ラフェスタ B30とB35|車体が長いB35は室内も長いか?
B35のほうが車体が長いんだから、室内も長いんでしょ?
全長は85mm長いのに、室内長は125mm短い。室内幅は70mm広い
どっちも日産の7人乗りなのに、なんでそんなに違うの?B30は日産の設計、B35はマツダから供給されたプレマシー
広告に「ラフェスタ」としか書いてなかったら?型式を見る。B30かNB30ならB30、CWで始まる英字6文字ならB35 日産ラフェスタという車名で売られた車は2車種あり、車体もエンジンも変速機も別です。2004年12月に出たB30は日産が設計したミニバンで、2011年6月に加わったB35はマツダのプレマシーです。日産とマツダは2011年1月28日に連名でOEM供給契約の締結を発表しており、そのリリースにはマツダが同年5月からプレマシーを日産へ供給すると書かれています。
中古車を探していると、「年式が新しいB35のほうが、車体も室内も大きくなっているはず」と考えるところです。2台の諸元表を並べてみると、寸法の変わり方がそうなっていないことに気づきます。車体は85mm長くなって、室内長は125mm短くなりました。
2011年6月からの1年間、B30とB35は同時に売られていた
日産のFAQは、B30の履歴を「2011年6月 車名変更」「2012年6月 販売終了」と記録しています。このとき付いた車名がラフェスタ JOY です。同じ2011年6月に、車体がまったく別のB35がラフェスタ ハイウェイスターとして発売されました。ラフェスタ JOY はそこから2012年6月の販売終了まで、B35と併売されています。
ラフェスタのハイウェイスターは、もともとB30のグレード名でした。2005年8月の一部仕様変更でB30に加わり、同時に売られていたグレードは時期で変わります。2007年5月のマイナーチェンジ以降は20S・20G、2009年11月からはJOY X・JOY Gでした。2011年6月には、そのJOYのほうがB30の車名になり、ハイウェイスターはB35の車名として使われるようになりました。
ハイウェイスターって名前、B30のころからあったんだ。じゃあ車名を見ても、どっちの車体か決めきれないね
ハイウェイスターは2005年8月にB30のグレードとして加わり、2011年6月からはB35の車名です。どちらの車体かは車検証の型式で見分けられます。ハイフンより後ろがB30かNB30ならB30、CWで始まる英字6文字ならB35です
広告の車名で考えこむより、型式の欄を見せてもらうほうが早いんだ
B30の最後の1年に選べたグレードは1つです。ラフェスタ JOY の装備一覧に載っている列は「2WD/4WD JOY X」の1本だけで、選べるのは駆動方式とオプションだけでした。
85mm長い車体に、125mm短い室内
B35の列は、2013年のマイナーチェンジで2WD(ハイウェイスター Jパッケージを除く)のエンジンと変速機が替わったあとの仕様です。2011年6月の発売時の2WDは、型式がDBA-CWEFWN、エンジンがLF-VDかLF-VDS、変速機が5速ATでした。全長・全幅・全高と室内寸法、4WDの型式・エンジン・変速機は、発売時の主要諸元でも同じ値です。
| 項目 | B30(ラフェスタ JOY X) | B35(ラフェスタ ハイウェイスター) |
|---|---|---|
| 車名型式 | ニッサンDBA-B30/4WDはDBA-NB30 | ニッサンDBA-CWFFWN/4WDはDBA-CWEAWN |
| 全長 | 4,530mm | 4,615mm |
| 全幅 | 1,695mm | 1,750mm |
| 全高 | 1,600mm(4WDは1,615mm) | 1,615mm(4WDは1,650mm) |
| ホイールベース | 2,700mm | 2,750mm |
| 室内長 | 2,690mm | 2,565mm |
| 室内幅 | 1,420mm | 1,490mm |
| 室内高 | 1,255mm(パノラミックルーフ付車は1,230mm) | 1,240mm |
| 乗車定員 | 7名 | 7名 |
| 最小回転半径 | 5.1m | 5.3m |
| 車両重量 | 1,410kg(4WDは1,490kg) | 1,490〜1,500kg(4WDは1,580〜1,590kg) |
| エンジン型式 | MR20DE | PE-VPS(4WDはLF-VE) |
