オデッセイで車中泊|撥水シートが付くのはどのタイプか?
濡れたもの積むなら、上のタイプが安心だよね
撥水・撥油のシートは、いちばん安い1つだけ
高いタイプにすると本革で、撥水シートは選べないんだ
寝床の装備は共通。先に決めるのは表皮 オデッセイの後ろで寝るなら、上のタイプにしておいたほうが安心なんだよね?
濡れたものを積む前提なら逆。撥水・撥油加工のシートが付くのは、3タイプでいちばん安い e:HEV ABSOLUTE だけ
上のタイプは本革だよね。あっちに撥水は付かないの?
外れるというより、丸ごと入れ替わる。約20万円高い ABSOLUTE・EX から本革シート&インテリアになって、その行には撥水・撥油の記載がない
じゃあ ABSOLUTE なら、シート全体を拭けるってこと?
注記まで読むと、加工が入るのは座面と背もたれのファブリック部分だけ
濡れた水着や上着を置くのは座面だから、いちばん必要なところに加工が入ってるんだ
撥水・撥油のシートが付くのは、3タイプで1つだけ
オデッセイのタイプは3つです。e:HEV ABSOLUTE、e:HEV ABSOLUTE・EX、e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION。駆動方式はどれもFF、乗車定員はどれも7名です。
●の付き方が3タイプで分かれるのは、次の12行です。シートの表皮、ホイールとタイヤ、エアコン、センターコンソールまわり、テールゲート、充電まわりの6か所に集まっています。色や仕上げの指定だけが違う行は、後段の BLACK EDITION の専用装備でまとめて扱います。●は標準装備、ーは設定なしです。
| 主要装備一覧の行 | e:HEV ABSOLUTE | ABSOLUTE・EX | EX BLACK EDITION |
|---|---|---|---|
| コンビシート(プライムスムース×ファブリック)+FABTECT(撥水・撥油) | ● | ー | ー |
| 本革シート&インテリア | ー | ● | ● |
| 17インチ ノイズリデューシングアルミホイール+スチールラジアルタイヤ | ● | ー | ー |
| 18インチ ノイズリデューシングアルミホイール+スチールラジアルタイヤ | ー | ● | ●〈マットベルリナブラック〉 |
| フロント・フルオートエアコンディショナー+リア・マニュアルクーラー | ● | ー | ー |
| トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー | ー | ● | ● |
| センターコンソールリフトアップトレー(ドリンクホルダー付) | ● | ー | ー |
| センターコンソールボックス | ー | ● | ● |
| 運転席大型アームレスト(角度調節式) | ー | ● | ● |
| ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(イージークローザー/挟み込み防止機構付) | ー | ● | ● |
| ワイヤレス充電器 | ー | ● | ● |
| USBチャージャー(Type-A/急速充電対応タイプ2個付)〈センターコンソールボックス後部〉 | ー | ● | ● |
はじめの4組は、入れ替わりの関係です。お金を足すと片方が付かなくなり、代わりにもう片方が標準装備になります。撥水・撥油のコンビシートは本革シート&インテリアへ、17インチは18インチへ、リアがマニュアルクーラーのエアコンはトリプルゾーンのフルオートへ、リフトアップトレーはコンソールボックスへ。
濡れたものを積むための装備は、高いタイプほど減ります。
撥水・撥油と書いてあるのは、シート全体のことではありません。
シート「座面・背もたれ」のファブリック部分に撥水・撥油加工を施しております。サイドサポート部、アームレスト、ヘッドレスト、シート背面などは加工を施しておりません。
加工が入るのは、背中と腰とお尻が当たる面までです。体の横が当たる立ち上がり(サイドサポート部)、肘掛け、ヘッドレスト、シートの背面には入りません。
本革シート&インテリアのほうにも注記が付きます。
次の部分に合成皮革を使用しています。[1列目シートの側面、背面、ヘッドレスト、アームレスト/2列目シートの側面、背面の一部、ヘッドレスト、アームレスト/3列目シート/ドアライニングなど]
3列目シートは合成皮革だと書いてあります。シートの撥水・撥油が装備一覧に載るのは、e:HEV ABSOLUTE の行だけです。
タイプごとの価格は、2025年11月6日のニュースリリースに載っています。
| タイプ | 全国メーカー希望小売価格(消費税込み) | e:HEV ABSOLUTE との差 |
|---|---|---|
| e:HEV ABSOLUTE | 5,086,400円 | ー |
| e:HEV ABSOLUTE・EX | 5,286,600円 | 200,200円 |
| e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 5,450,500円 | 364,100円 |
