXLK)です。12通りのうち、いちばん安い約560万円の1つで、動力は2.5Lのガソリンエンジン、WLTC燃費は10.9km/L、コンセントは100Wになります。
エルグランドのXに標準で付く装備と、Gから付く装備
エルグランドのXは約690万円で、アルファードのいちばん安い組み合わせより約130万円高くなります。では、そのXには何が付いているのでしょうか。6グレードのどれを選んでも付いてくるのは、次の装備です。
- アクティブ・ノイズ・コントロール
- 高遮音ガラス(フロント・フロントドア・リヤドア)
- ステアリングヒーター付のテーラーフィット巻ステアリング
- 前席ヒーター付シートと2列目ヒーター付シート
- 運転席パワーシート(前後独立リフター・2WAYランバーサポート付)
- 助手席パワーシート(オットマン付)
- 2列目パワーシート(デュアルリクライニング・オットマン付)
- サードシート(スライド・リクライニング・マルチアップ)
- パーソナルテーブル〈2列目〉とロールサンシェード〈セカンド、サード〉
アルファードでアクティブノイズコントロールとドアの高遮音ガラスを両方そろえるには、約865万円からのExecutive Loungeを選ぶことになります。運転席の2WAYランバーサポートは、アルファードの主要諸元表・主要装備一覧表にも標準装備比較表にも行そのものがないので、2車種の表では比べられません。
前席と2列目のベンチレーションシートが標準になるのは、価格の順に並べてGからです。Xと、Xより約28万円高いAUTECH LINEには付きません。100V AC電源(1500W・セカンド1個、ラゲッジ2個)も、XとAUTECH LINEはメーカーオプション、G・AUTECH LINE “G-spec”・AUTECH・VIPは標準です。
さらに次の7点が、Xではひとまとめのメーカーオプションになります。14.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステム、ドライブレコーダー(前後セット)、ETC2.0ユニット、後席専用モニターの取付パッケージ、プロパイロット(ナビリンク機能・渋滞時ハンズオフモード・車線変更支援機能付)、インテリジェント ディスタンスコントロール(ナビリンク機能付)。Xにも、装備一覧に「プロパイロット」とだけ書かれた運転支援は標準で付くので、運転支援がまるごと無いわけではありません。
XとGの価格差は約68万円です。装備の主な違いは、ベンチレーションシートが付くかどうか、1500Wの電源が標準かメーカーオプションか、この7点が最初から付くかどうかの3つです。そのほかにも、Gではシート地が合皮からテーラーフィットになり、足元照明とプラズマクラスター技術搭載のフロントオートエアコンが付きます。さらにGには、高遮音の「プレミアム仕様」ガラスとBOSE Premium Sound System、プロパイロット 2.0をまとめたメーカーオプションの設定があり、Xにはその設定そのものがありません。
とりあえずXで契約して、夏が暑かったらあとでベンチレーションシートを足す、はできる?
前席と2列目のベンチレーションシートは、Xには付きません。1500Wの電源はXではメーカーオプションで、メーカーオプションは注文のときにしか選べません

サードシートは、スライド・リクライニング・マルチアップの3つの機能を6グレードとも持ちます。定員が7名の1種類ということは、どのグレードを選んでも3列目がこの形だということでもあります。
スライドドアの足元にロングステップを付けた「ステップタイプ」という架装もあります。X・G・AUTECH LINE・AUTECH LINE “G-spec” に架装オプションとして設定があり、VIPには最初から付いています。架装すると持込み登録になり、車両重量はXが2,430kgから2,460kgに変わります。
最大トルクが出る回転数は、エルグランドが0rpmから、アルファードのガソリンが4,100rpm
エルグランドは前後にモーターを持ち、エンジンは発電に使われます。
| 項目 | エルグランド |
|---|---|
| フロントモーター | 151kW(205PS)/4,400〜8,500rpm、330N·m(33.7kgf·m)/0〜4,300rpm |
| リヤモーター | 100kW(136PS)/5,500〜10,900rpm、195N·m(19.9kgf·m)/0〜3,000rpm |
