ノアで車中泊|1500Wのコンセントはどのグレードで付く?

トヨタ ノア ハイブリッド S-Z 2WD(6AA-ZWR90W-APXRB)を前方から見た外観
写真: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons ( CC BY-SA 4.0 ・縮小)
── この記事の結論を先に4コマで ──
左のシキが白紙を両手で胸の前に持ち、眉を寄せた真顔でクラを見ている。右のクラは白いマグカップを片手に持ち、もう片方の手をパーカーのポケットに入れて、眉を下げて口を開け、困った顔で話しかけている 車中泊で電気を使いたい。ノアなら、どのグレードでもいい?
左のシキが白紙を1枚両手で持ち、口を開けてクラに説明している。右のクラは白いマグカップを両手で持ち、目を丸くして口を開けている 1500Wのコンセントが標準なのはS-Zだけ。S-GとS-Xはオプションです
左のシキが白紙の束を片手で持ち、もう片方の手を下ろして、眉を寄せた真顔でいる。右のクラは白いマグカップを片手に持ち、もう片方の手をポケットに入れて、眉を下げ、汗をひとしずく浮かべて不安そうな顔をしている いちばん安いS-Xに、あとから付ければいいよね?納車後には付けられません。S-Xのオプション代は50,600円です
左のシキが白紙を両手で持ち、目を細めて微笑んでいる。右のクラは白いマグカップを片手に持ち、もう片方の手をパーカーのポケットに入れて、目を細めて口を開け、明るく笑っている 決める順は、電源を使うかどうか、定員、駆動方式ですサードシートの畳み方は、どのグレードでも同じなんだね

ノアで車中泊を考えるなら、シートアレンジより先に確かめたいのがAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントです。S-Zには標準で付き、S-Gでは45,100円、S-Xでは50,600円のメーカーオプションになります。

サードシートのほうは、どのグレードを買っても同じように畳めます。

1500Wのコンセントのオプション代は、S-Xがいちばん高い

グレードアクセサリーコンセント(AC100V・1500W/2個)
S-Z標準
S-G45,100円のメーカーオプション
S-X50,600円のメーカーオプション

いちばん安いS-Xで付けるときに、オプション代はいちばん高くなります。S-Gとの差5,500円の理由は、公式PDFには書かれていません。

コンセントを付けるときは、インパネ一体型センターコンソールボックスとのセットになり、コンセントだけを単体で注文することはできません。標準のままだと、S-Gには独立型のコンソールボックス(充電用USB端子〈Type-C〉2個付き)が、S-Xにはフロアトレイが付いています。オプションを選ぶと、どちらもインパネ一体型(こちらもUSB端子2個付き)に替わり、2段階引出し式センターホルダーは付かなくなります。フロアトレイだったS-Xには、コンソールボックスとUSB端子2個が新しく加わります。

クラ

コンセントのために、飲み物を置く場所まで変わるの?

シキ

インパネ一体型のコンソールボックスにも、カップホルダーが2個あります。付かなくなる2段階引出し式センターホルダーは、カップホルダー1個と小物入れ、カードホルダーの組み合わせです

クラ

飲み物の置き場所は、コンソールボックスのほうにちゃんとあるわけか

コンセントは2個で、非常時給電システムと外部給電アタッチメントが付きます。合計消費電力の上限は1500Wで、これを超えると保護機能が働いて給電が止まります。1500W以内でどの家電を同時に使えるかは、車中泊のAC100V電源で扱っています。

クラ

ヴォクシーにしたら、ここは変わる?

シキ

S-Zが標準で、S-Gが45,100円なのはノアと同じです。違うのは、ヴォクシーにはS-Xの設定がないことです

クラ

S-Xがないぶん、ヴォクシーで付けるときのオプション代は45,100円までなんだね

ノアとヴォクシーで外装と装備がどう違うかは、ノア vs ヴォクシーにあります。

室内長2,805mmは、そのまま寝床の長さにはならない

項目数値
室内長2,805mm
室内幅1,470mm
室内高1,405mm
全長4,695mm
全幅1,730mm
ホイールベース2,850mm

室内長は社内測定値で、測り方はメーカーに委ねられています。見落とされやすいのは、横になるのがセカンドシートから後ろだという点です。そのため、2,805mmがそのまま寝床の長さになるわけではありません。ノアの主要諸元表には、シートを倒したときの長さの行がありません。寝床の長さを知るには何を見ればよいかは、車中泊で寝られる長さは諸元表のどこを見るかで扱っています。

室内高1,405mmでは、車内で立って着替えることはできません。着替えは座ってすることになります。

サードシートとデッキまわりは、グレード・駆動方式・定員の8通りとも同じ

  • ワンタッチホールドシート(5:5分割サードシート)
  • ウォークイン機構(セカンドシート)
  • デッキボード
  • デッキフック(4個)
  • LEDラゲージルームランプ(デッキ2個)