撥水・撥油から本革へ替わるのに約20万円、e:HEV ABSOLUTE といちばん高いタイプの差は約36万円です。ただしその約20万円で入ってくるのはシートだけではありません。トリプルゾーンのエアコン、ハンズフリーのテールゲート、ワイヤレス充電器、コンソールボックスと後部のUSB2口も、同じ20万円で一緒に付いてきます。
ボディカラーは e:HEV ABSOLUTE が2色、ABSOLUTE・EX が4色、EX BLACK EDITION が5色です。ABSOLUTE で追加費用なしに選べるのはクリスタルブラック・パールⅡだけで、プラチナホワイト・パールは44,000円高になります。
BLACK EDITION には、これとは別に専用装備が付きます。中身は黒木目調のインパネとドアパネル、ブラッククロームメッキのグリルとガーニッシュ、スモークのリアコンビネーションランプ、マットベルリナブラックの18インチホイールなど、内外装の色と仕上げです。
シートのために20万円は出さない、っていう決め方でいいんだ
その20万円は後ろの空調にも掛かっている。ABSOLUTE はリアがマニュアルクーラーで、上の2タイプはトリプルゾーンコントロールのフルオート
シートだけ見て決めたつもりでも、後ろの空調が一緒に付いてくる
3列目の床下格納も2列目のオットマンも、3タイプとも標準
寝床を作るための装備は、3タイプとも同じ内容で並びます。
| 3タイプとも標準の装備 | 車中泊で使う場面 |
|---|---|
| 3列目床下格納シート(3分割リクライニング) | 3列目を床下へ格納する |
| 2列目両側アームレスト(外側角度調節式、内側ミニトレー)付4ウェイパワーシート(リクライニング/オットマン) | 2列目を倒して脚を上げる |
| 運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後) | 運転席を下げて倒す |
| 助手席4ウェイパワーシート(スライド/リクライニング) | 助手席を前に送って倒す |
| 2列目大型ロールサンシェード | 2列目の窓をふさぐ |
| 遮音/高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(リアドア/リアクォーター) | 後ろ半分の視線を切る |
| 高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラス(テールゲート) | 真後ろの視線を切る |
| シートヒーター(運転席&助手席&2列目) | 1列目と2列目を温める |
| リアヒーターダクト | 後ろへ暖気を送る |
| アクセサリーソケット(DC12V)〈1列目/3列目〉 | 12Vの口が1列目と3列目にある |
| USBチャージャー(Type-C/急速充電対応タイプ2個付)〈2列目シート〉 | 2列目で2口ぶん充電できる |
| リアインナーフェンダー(吸音タイプ) | タイヤハウスから上がってくる音 |
2列目大型ロールサンシェードは、2025年11月の一部改良で全グレード標準になった装備です。Hondaはそのニュースリリースで「お客様からの多くのご要望にお応えし」と書いています。2列目の窓については、市販のシェードを買い足さなくても最初から付いてきます。
遮音が付くのは、フロントウインドウ、フロントドア、リアドアとリアクォーターのプライバシーガラスです。フロントコーナーとテールゲートは、高熱線吸収とUVカットまで。どのガラスも3タイプ共通です。
撥水はもう1つ、コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス)にも出てきます。こちらはガラスの加工で、全タイプ標準です。タイプで差が付く撥水は、シートのほうだけになります。
3タイプ共通の電源は、1列目と3列目のアクセサリーソケット(DC12V)と、2列目のUSB Type-C 2口です。ABSOLUTE・EX と EX BLACK EDITION には、センターコンソールボックス後部のUSB Type-A 2口が加わります。AC100Vのコンセントは装備一覧に載っていません。電気毛布やケトルを積むつもりなら、車中泊のAC100V電源で先に必要なワット数を出しておくと、この車を候補に残すかどうかがはっきりします。
客室内寸法として並ぶのは2,915mm・1,560mm・1,285mmです。Hondaは「室内寸法」ではなく「客室内寸法」という欄名を使っていて、荷室の長さも高さも容量も別欄にはありません。どこからどこまでを測った値なのかは車中泊で寝られる長さは諸元表のどこを見るかに整理してあります。

ハンズフリーアクセスパワーテールゲート(イージークローザー/挟み込み防止機構付)が付くのは、ABSOLUTE・EX 以上です。荷物を抱えたまま後ろを開けたいなら、ここも約20万円を足す理由に入ります。同じHondaの3列ミニバンでもステップ ワゴンは8人乗りにすると2列目が変わりますが、オデッセイは3タイプとも7名で、座席の並びを選ぶ余地はありません。
タイヤは、いちばん安いタイプのほうがゴムが16mmほど厚い
