プリウスとアクア|同じ予算なら何が違う?

トヨタ プリウス G(6AA-MXWH6X/60系・5代目)を前方から見た外観
写真: 先従隗始 / Wikimedia Commons ( CC0 1.0 )
── この記事の結論を先に4コマで ──
右のクラが白いマグカップを片手に持ち、もう片方の手を頬に当てて、口を開けてシキに相談している。左のシキは白紙を胸に抱え、穏やかな表情でクラのほうを向いて聞いている 予算は300万円くらい。プリウスとアクア、両方見ていい?
左のシキが片手に白紙の束を持ち、もう片方の手で白紙を1枚クラのほうへ差し出しながら話している。右のクラはマグカップを両手で持ち、目を丸くしてその紙を見ている 価格が重なるのは約280万〜324万円。15通りのうち6通りです
右のクラがマグカップを両手で包むように持ち、眉を下げて汗をかきながら、口を開けて質問している。左のシキは白紙を片手に持ち、もう片方の手の人差し指を立てて答えている その中にプリウスは?オプションを付けない価格では、いちばん安いXだけです
左のシキが白紙を両手で持ち、口を開けて笑いながら話している。右のクラはマグカップを片手に持ち、もう片方の手をあごに当てて、にっこり笑って考えている 同じ金額のアクアは、ZやGR SPORTです車体の大きさか、装備かで選ぶんだね

プリウスのいちばん安いXが279万6,200円、アクアのいちばん安いXが249万7,000円で、差は約30万円です。いちばん高いグレードは、プリウスがZ(プラグインハイブリッド)の464万5,300円、アクアがGR SPORTの323万8,400円で、こちらは約141万円の差があります。

同じ予算で2台を見比べられるのは、プリウスXの価格からアクアGR SPORTの価格までの、約44万円の範囲です。 メーカーオプションを付けない価格でその範囲に入るプリウスは、いちばん安いXしかありません。価格はどちらも消費税込みのメーカー希望小売価格で、2026年7月時点のものです。

価格が重なるのは279万6,200円から323万8,400円まで

どちらにもUというグレードがありますが、Uはクルマのサブスクリプションサービス「KINTO」で提供されるグレードなので、ここでは外します。Uを除くと、選べるグレードと駆動方式の組み合わせはプリウスが8通り、アクアが7通りで、合わせて15通りです。次の表は、その15通りを安い順に並べたものです。

価格車種・グレード駆動方式価格の重なり
2,497,000円アクア X2WDアクアだけ
2,687,300円アクア G2WDアクアだけ
2,711,500円アクア XE-Fourアクアだけ
2,796,200円プリウス X(1.8L)2WD● 重なる範囲
2,857,800円アクア Z2WD● 重なる範囲
2,901,800円アクア GE-Four● 重なる範囲
3,049,200円プリウス X(1.8L)E-Four● 重なる範囲
3,072,300円アクア ZE-Four● 重なる範囲
3,238,400円アクア GR SPORT2WD● 重なる範囲
3,324,200円プリウス G(2.0L HEV)2WDプリウスだけ
3,577,200円プリウス G(2.0L HEV)E-Fourプリウスだけ
3,884,100円プリウス G(PHEV)2WDプリウスだけ
3,998,500円プリウス Z(2.0L HEV)2WDプリウスだけ
4,251,500円プリウス Z(2.0L HEV)E-Fourプリウスだけ
4,645,300円プリウス Z(PHEV)2WDプリウスだけ

価格が重なる範囲より安いのがアクアの3通り、範囲に入るのが6通り、範囲より高いのがプリウスの6通りです。

範囲に入る6通りのうち、プリウスはXの2WDとE-Fourの2つで、あとの4つはアクアのZが2つと、GのE-Four、それにGR SPORTです。この表の価格で比べるかぎり、同じ約44万円の範囲で、アクアはZやGR SPORTが選べ、プリウスはいちばん安いXしか選べません。

予算が300万円なら、アクアはZ(2WD・285万7,800円)を選べます。プリウスで選べるのはX(2WD・279万6,200円)ひとつだけで、同じXでもE-Fourは約305万円で予算を超えます。

クラ

うちは雪が降るからE-Fourにしたい。300万円以下で買えるのはどれ?