| 総排気量 | 1.997L | 1.997L(4WDは1.998L) |
| 圧縮比 | 10.0 | 12.0(4WDは10.0) |
| 最高出力 | 101kW〈137PS〉/5,200rpm 4WDは95kW〈129PS〉/5,200rpm | 111kW〈151PS〉/6,000rpm 4WDは102kW〈139PS〉/6,500rpm |
| 最大トルク | 200N·m/4,400rpm 4WDは187N·m/4,000rpm | 190N·m/4,100rpm 4WDは175N·m/4,000rpm |
| 変速機 | エクストロニックCVT | 6速AT(4WDは4速AT) |
| サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム 4WDはストラット/トレーリングアーム式マルチリンク | ストラット/マルチリンク |
| 主ブレーキ前/後 | ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
| タイヤ | 195/60R15 88H | 195/65R15 91H(グレードにより205/55R16・205/50R17) |
| 使用燃料・タンク容量 | 無鉛レギュラー・55L(4WDは50L) | 無鉛レギュラー・60L(4WDは55L) |
同じ駆動方式どうしで比べると、全長から室内高まで、値が一致する寸法はありません。それでいて乗車定員は7名のまま変わっていないので、家族4〜5人で使うぶんには「同じような車」に見えてしまいます。
差がいちばん大きいのは室内長です。B35は車体が85mm長いのに、室内は125mm短い。全長4,615mmで室内長2,565mm、B30は全長4,530mmで室内長2,690mmです。3列の座席に割りふれる前後の長さは、B30のほうが多く取れます。かわりにB35は室内幅が70mm広く、全幅も55mm広い。室内が前後に長いB30か、左右に広いB35か、という違いです。
3列目まで人を乗せるなら、前後に長いB30のほうがいいってこと?
ここで比べているのは、諸元表の室内長です。B30が2,690mm、B35が2,565mmで、3列目の足元がどれだけ違うかまでは、この数字からは分かりません
そっか、室内長が長くても、そのぶん3列目の足元が広いとは限らないもんね
室内幅はB30が1,420mm、B35が1,490mmで、こちらはB35が70mm広くなっています
じゃあ3列目の足元は現車で座って確かめる。幅は数字で先に比べておける、と
全幅と最小回転半径は、狭い道で扱いやすいかどうかを見るときの数字です。B30は1,695mm・5.1m、B35は1,750mm・5.3mです。日産自身、ラフェスタ JOY のカタログに「小回りがきいて、視界もいいから、狭い道もラクラク」と書いていました。幅の狭い住宅地の道や機械式駐車場に入れる場面で、全幅が狭く最小回転半径も小さいのはB30のほうです。
2WDどうしで比べると、B30のMR20DEは最大トルク200N·mを4,400rpmで、B35のPE-VPSは190N·mを4,100rpmで出します。最大トルクは10N·m減り、車両重量は1,410kgから1,490〜1,500kgへ、80〜90kg増えています。最大トルクが出る回転数は4,400rpmから4,100rpmへ、わずかに下がりました。
最高出力は101kW〈137PS〉から111kW〈151PS〉へ増えています。ただし、その最高出力が出る回転数は5,200rpmから6,000rpmへ、800rpm高くなりました。圧縮比も10.0から12.0になり、燃料の送り方は筒内直接噴射に変わっています。
燃料消費率は、B30とB35のあいだではそのまま比べられません。B30の15.0km/L(4WDは13.8km/L)は10・15モード、B35の16.2km/L(ハイウェイスターG スプレモは15.2km/L、4WDは10.6km/L)はJC08モードの値で、測り方が違います。この数字は、2WDと4WDの差のように、同じ車種の中で比べるときに使えます。
B35は、2WDと4WDでエンジンも変速機も違う

B35は2WDと4WDで、車名型式もエンジンも変速機も別になります。グレード名が同じ「ラフェスタ ハイウェイスターG」でも、次の表の仕様(2016年10月現在)では2WDが6速AT、4WDが4速ATです。発売時の2WDは5速ATでした。