タイヤは e:HEV ABSOLUTE が215/60R17 96H、ABSOLUTE・EX と EX BLACK EDITION が225/50R18 95V です。サイドウォールは e:HEV ABSOLUTE のほうが16mmほど厚く、約129mmあります。ホイールはどちらも「ノイズリデューシングアルミホイール」で、BLACK EDITION だけマットベルリナブラックの塗装になります。
車両重量は e:HEV ABSOLUTE が1,920kg、ABSOLUTE・EX と EX BLACK EDITION が1,950kg。諸元表ではこの上2タイプが1つのセルにまとまっています。自動車重量税は0.5トンごとに段が上がるしくみなので、30kgの差では税額の段は同じままです。
WLTCモードは e:HEV ABSOLUTE が19.9km/L、上の2タイプが19.6km/L。燃料タンクは3タイプとも55Lなので、満タンで1,100km弱まで走る計算になり、3タイプの差は20km未満です。
エンジンとモーターは3タイプとも同じです。2.0Lの LFB11 が107kW(145PS)/6,200rpm・175N・m(17.8kgf・m)/3,500rpm、モーターの H4 が135kW(184PS)/5,000-6,000rpm・315N・m(32.1kgf・m)/0-2,000rpm。数字が大きいほうのトルクは、2,000rpmまでの低い回転で出す設定になっています。
足まわりで3タイプが分かれるのは、このホイールとタイヤのサイズだけです。振幅感応型ダンパーは全タイプ標準で、サスペンションも前がマクファーソン式・後ろが車軸式で共通。路面の細かい入力のいなし方で差が出るとしたら、17インチと18インチのゴムの厚みです。
全長4,860mmも最小回転半径5.4mも、3タイプで同じ
| 項目 | 3タイプ共通の値 |
|---|---|
| 車名・型式 | ホンダ・6AA-RC5 |
| 全長/全幅/全高 | 4,860/1,820/1,695mm |
| ホイールベース | 2,900mm |
| トレッド 前/後 | 1,560/1,560mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| 客室内寸法 長さ/幅/高さ | 2,915/1,560/1,285mm |
| 乗車定員 | 7名 |
| 駆動方式 | FF |
| 燃料タンク容量 | 55L(無鉛レギュラーガソリン) |
| サスペンション 前/後 | マクファーソン式/車軸式 |
| 最小回転半径 | 5.4m |
相場に現行型の行は2つしかない
カーセンサーのオデッセイのページは、平均買取相場額を27.5万円〜330.3万円と出しています(2026年8月更新・平均走行距離8万km)。年式別の表が2012年式まで並んでいるとおり、この車種コードでは何世代ぶんをまとめて集計しています。幅が10倍以上に開くのはそのためです。
現行型の 6AA-RC5 で相場が出ているのは、次の2グレードです。
| グレード(カーセンサーの表記) | 買取相場 | 新車価格 |
|---|---|---|
| 2.0 e:HEV アブソルート EX | 307.7万円~330.6万円 | 528.7万円(税込) |
| 2.0 e:HEV アブソルート EX ブラックエディション | 308.5万円~340万円 | 545.1万円(税込) |
表の上限は330.6万円と340万円で、ページ上部の330.3万円を上回ります。上部は車種全体の「平均買取相場額」、この表はグレードごとの「買取相場」で、表のほうは上部の内訳ではありません。
新車でいちばん安い e:HEV ABSOLUTE の相場は、この表には載っていません。
最初に決めるのはシートの表皮
撥水・撥油のコンビシートか、本革シート&インテリアか。ここから決めます。装備一覧では1行ですが、選べるのは行ではなくタイプなので、あとから足すことも外すこともできません。
そしてこの1行を決めた瞬間に、タイヤが17インチか18インチか、後席の空調がマニュアルクーラーかトリプルゾーンか、テールゲートがハンズフリーになるか、選べるボディカラーが2色か4色以上かまで、同時に確定します。装備一覧では12か所に散っていますが、実際に選ぶのは3タイプのうちどれか、という1回だけです。
逆に、寝床に使う装備は3タイプ共通なので、あとで考えて間に合います。
決められないことも1つ残ります。3列目を格納したあと、床が何ミリ残って、どこに段差ができるのか。Hondaの主要諸元にも主要装備一覧にも、その数字はありません。マットの寸法を先に決めたい人は、実車の3列目を落として自分で測るところからになります。
価格・諸元・装備は本田技研工業の公式PDF(ODYSSEY 主要諸元・主要装備一覧)と公式サイト、タイプ別価格とボディカラーは2025年11月6日のニュースリリース、買取相場はカーセンサーの実ページから2026年9月8日に読み取りました。価格はメーカー希望小売価格(消費税込み)で、販売価格は販売会社が独自に定めています。仕様は予告なく変更されることがあります。