シキ

E-Fourで300万円に収まるのは、アクアのXが約271万円、Gが約290万円。この2つです

クラ

アクアのZは、E-Fourだと300万円を超えるんだ

シキ

ZのE-Fourは約307万円です。E-Fourどうしなら、プリウスXの約305万円のほうが安くなります

285万7,800円のアクアZに付いてくるもの

Zの標準装備は、185/65R15タイヤと15インチアルミホイール、本革巻きの3本スポークステアリングホイール、10.5インチのディスプレイオーディオ(車載ナビとフルセグTV付)、4スピーカー、ナノイーXです。フロントドアのガラスは、スーパーUVカット・IRカット機能付になります。

見落とされやすいのは、シートヒーターとステアリングヒーターがZでも標準ではないことです。どちらも62,700円のメーカーパッケージオプション「合成皮革+コンフォートパッケージ」(★A)に入っていて、選ぶとシート表皮が上級ファブリックから合成皮革+柄ファブリックに変わり、運転席6ウェイパワーシートも一緒に付きます。シートヒーターだけを選ぶことはできません。

Gは、E-Fourに限って28,600円の「コンフォートパッケージ」(★B)で同じ2つが付きます。Xには、シートヒーターもステアリングヒーターも設定がありません。★Aと★Bに何が入るかは、アクアのグレード比較に一覧があります。

重なる範囲でいちばん高い、323万8,400円のアクアGR SPORT

トヨタ アクア GR SPORT(6AA-MXPK11-AHXVB)を前方から見た外観。専用フロントバンパーと205/45R17タイヤを装着する
写真: Tokumeigakarinoaoshima — Wikimedia Commons(CC0 1.0)

シートヒーターとステアリングヒーターが標準になるアクアは、GR SPORTだけです。 シートはAIRNUBUCK®と合成皮革の専用スポーティシート、タイヤは205/45R17で、ホイールは専用の17インチです。足まわりには、専用チューニングサスペンションと、専用床下ブレース、リヤバンパーリインフォースが加わります。駆動方式は2WDのみで、E-Fourの設定はありません。

冬にシートヒーターが要る家庭がアクアから選ぶなら、選び方は3つです。Zに★Aを足して約292万円(2WD)にするか、GのE-Fourに★Bを足して約293万円にするか、GR SPORTを約324万円で買うか。★Aと★Bはメーカーの工場で付けるオプションなので、注文したあとには追加できません。

279万6,200円のプリウスXは、GやZと別のエンジンで別のタイヤ

プリウスのXは1.8Lです。GとZの2.0Lとは別のエンジンで、WLTCモードの燃費は32.6km/L(2WD)、最小回転半径は5.3m、全高は1,420mmです。2.0Lのハイブリッドは28.4km/L・5.4m・1,430mmなので、Xのほうが燃費の数字が大きく、小回りも利きます。

Xの標準は195/60R17タイヤと17インチスチールホイール(樹脂フルキャップ付)で、ZとGは195/50R19のアルミホイールです。シート表皮はファブリック、運転席は6ウェイマニュアルのエントリーシートで、ZとGでサテンメッキ加飾になるインサイドドアハンドルは、Xではブラックです。ZとGでは標準のディスプレイオーディオも、Xには付きません(ディスプレイオーディオレスが標準)。Xに8インチのディスプレイオーディオを付けるには222,200円のメーカーオプションを選び、ブラインドスポットモニターやバックガイドモニター、ETC2.0ユニットなどが一緒に付きます。プリクラッシュセーフティは、このXにも標準で付きます。

トヨタはXを「ビジネスに必要なアイテムを配備したモデル」と説明しています。サテンメッキの加飾は付きませんが、32.6km/Lという燃費は、GやZにオプションを足しても同じ数字にはなりません。

クラ

冬の朝が早いから、シートヒーターは必ず欲しい。プリウスのXには付けられる?