| 2WD | 4WD | |
|---|---|---|
| 車名型式 | ニッサンDBA-CWFFWN | ニッサンDBA-CWEAWN |
| グレード | ハイウェイスター/ハイウェイスターG/ハイウェイスターG スプレモ | ハイウェイスター/ハイウェイスターG |
| エンジン | PE-VPS(1.997L・圧縮比12.0・筒内直接噴射) | LF-VE(1.998L・圧縮比10.0) |
| 最高出力 | 111kW〈151PS〉/6,000rpm | 102kW〈139PS〉/6,500rpm |
| 最大トルク | 190N·m/4,100rpm | 175N·m/4,000rpm |
| 変速機 | マニュアルモード付6速AT | 4速AT |
| アイドリングストップ | 標準 | 設定なし |
| ヒルスタートアシスト | 標準 | 設定なし |
| 車両重量 | 1,490〜1,500kg | 1,580〜1,590kg |
| 燃料消費率(JC08) | 16.2km/L(スプレモは15.2km/L) | 10.6km/L |
4WDは90kg重い車体を、15N·m少ないトルクと4段のギヤで動かします。JC08モードの燃料消費率は、2WDの16.2km/Lに対して10.6km/Lで、5.6km/Lの差があります。
「雪道を走るのは年に何度かだけれど、念のため4WDにしておこうか」と迷うところです。雪の多い地域で4WDが要るなら、選ぶ理由ははっきりしています。ただ、B35の4WDは、2WDに装備を足した仕様ではありません。アイドリングストップとヒルスタートアシストは2WDの3グレードだけに付きます。逆に寒冷地仕様のヒーター付ドアミラーは、4WDの2グレードにだけ標準で付きます。
年に何度かの雪のために、残りの日もずっと4速ATと10.6km/Lで走ることになるのか
2WDは6速ATで、スプレモ以外は16.2km/Lです。一方で、ヒーター付ドアミラーが標準で付くのは4WDの2グレードです。どちらにするかは、雪道を走る日が年にどのくらいあるかで変わります
B35は全車、リヤがマルチリンク式でディスクブレーキ
B35の主要装備一覧には〈全車標準装備〉という欄があり、グレードによらず付く装備が並んでいます。いちばん価格の安い個体を選んでも付いてくる装備のうち、B30との差が大きいのは次の3つです。
| 項目 | B35(全車共通) | B30(ラフェスタ JOY X) |
|---|---|---|
| リヤサスペンション | マルチリンク式 | 2WDはトーションビーム式/4WDはトレーリングアーム式マルチリンク |
| リヤブレーキ | ディスク | リーディングトレーリング式(ドラム) |
| ステアリング調整 | チルト&テレスコピック | チルトのみ(テレスコピックの記載なし) |
マルチリンク式は左右の後輪が別々に上下する形式で、片側だけが段差や排水溝に乗ったときに、その上下の動きが反対側の車輪に伝わりにくくなります。主要諸元でも、5つの仕様すべてが「マクファーソンストラット式/マルチリンク式」で揃っています。B30は2WDのリヤが、1本の梁で左右をつないだトーションビーム式で、マルチリンクになるのは4WDだけです。同じ車名のなかで、リヤサスペンションの形式が駆動方式によって違っていました。
テレスコピックがあると、座面の高さを先に決めてから、ハンドルまでの距離をハンドルの前後位置で合わせられます。運転席シートリフターも全車標準なので、身長差のある2人が1台を交代で運転する家庭でも、それぞれの運転姿勢を合わせやすくなります。
〈全車標準装備〉欄で見落とされやすいのは、VDC(TCS機能を含む)のほうです。B30のJOY Xの装備一覧には、横滑りを抑える装置の記載がありません。このほか、セカンドシートの大型センターアームレストとフレキシブルシート(カップホルダー2個)、消臭天井も全車共通で付きます。
カーテンとサイドのエアバッグが付くのは、ハイウェイスターGとG スプレモ

上の写真はハイウェイスターG スプレモです。ステアリング右スポークに並ぶCANCEL/SET/RESが、スプレモだけに付くASCD(オートスピードコントロール装置)のスイッチです。B35のグレードで付く・付かないが分かれる装備を、表に並べます。
