CX-80で車中泊|1500Wの電源と7人乗りは両立するか?
キャンプで電気を使いたいけど、年に何回か7人で乗るんだ
AC1500W電源が付くのはPHEVの2グレード。どちらも6人乗り
7人乗りを選んだら、電源はどうなるの?7人乗りのグレードはAC150Wまで。1500Wはメーカーオプションにもない
PHEVの2列目は、折りたためないキャプテンシートになるまずは7人で乗る日があるかどうかから考えるね 週末はキャンプに行って、夜は車の中で電気を使いたいんだ。でも年に何回かは、祖父母も乗せて7人で帰省するんだよね
CX-80だと、その2つは1台にそろわない。1500Wの電源が付くグレードには、7人乗りの設定がない
どっちを取るかで、選ぶ機種まで変わっちゃうんだ
機種と、2列目の席の形も。1500Wを取った時点で、2列目の席は1種類に決まる
1500WはPHEVに、7人乗りはDrive Editionに付く
CX-80の機種は3つあります。ディーゼルのXD(SKYACTIV-D 3.3)、ディーゼルに48Vのマイルドハイブリッドを組み合わせたXD-HYBRID(e-SKYACTIV D 3.3)、ガソリンエンジンを使うプラグインハイブリッドのPHEV(e-SKYACTIV PHEV)です。グレードと2列目の席、AC電源の付き方を並べると、こうなります。
| 機種 | グレード | 駆動 | 2列目の席(乗車定員) | AC150W電源 | AC1500W電源 |
|---|---|---|---|---|---|
| XD | Drive Edition | 2WD/4WD | 7人乗り ベンチシート(7名) | 標準 | 設定なし |
| XD | Drive Edition | 2WD/4WD | 6人乗り センターウォークスルー(6名) | 標準 | 設定なし |
| XD | Drive Edition Nappa Leather Package | 2WD/4WD | 7人乗り ベンチシート(7名) | 標準 | 設定なし |
| XD | Drive Edition Nappa Leather Package | 2WD/4WD | 6人乗り センターウォークスルー(6名) | 標準 | 設定なし |
| XD | Premium Sports | 2WD/4WD | 6人乗り キャプテンシート(6名) | 標準 | 設定なし |
| XD-HYBRID | Drive Edition Nappa Leather Package | 4WD | 7人乗り ベンチシート(7名) | 標準 | 設定なし |
| XD-HYBRID | Drive Edition Nappa Leather Package | 4WD | 6人乗り センターウォークスルー(6名) | 標準 | 設定なし |
| XD-HYBRID | Premium Sports | 4WD | 6人乗り キャプテンシート(6名) | 標準 | 設定なし |
| XD-HYBRID | Premium Modern | 4WD | 6人乗り キャプテンシート(6名) | 標準 | 設定なし |
| PHEV | Premium Sports | 4WD | 6人乗り キャプテンシート(6名) | 標準 | 標準 |
| PHEV | Premium Modern | 4WD | 6人乗り キャプテンシート(6名) | 標準 | 標準 |
XDとXD-HYBRIDでは、AC1500W電源をメーカーオプションで選ぶこともできません。V2L/V2H対応(給電機能)と、普通充電ポート/急速充電ポート(CHAdeMO規格)も、付くのはPHEVの2グレードだけです。
車内で動かしたいものが決まっているなら、使いたい家電のワット数を先に足しておくと、150Wで足りるのか1500Wが要るのかが分かります。
うちみたいに、帰省は年に数回で、キャンプは毎月って家だと迷うんだ
回数で決めるか、7人が乗れない日の困り方で決めるか。そこは家ごとに違う
Premium SportsとPremium Modernの2列目は、折りたたみにならない
2列目の折りたたみについて、マツダの資料には2通りの書き方があります。GRADE CHARTとTechnical Informationは、席の名前を挙げて注記しています。
6人乗りキャプテンシートは折りたたみになりません。
総合カタログ(CX-80 PRODUCT CATALOGUE)の荷室のページと、公式サイトのユーティリティのページは、2列目や3列目を格納した荷室を紹介する箇所で、装備の名前を挙げて注記しています。
*リアシート・アームレスト付コンソール車はフルフラットにはなりません。
アームレスト付コンソールは、下の表のとおりキャプテンシートに付く装備で、ベンチシートとセンターウォークスルーには設定がありません。PHEVを選ぶと、2列目はキャプテンシートに決まります。2列目まで平らな床を作って寝るつもりなら、キャプテンシートの車は、どちらの書き方でもその形になりません。
7人乗りのベンチシートと6人乗りのセンターウォークスルーは、どちらの注記の対象にも入っていません。2列目を畳んだ床で寝られる長さは、室内長の2,650mmとは別の数字です。3列目の背もたれは、どのグレードも5:5分割の可倒式です。
席の形ごとに付く装備は、グレードや機種が違っても同じです。
| 2列目の装備 | 7人乗り ベンチシート | 6人乗り センターウォークスルー | 6人乗り キャプテンシート |
|---|---|---|---|
| 選べるグレード | XD Drive Edition/XD Drive Edition Nappa Leather Package/XD-HYBRID Drive Edition Nappa Leather Package | 左と同じ3グレード | XD Premium Sports/XD-HYBRID Premium Sports・Premium Modern/PHEV Premium Sports・Premium Modern |
| 左右独立スライド&リクライニング機構 | 標準 | 標準 | 標準 |
| シートヒーター | 標準 | 標準 | 標準 |
| 2Wayパワーシート(リクライニング) | 設定なし | 設定なし | 標準 |
| シートベンチレーション | 設定なし | 設定なし | 標準 |