シキ

Xの主要装備一覧表に、シートヒーターの行はありません。プリウスで標準になるのはGとZです

19インチをやめると、ハイブリッドのG(2WD)も重なる範囲に入る

価格が重なる範囲を少しだけ超えるのが、プリウスのG(ハイブリッド・2WD)の332万4,200円です。アクアGR SPORTより約9万円高い価格です。

このGには、19インチを195/60R17タイヤと17インチスチールホイールに替える、マイナス11万2,200円のメーカーオプションがあります。 選ぶと価格が下がるオプションで、Z・G(プラグインハイブリッド)とZ・G(ハイブリッド)の4つに設定されています。

G(ハイブリッド・2WD)で選ぶと約321万円になり、アクアGR SPORTの約324万円を下回ります。

G(ハイブリッド・2WD)19インチのまま17インチスチール
車両価格3,324,200円3,212,000円
WLTCモード燃費28.4km/L31.7km/L
最小回転半径5.4m5.3m
車両重量1,400kg1,380kg
全高1,430mm1,420mm

価格が下がり、燃費の数字が大きくなり、最小回転半径も小さくなります。Gは前席のシートヒーターが標準なので、約321万円でシートヒーターの付くプリウスが選べます。重なる範囲でプリウスのGとアクアを見比べられるのは、この組み合わせを選んだときだけです。

エンジンは1.5L、1.8L、2.0Lの3種類

諸元表を並べてみると、プリウスにはエンジンが2種類あり、価格が重なる範囲に入るXは1.8Lのほうです。

アクア 1.5Lプリウス 1.8Lプリウス 2.0L(HEV)プリウス 2.0L(PHEV)
該当グレードZ・G・X・GR SPORTXZ・GZ・G
エンジン最高出力67kW(91PS)/5,500rpm72kW(98PS)/5,200rpm114kW(155PS)/6,000rpm113kW(154PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク120N·m/3,800〜4,800rpm142N·m/3,600rpm188N·m/4,400〜5,200rpm188N·m/4,400〜5,200rpm
フロントモーター59kW(80PS)・141N·m70kW(95PS)・185N·m83kW(113PS)・206N·m120kW(163PS)・208N·m
駆動用電池ニッケル水素・5.0Ahリチウムイオン・4.08Ahリチウムイオン・4.08Ahリチウムイオン・51.0Ah
車両重量(2WD)1,150kg(Z)1,350kg1,400kg(G)1,560kg(G)

アクアZはフロントモーターの141N·mで1,150kgを、プリウスXは185N·mで1,350kgを動かします。プリウスXのほうが200kg重いものの、モーターの最大トルクは44N·m大きく、車両重量あたりで比べてもプリウスXのほうが大きくなります。信号が青になった直後の出足が、200kg重いぶんだけアクアZより鈍くなることはないと考えられます。

アクセルを深く踏んでエンジンの力が加わる場面では、アクアの120N·mは3,800rpmから、プリウス1.8Lの142N·mは3,600rpmで出ます。坂道や高速道路の合流では、プリウスXのほうが200rpm低い回転数で最大トルクに達します。

クラ

プリウスって燃費がいいクルマでしょ。同じ値段なら、ガソリン代はプリウスのほうが安いんじゃないの?

シキ

WLTCモードの燃費は、2WDどうしでアクアZが33.6km/L、プリウスXが32.6km/Lです。カタログの数字はアクアZのほうが大きくなります

クラ

うちが買うならE-Fourだけど、そっちは?

シキ

プリウスXが30.7km/L、アクアZが30.0km/Lです。E-FourではプリウスXのほうが大きくなります

リヤがトーションビームなのは、アクアの2WDだけ

フロントリヤ
アクア(2WD)マクファーソンストラットトーションビーム
アクア(E-Four)マクファーソンストラットダブルウィッシュボーン
プリウス 1.8Lマクファーソンストラット(スタビライザー付)ダブルウィッシュボーン
プリウス 2.0Lマクファーソンストラット(スタビライザー付)ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付)