| 装備 | ハイウェイスター (2WD) | ハイウェイスターG (2WD) | G スプレモ (2WD) | ハイウェイスター (4WD) | ハイウェイスターG (4WD) |
|---|---|---|---|---|---|
| シート地 | ジャカード(ブラック) | ジャカード(ブラック+ブラウンパイピング&ステッチ) | 本革/ジャカード(ブラック+専用ブラウンパイピング&ダークグレーステッチ) | ジャカード(ブラック) | ジャカード(ブラック+ブラウンパイピング&ステッチ) |
| クリーナブル機能 | ー | 標準 | ー | ー | 標準 |
| タイヤ&ホイール | 195/65R15+15インチアルミ | 195/65R15+15インチアルミ (205/55R16+16インチはセットオプション◆2) | 205/50R17+17インチアルミ(光輝仕様) | 195/65R15+15インチアルミ | 205/55R16+16インチアルミ (195/65R15はメーカーオプション) |
| SRSカーテンエアバッグ | ー | 標準 | 標準 | ー | 標準 |
| 運転席・助手席SRSサイドエアバッグ | ー | 標準 | 標準 | ー | 標準 |
| ASCD | ー | ー | 標準 | ー | ー |
| 電動スライドドア(助手席側) | 標準 | 標準 | 標準 | セットオプション◆4・◆5 | 標準 |
| 電動スライドドア(運転席側) | ー | セットオプション◆2 | 標準 | ー | セットオプション◆3 |
| アウトサイドドアハンドル | ボディカラー | ボディカラー | クロームメッキ | ボディカラー | ボディカラー |
| ルーフスポイラー | ディーラーオプション | 標準 | 標準 | ディーラーオプション | 標準 |
この表で先に見ておきたいのは、エアバッグの2行です。カーテンエアバッグとサイドエアバッグが付くのは、2WD・4WDともハイウェイスターGと、2WDのG スプレモです。グレード名が「ハイウェイスター」だけで、Gの付かないグレード(以下「素のハイウェイスター」)には、どちらも付きません。中古で価格の安い個体を見つけたときに、まず確かめる価値があるのはここです。
安いのを見つけて喜んでたら、カーテンもサイドも付いてなかった、ってことがあるわけだ
素のハイウェイスターは2WDも4WDも、その2行に設定がありません。しかも2WDは3グレードが同じ型式のDBA-CWFFWNなので、型式からは見分けられません
じゃあ販売店には、グレード名と、カーテンエアバッグが付いているかを聞くんだね
シート地は3種類あります。素のハイウェイスターがジャカードのブラック、Gがブラウンのパイピングとステッチが入るジャカード、スプレモが本革とジャカードの組み合わせです。汚れを拭き取りやすいクリーナブル機能が付くのはGだけで、本革のスプレモには設定がありません。ただし装備一覧の注記によれば、Gのクリーナブル機能もシートサイド・シート前面下・シート裏面・ヘッドレストには及びません。拭き取りやすいのは、座面と背もたれの正面だけです。
装備一覧の◆記号は、それぞれ次のセットです。
- ◆2(2WDのG)= 運転席側の電動スライドドア+イージークロージャー + 205/55R16タイヤ&16インチアルミホイール
- ◆3(4WDのG)= 運転席側の電動スライドドア+イージークロージャー + キセノンヘッドランプ
- ◆4(4WDの素のハイウェイスター)= 助手席側の電動スライドドア+イージークロージャー + インテリジェントキー + エンジンイモビライザー
- ◆5(同上)= ◆4に、キセノンヘッドランプ・オートライトシステム・フロント雨滴感知式間けつワイパー・本革巻3本スポークステアリング&本革巻シフトノブを加えたもの
2WDのGで運転席側も電動にしようとすると、16インチホイールが一緒に付いてきます。両側の電動スライドドアが最初から標準なのはスプレモだけです。4WDのGで16インチから195/65R15の15インチアルミに替える場合は、装備一覧の(注7)により、他のメーカーオプションが選べなくなります。
B30のJOY Xでは、電動で開くのは助手席側だけでした。両側に付くのは「スライドドアオートクロージャー」で、こちらは半ドアを引き込む機構です。運転席側の電動スライドドアは、装備一覧に項目そのものがありません。かわりにパノラミックルーフがメーカーオプションで選べて、これを付けると室内高が1,255mmから1,230mmへ、25mm低くなります。