| アームレスト付コンソール(カップホルダー×2/ストレージボックス) | 設定なし | 設定なし | 標準 |
| センターアームレスト | 標準 | 設定なし | 設定なし |
| 角度調整機構付きアームレスト | 設定なし | 標準 | 設定なし |
| ワンタッチウォークイン機構 | 標準 | 設定なし | 標準 |
うちの子たちは自分で3列目に行くから、2列目の真ん中を通れるセンターウォークスルーが気になるんだ
その形があるのはDrive Editionの3グレードだけ。PHEVで3列目に行くなら、ワンタッチウォークイン機構が付くキャプテンシートのほうになる
室内高は1,233mmと、サンルーフ付きの1,211mm
室内寸法は、どの機種も長さ2,650mm、幅1,550mmです。高さは2通りあり、パノラマサンルーフなしが1,233mm、ありが1,211mmです。
パノラマサンルーフは、PHEVの2グレードとXD-HYBRIDのPremium Sports・Premium Modernに標準で付くので、この4グレードの室内高は1,211mmです。XDの全グレードとXD-HYBRIDのDrive Edition Nappa Leather Packageではメーカーオプションで、付けなければ1,233mmになります。XD Drive Editionでは、Boseサウンドシステムとのセットでしか選べません。

リアドアウインドーサンシェードとダークティンテッドガラス(リア)は、全グレードに標準です。12V電源ソケットはフロントコンソールとラゲッジルームにあり、3列目用のUSB端子(Type-C)2つ、サードシート・ベンチレーター(風向調整式)、3ゾーン対応フルオートエアコンも、どのグレードにも付いています。
寒冷地向けの仕様は別に用意されていません。カタログは「全車寒冷地を考慮した仕様となっております」と書いています。
機種で変わるのは、エンジンと電池と重さ
全長4,990mm、全幅1,890mm、全高1,710mm、ホイールベース3,120mm、最小回転半径5.8mは、3つの機種で同じ値です。サスペンションは前がダブルウィッシュボーン式、後ろがマルチリンク式で、タイヤはどのグレードも235/50R20です。
| 項目 | XD | XD-HYBRID | PHEV |
|---|---|---|---|
| 車名・型式 | マツダ・3DA-KL3P | マツダ・3CA-KL3R3P | マツダ・5LA-KL5S3P |
| 駆動方式 | 2WD(FR)/4WD | 4WD | 4WD |
| エンジン | T3-VPTS型・水冷直列6気筒DOHC24バルブ直噴ターボ・3.283L | T3-VPTH型・水冷直列6気筒DOHC24バルブ直噴ターボ・3.283L | PY-VPH型・水冷直列4気筒DOHC16バルブ・2.488L |
| エンジン最高出力 | 170kW(231PS)/4,000-4,200rpm | 187kW(254PS)/3,750rpm | 138kW(188PS)/6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 500N·m/1,400-3,000rpm | 550N·m/1,500-2,400rpm | 250N·m/4,000rpm |
| モーター | なし | MR型・12kW(16.3PS)/900rpm・153N·m/200rpm | MS型・129kW(175PS)/5,500rpm・270N·m/400rpm |
| 動力用主電池 | なし | リチウムイオン電池・12個・7.5Ah | リチウムイオン電池・96個・355V・50Ah・総電力量17.8kWh |
| 燃料・タンク容量 | 軽油・74L | 軽油・74L | 無鉛レギュラーガソリン・70L |
| 乗車定員 | 7名/6名 | 7名/6名 | 6名 |
| 車両重量 | 2,000〜2,050kg(サンルーフ付きは2,030〜2,080kg) | 2,090〜2,100kg(サンルーフ付きは2,120〜2,130kg) | 2,260kg(サンルーフ標準) |
| 最低地上高 | 170mm | 170mm | 170mm |
型式の頭の 3DA- 3CA- 5LA- は、排出ガスの規制や燃料、ハイブリッドの有無を表す記号です。
7人で乗る日があるかどうかから考える
年に数回でも7人で乗る日があるなら、候補はDrive Editionの名が付く3グレードのベンチシートで、AC電源は150Wまでです。乗車定員の7名と6名は、車の中で何人が寝られるかとは別の数字です。
迷いやすいのは、2列目のパワーシートやシートベンチレーションを目当てに、Premium SportsやPremium Modernを見ている場合です。XDのPremium Sportsと、XD-HYBRIDのPremium Sports・Premium Modernは、2列目がPHEVと同じ席なのに、AC電源は150Wまでです。
XDの全グレードと、XD-HYBRIDのDrive Edition Nappa Leather Packageでは、パノラマサンルーフを付けるかどうかも注文の時点で決まります。カタログは、メーカーオプションについて「メーカーの工場で装着するため、ご注文後はお受けできませんのでご了承ください」と書いています。
サンルーフを選べる仕様では、付けると車両重量が30kg増えます。XDの2WDの6人乗り(Drive Edition、Drive Edition Nappa Leather Package、Premium Sports)は、なしで2,000kg、付けると2,030kgになります。自動車重量税は車検証の車両重量を0.5トンごとに区切って決まるので、諸元表の値で数えると、この3つはサンルーフを付けると重量税の区分が1つ上がります。
装備・諸元は、マツダの「CX-80 Technical Information」(2026年3月現在)、「CX-80 GRADE CHART」、総合カタログ「CX-80 PRODUCT CATALOGUE」(2026年3月現在)と、公式サイトのユーティリティのページから2026年9月14日に読み取りました。室内寸法・最低地上高・総電力量は、カタログが「社内測定値」としている値です。仕様は執筆時点のもので、予告なく変更される場合があります。