アクアの2WDは左右のリヤ輪が1本の梁でつながるトーションビームで、E-Fourを選ぶと左右が別々に動くダブルウィッシュボーンに変わります。プリウスは1.8Lも2.0Lもリヤがダブルウィッシュボーンで、リヤのスタビライザーは2.0Lにしか付きません。アクアは、スタビライザーがフロント・リヤとも全車標準です。

タイヤの厚みは92mmから120mmまで、28mmの差がある

タイヤのサイドウォールの厚みは、扁平率だけでは決まりません。同じ扁平率でも断面幅が違えば変わるので、2台で選べる5種類を厚い順に並べます。

タイヤサイドウォール装着グレード
アクア 185/65R15約120mmアクア Z(アルミ)/G・X(スチール)
プリウス 195/60R17117mmプリウス X に標準/Z・G にメーカーオプション(−112,200円)
アクア 195/55R16約107mmアクア Z に2WDのみメーカーオプション(39,600円)
プリウス 195/50R19約98mmプリウス Z・G に標準
アクア 205/45R17約92mmアクア GR SPORT に標準
トヨタ プリウス Z 2WD(6AA-MXWH60-AHXHB)の左前輪。195/50R19タイヤと19インチアルミホイールを装着する
写真: Tokumeigakarinoaoshima — Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0・縮小)

価格が重なる範囲の6通りを標準のタイヤで比べると、いちばん厚いのはアクアのZとGの約120mm、いちばん薄いのはアクアGR SPORTの約92mmで、その差は28mmです。プリウスXは117mmで、アクアのZとGに近い値です。サイドウォールが薄いほど路面の段差は伝わりやすくなるので、街乗りで段差の衝撃が伝わりにくいのは、約120mmと117mmの3グレードのほうだと考えられます。

19インチには、タイヤとボディの隙間が狭いためチェーンを装着できない、という注記が付きます。雪の日にチェーンを巻く前提があるなら、プリウスのZとGは17インチを選ぶことになります。

全長は52cm違い、アクアは5ナンバーの幅に収まる

寸法の差がいちばん大きいのは全長で、プリウスのほうが52cm長くなっています。

プリウスアクア
全長4,600mm4,080mm(GR SPORTは4,100mm)
全幅1,780mm1,695mm
全高1,430mm(1.8Lは1,420mm)1,485mm(E-Fourは1,505mm)
ホイールベース2,750mm2,600mm
室内長/幅/高1,840/1,500/1,130mm(PHEVの高さは1,135mm)1,830/1,425/1,190mm
最小回転半径5.4m(1.8Lと17インチ装着車は5.3m)5.2m(GR SPORTは5.3m)

全幅1,695mmのアクアは5ナンバー枠の1,700mm以内に収まり、プリウスは1,780mmで枠を超えます。

クラ

うちは古い機械式の駐車場なんだけど、プリウスは入るかな

シキ

プリウスは全幅1,780mm、全長4,600mmで、どちらもアクアより大きい数字です。駐車場の案内にある寸法の上限と比べるのが先です

クラ

高さの上限もあるんだよね。背の高いクルマは下の段にしか入らなくて

シキ

全高はプリウスXが1,420mm、アクアは1,485mmで、E-Fourだと1,505mmです。高さはアクアのほうが大きくなります

室内は、長さと幅がプリウスのほうが大きく、高さはアクアのほうが60mm高くなっています。後席にチャイルドシートを据えて子どもを抱え上げるとき、頭上に余裕があるのはアクアのほうです。

遮音ガラスは両車とも全グレード標準、合わせガラスはプリウスZだけ

フロントウインドシールドの高遮音性ガラスは、両車とも全グレード標準です。プリウスは「ウインドシールドグリーンガラス(IRカット機能付・高遮音性ガラス)」、アクアは「UVカット機能付ウインドシールドグリーンガラス(高遮音性)」という名前で、どちらもいちばん安いXにも付いています。

フロントドアが遮音性の合わせガラスになるのは、プリウスのZ(プラグインハイブリッド・ハイブリッドとも)だけです。プリウスのGは撥水機能付のグリーンガラスで、合わせガラスではありません。アクアの主要装備一覧表に合わせガラスの記載はなく、フロントドアはZ・G・GR SPORTがスーパーUVカット・IRカット機能付、XがUVカット機能付です。