サードシートを畳むために、S-XからS-GやS-Zに替える必要はありません。昼は荷物を積んで走り、夜はサードシートを畳んで寝床を作る、という使い方は、いちばん安いS-Xでも同じようにできます。

トヨタ ノア ハイブリッド S-Z 2WDの運転席まわり
写真: Tokumeigakarinoaoshima — Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0・縮小)

7人乗りと8人乗りで、2列目の形が変わる

定員セカンドシート
7人乗りキャプテンシート(ストレート超ロングスライド+リクライニング+両側アームレスト付)
8人乗り6:4分割チップアップシート(超ロングスライド+リクライニング+格納式センターボックス付)

8人乗りのチップアップシートは座面を跳ね上げられます。7人乗りのキャプテンシートは左右が独立していて、あいだに通路が残ります。

2列目とサードシートをフルフラットにすると、座席の上で横になれます。このとき8人乗りは2列目が左右つながった面になり、7人乗りはその通路が隙間として残ります。寝る面に隙間を作りたくないなら8人乗り、2列目を1人ずつ独立した席として使いたいなら7人乗りです。

S-Zは7人乗りだけで、8人乗りはS-GとS-Xの2WDにだけ設定があります。「S-Zで8人乗り」は選べません。

クラ

寝る面に隙間のない8人乗りにしたい。でも電源も欲しい、となったら?

シキ

S-GかS-Xの2WDを選んで、コンセントをオプションで足すことになります

クラ

8人乗りにすると、電源のオプション代も最初から予算に入れておくことになるのか

S-Zの7人乗りでは、快適利便パッケージ(High)148,500円を選ぶと、キャプテンシートにシートヒーター・オットマン・角度調整付アームレストが加わります。同じパッケージには、ハンズフリーデュアルパワースライドドア、パワーバックドア、ナノイーX、ステアリングヒーターも入っています。

E-Fourは2WDより全高が30mm高く、最低地上高は15mm低い

2WDE-Four
全高1,895mm1,925mm
最低地上高140mm125mm

高さ制限1,900mmの立体駐車場なら、2WDは入り、E-Fourは入りません。

クラ

うちのマンションの駐車場、高さ制限がいくつだったか覚えてないな

シキ

表示を一度見ておけば足ります。制限の数字が1,895mmと1,925mmのあいだなら、2WDは入ってE-Fourは入りません

326万円から431万円まで、8つの組み合わせ

グレード駆動定員価格(税込)WLTCモード
S-X2WD7名3,261,500円23.8km/L
S-X2WD8名3,261,500円23.8km/L
S-XE-Four7名3,514,500円22.1km/L
S-G2WD7名3,700,400円23.6km/L
S-G2WD8名3,700,400円23.6km/L
S-GE-Four7名3,953,400円21.9km/L
S-Z2WD7名4,056,800円23.4km/L
S-ZE-Four7名4,309,800円21.8km/L

価格・グレードページに並ぶ8通りは、すべてハイブリッド(1.8L+モーター)です。エンジンは2ZR-FXEで72kW(98PS)、燃料タンクは52L、使用燃料は無鉛レギュラーです。S-XとS-Gは、2WDなら7人乗りと8人乗りが同じ価格なので、2列目の形は価格を気にせずに選べます。

決める順番は、電源、定員、駆動方式

最初に決めるのは、車中泊で1500Wのコンセントを使うかどうかです。このコンセントはメーカーオプションなので、納車後に付けることはできません。使わないなら、S-Xの2WD(約326万円)で足ります。

使うと決めたら、S-GかS-Xにオプションで足すか、標準で付くS-Zを選ぶかです。「年に何回使うか分からないのに、オプション代を払うのか」と迷うところですが、あとから足す方法がない以上、迷うなら付けておくほうが後悔は少ないと思います。

次に定員です。8人乗りを選ぶと、S-ZもE-Fourも候補から外れ、S-GかS-Xの2WDだけが残ります。

最後が駆動方式です。7人乗りを選んでいれば2WDとE-Fourのどちらも選べるので、自宅の駐車場の高さ制限を確かめてから決めても間に合います。

同じクラスのステップ ワゴンは3列目を床下にしまう形式で、跳ね上げて固定するノアのサードシートとは畳み方が違います。セレナには、3列目のない2列シート仕様の純正マルチベッドがあります。

実際に乗っている人の評価は、みんカラのノアのレビューとヴォクシーのレビューで読めます。

数値はトヨタの主要諸元表・装備一覧表(2026年9月版)と公式の価格・グレードページに、シートアレンジは公式の室内空間のページにもとづきます。

※価格は執筆時点の情報です。