| 発電用エンジン | ZR15DDTe 1.498L 直列3気筒、103kW(140PS)/5,000rpm、228N·m(23.2kgf·m)/3,600rpm |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン・67L |
| 車両重量 | 2,430〜2,510kg |
前後どちらのモーターも、最大トルクの発生回転数が0rpmから始まります。信号が青になった直後や、駐車場でハンドルを切りながらそろそろと動かす場面のように、モーターの回転がまだ低いうちから最大トルクが出ます。
アルファードのガソリン車には、モーターがありません。
| 動力 | エンジン | 最大トルク | モーター |
|---|---|---|---|
| ガソリン | 2AR-FE 2.493L 直4、125kW(170PS)/5,400rpm | 232N·m(23.7kgf·m)/4,100rpm | なし |
| ハイブリッド | A25A-FXS 2.487L 直4、140kW(190PS)/6,000rpm | 236N·m(24.1kgf·m)/4,300〜4,500rpm | フロント134kW(182PS)・270N·m、リヤ40kW(54PS)・121N·m(E-Fourのみ) |
| プラグインハイブリッド | A25A-FXS 2.487L 直4、130kW(177PS)/6,000rpm | 219N·m(22.3kgf·m)/3,600rpm | 同上 |
ガソリンの最大トルク232N·mは、4,100rpmで出ます。2,060kgの車体を、2.5Lのエンジンだけで動かす組み合わせです。高速の合流や上り坂でエンジンの回転を上げる場面は、フロントに270N·mのモーターを持つZのハイブリッド2通りより増えると読めます。
車重は、いちばん軽いアルファード(ガソリンZ 2WD・2,060kg)といちばん軽いエルグランド(X・2,430kg)で370kg違います。アルファードは2,060kgから2,470kgまで410kgの幅がありますが、エルグランドは2,430kgから2,510kgまでの80kgに収まります。エルグランドのグレードによる重さの差は、大人1人ぶんです。
車体の寸法は、全幅と全高でエルグランドが大きい
| 項目 | エルグランド | アルファード |
|---|---|---|
| 全長 | 4,995mm(AUTECH 5,045mm/AUTECH LINE 5,020mm) | 4,995mm |
| 全幅 | 1,895mm(AUTECH 1,910mm) | 1,850mm |
| 全高 | 1,975mm | 1,935mm(プラグインハイブリッド 1,945mm) |
| ホイールベース | 3,000mm | 3,000mm |
| 室内 長/幅/高 | 3,165/1,730/1,315mm | 3,005/1,660/1,360mm |
| 最低地上高 | 165mm | 150mm(プラグインハイブリッド 155mm) |
| 最小回転半径 | 5.8m | 5.9m |
| 車両重量 | 2,430〜2,510kg | 2,060〜2,470kg |
| WLTC燃費 | 16.8km/L(X・G。VIPとAUTECH系は諸元表に数値なし) | 10.4〜18.9km/L |
全長は、エルグランドのX・G・VIPとアルファードが同じ4,995mmで、ホイールベースも同じ3,000mmです。全幅と全高はエルグランドのほうが大きく、メーカーオプションを付けない状態で比べると、AUTECHとアルファードのプラグインハイブリッドを除いて、差は幅で45mm、高さで40mmになります。屋根付きや機械式の駐車場は、全幅と全高が制限値を超えると入れられないので、契約前にこの2つの数字を管理会社の制限値と比べておきます。
うちの駐車場、契約書に幅と高さの上限が書いてあった気がする
比べるときは、選ぶグレードと動力の数字を使ってください。エルグランドのAUTECHは全幅が1,910mm、アルファードのプラグインハイブリッドは全高が1,945mmです
今夜、契約書を出して上限の数字を書き写しておく
室内は、エルグランドのほうが長さで160mm、幅で70mm大きく、高さはアルファードのほうが45mm大きくなっています。3列目まで人を乗せるなら室内長が、背の高い荷物を立てて積むなら室内高が判断材料になります。
最小回転半径はエルグランドが5.8m、アルファードが5.9mで、エルグランドのほうが0.1m小さくなっています。ホイールベースは同じ3,000mmです。いっぽう全幅は1,895mmと1,850mmで、エルグランドが45mm広くなります。Uターンや切り返しではエルグランドのほうが小さく回れ、すれ違いや駐車枠の幅ではアルファードのほうに余裕があります。