買取相場は、B35のほうが上限が高く、下限も低い
カーセンサーの買取相場は、2つの世代が別々の車種コードに分かれているので、B30とB35の数字を分けて読めます。どちらも2026年7月更新の数値で、小売価格ではなく買い取ってもらうときの目安になります。
| ラフェスタ(B30) | ラフェスタハイウェイスター(B35) | |
|---|---|---|
| 平均買取相場額 | 13.1万〜28.0万円 | 9.1万〜43.6万円 |
| 平均走行距離 | 5万km | 7万km |
| 掲載グレード | 2.0 ジョイ X(DBA-B30・平成21〈2009〉年11月〜) | 2.0 G(DBA-CWFFWN・平成28〈2016〉年7月〜) |
| そのグレードの相場 | 13.1万〜28万円(新車価格179.4万円) | 24.5万〜43.6万円(新車価格246.5万円) |
年式別で見ると、B35は2017年式が約25万〜46万円、2011年式が約9万〜28万円です。年式が6年違うと、相場の範囲もこれだけ違います。B30は2012年式が約13万〜30万円、2011年式が約16万〜29万円で、2つの年式の相場はほぼ同じ範囲に収まっています。カーセンサーがこの車種コードに載せているグレードは「2.0 ジョイ X」の1つで、年式別に並ぶのもこの2年だけです。
では、B35のほうが高く売れる車だと言えるのでしょうか。B35は2018年3月まで売られていました。B30の最終年式は2012年で、いま買えば14年落ちです。平均買取相場額の上限はB30が約28万円、B35が約44万円で15万円以上の差がありますが、比べている個体の年式の幅がそもそも違います。この数字だけでは、そうは言えません。
広告に「ラフェスタ」とだけ書いてあったら、確かめる順番
見た目がまったく違う2台なので取り違えにくそうですが、中古車情報では車名だけが「ラフェスタ」と書かれていることがあります。
最初に見るのは車検証の型式です。型式で分かるのは、世代と駆動方式までです。見るのはハイフンより後ろで、「B30」(2WD)か「NB30」(4WD)ならB30、「CWEFWN」「CWFFWN」(2WD)か「CWEAWN」(4WD)ならB35です。B35の2WDは、2011年6月の発売時がCWEFWNで5速AT、この記事で比べている6速ATの仕様がCWFFWNです。発売時の2WDのグレードはハイウェイスター Jパッケージ/ハイウェイスター/ハイウェイスターGで、この記事の装備表とは構成が違います。ハイフンより前は排出ガス規制の識別記号で、世代の見分けには使えません。日産設計のB30は英字1〜2文字と数字、マツダ製のB35は英字6文字で、記号の組み立て方そのものが違います。
次に確かめるのがグレードです。型式が同じでも、グレードは1つに決まりません。2WDの「DBA-CWFFWN」は素のハイウェイスター・G・G スプレモの3グレードをまとめて指しているので、エアバッグもホイールも運転席側の電動スライドドアも、型式からは判別できません。ここは現車を見るか、販売店にこの3つの装備を1つずつ確かめてもらうことになります。
ルーフスポイラーは素のハイウェイスターでもディーラーオプションで付きますし、タイヤとホイールは履き替えられます。替えようがないのは、駆動方式で決まるエンジンと変速機、そして車体そのものです。B30の2,690mmの室内長も、B35の1,490mmの室内幅も、買ったあとでは変えられません。予算で何を妥協するかを考えるとき、先に決めておきたいのがこの寸法です。
同じ車名のまま世代によって設計が違う例は、S2000 AP1とAP2の違いでも扱っています。あちらで替わったのはエンジンと変速機まわりでした。ラフェスタは車体ごと替わっています。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのラフェスタのレビューとラフェスタ ハイウェイスターのレビューで読めます。
数値・装備は日産が公開する主要諸元表・主要装備一覧、買取相場はカーセンサー(2026年7月更新)にもとづきます。B30の諸元表は2012年3月現在、B35の主要諸元は2016年10月現在、主要装備一覧は2017年4月現在の版です。買取相場は掲載物件からの集計値で、実際の査定額は装備・状態・走行距離によって変わります。