アクアはフードサイレンサーと、ダッシュサイレンサー(室内・エンジンルーム)、フロアサイレンサーが全車標準です。プリウスのZとGにはフードサイレンサーとダッシュサイレンサー(室内)が付き、そのダッシュサイレンサーに「上級」の表記があるのはZです。プリウスのXは、主要装備一覧表にダッシュサイレンサー(室内・エンジンルーム)が標準装備として載っています。

AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントは、アクアが全グレード標準で、プリウスもZ・G・Xのどれにも標準で付きます。差し込み口は、アクアが1個、プリウスがセンターコンソール後部とラゲージルーム左側の2個です。停電のときに家電を動かす前提なら、口が2つあるプリウスのほうが、コードの取り回しは楽になります。

アクアはXから8項目すべて標準、プリウスはハイビームの方式がグレードで違う

Toyota Safety Sense としてまとめられている8項目——プリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト、レーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、ドライバー異常時対応システム、プロアクティブドライビングアシスト——は、アクアではZ・G・X・GR SPORTのすべてに標準で付きます。約250万円のXにも、前のクルマが止まるところまで付いていくクルーズコントロールが備わっています。

プリウスも、Z・G・Xのすべてで、この8項目のうちハイビームを除く7項目が標準です。違うのはハイビームで、Zはアダプティブハイビームシステム、GとXはオートマチックハイビームになります。対向車に当たる範囲だけを部分的に消すか、ハイビームごと切り替えるかの違いです。

買取相場は、年式をそろえて見る

カーセンサーの買取相場ページにある「年式別 買取相場情報」から、1年落ちから3年落ちまでを並べます。いずれも2026年9月更新です。

年式プリウスアクア
2025年(1年落ち)186.9万〜270.7万円125.6万〜188.2万円
2024年(2年落ち)163.2万〜259万円110.9万〜178万円
2023年(3年落ち)37.4万〜421.5万円96.3万〜180.3万円

1年落ちと2年落ちは、下限も上限もプリウスのほうが高い相場です。1年落ちの上限どうしで比べると、差は約80万円あります。買うときに高いプリウスは、1〜2年で手放すときの相場もアクアより高くなっています。3年落ちのプリウスは下限と上限の幅が広く、この行は目安にしにくい数字です。

見積もりの前に決める順番

最初に決めるのは、いくらのクルマを買うかです。グレードではありません。 約324万円を超えるクルマに決めた時点でアクアは候補から外れ、予算が約280万円に届かない時点でプリウスが外れます。金額を決めないまま両方の見積もりを取ると、金額の違う見積書が2枚並ぶだけで、どちらを選ぶかの材料になりません。

金額が約280万〜324万円の範囲に入るなら、次に決めるのは、アクアのZやGR SPORTにするか、プリウスのXにするかです。同じ金額で、アクアZには10.5インチの画面と本革巻きステアリングとナノイーXが付き、プリウスXは全長が52cm長い車体に、1.8Lのエンジンと185N·mのモーターを積みます。どちらが優れているという関係ではありません。毎日触る画面と内装を選ぶか、車体の大きさとモーターの力を選ぶかで決まります。

金額が324万円を少し超えるなら、3つめに、17インチスチールホイールのオプションを選ぶかどうかを決めます。19インチのままのプリウスG(ハイブリッド・2WD)は約332万円、17インチにすると約321万円です。ホイールは後から社外品に替えられますが、このオプションを選べるのは注文のときだけで、19インチで注文したあとに、価格を約11万円下げることはできません。

シートヒーターが要るなら、駆動方式と一緒に決めます。アクアのGでシートヒーターを選べるのはE-Fourに限られ、GR SPORTは2WDしかなく、Zはどちらの駆動方式でも★Aを選べます。プリウスはGかZを選ぶと標準で付きます。重なる範囲の6通りは価格が近いだけで、シートヒーターのように注文のときに決める装備が付くグレードは、2台で違います。