タイヤはエルグランドが235/60R18のみで、サイドウォールは約141mmです。アルファードの17インチよりわずかに薄く、18インチと19インチよりは厚くなります。どのグレードを選んでも、タイヤのサイズとサイドウォールの厚みは変わりません。
買取相場で比べられるのは、年式をそろえた行
いま乗っている車を手放して乗り替えるなら、買取相場も予算に関わります。カーセンサーの買取相場(2026年9月更新)は次のとおりです。
| 車種 | 平均買取相場額 | 平均走行距離 | 2025年式(1年落ち) |
|---|---|---|---|
| エルグランド | 17.9万円〜200.2万円 | 7万km | 235.3万円〜257.1万円 |
| アルファード | 38.1万円〜639.2万円 | 5万km | 348万円〜641万円 |
どちらの平均買取相場額も、年式の違う車をまとめた数字なので、上限と下限の幅は車種の比較には使えません。比べられるのは、年式をそろえた行です。
2025年式で見ると、エルグランドが235.3万円〜257.1万円、アルファードが348万円〜641万円。同じ「1年落ち」でも、モデルの世代が違います。カーセンサーの解説によれば、3代目エルグランドの登場は2010年8月、4代目アルファードの登場は2023年6月。2025年式のエルグランドは登場から約15年たったモデル、アルファードは約2年たったモデルです。
エルグランドの2026年式の行には、455.2万円〜521.7万円という数字が入っています。ただ、新型の発売は2026年7月で、カーセンサーの解説は3代目を2010〜2026年式としています。この行が先代と新型のどちらの数字なのか、両方ならそれぞれどれだけ含まれているのかは、ページからは読み取れません。新型だけの相場として使うのは避けたほうがよさそうです。
先代エルグランドを売って新型に乗り替える場合、2025年式でも相場の上限は257.1万円です。新型のいちばん安いXが約690万円なので、この上限で売れたとしても、車両価格との差は約430万円あります。なおこの相場は、カーセンサーが掲載物件から独自に集計した参考値です。実際の査定額は装備・状態・走行距離で1台ごとに変わります。
候補に同じ40系のヴェルファイアも入っているなら、グレード構成とエンジンの違いを比べた記事があります。
決める順番は、アルファードが定員から、エルグランドはグレードの1回
アルファードで最初に決めるのは、予算でもグレードでもありません。決めるのは乗車定員です。
- 8名 → Gのハイブリッド、2WDとE-Fourの2通り
- 6名 → プラグインハイブリッドのE-Four、Executive LoungeかZの2通り
- 7名 → 8通りが残り、ここでようやく動力とグレードを別々に考えられます
定員を最初に決める理由は、8名を選ぶと動力もグレードも1つに決まり、6名を選ぶと動力がプラグインハイブリッドに決まるからです。定員を後回しにしてグレードから決めると、あとで8名が要ると分かった時点で、グレードをGに決め直すことになります。
アルファードは、定員 → 動力 → 駆動方式 → グレード → タイヤの順に5回決めます。この5回のうち、あとから買い替えられるのはタイヤだけです。定員も動力も駆動方式も、納車後には変えられません。
エルグランドで決めるのはグレードだけですが、その1回で6つの価格のどれになるかが決まります。X(約690万円)とG(約758万円)には、ここまで挙げた装備の差があります。価格の順では、そのあいだにAUTECH LINE(約718万円)があります。AUTECH LINEはXより約28万円高い価格ですが、ベンチレーションシートが付かない点と、1500Wの電源がメーカーオプションである点はXと同じです。XにするかGにするか、XやAUTECH LINEに1500Wの電源を付けるかどうかは、注文の前に決めておくことになります。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのエルグランドのレビューとアルファードのレビューで読めます。
価格・装備・諸元は日産とトヨタの主要諸元表・主要装備一覧と公式サイト、相場はカーセンサー(2026年9月更新)によります。価格・装備・相場は執筆時点のものです。仕様は予告なく変更されることがあるため、購入前には公式サイトと販売店でご確認ください。