N-VAN e: の荷室|ガソリンのN-VANと何が違う?
床下にバッテリーがあるN-VAN e:、荷室は狭くなってない?
e: L4とe: FUNの荷室高は1,370mm。ガソリンと同じ数字です
じゃあ、変わるのはどこ?FFと比べると床が15mm高く、最大積載量は350kgから300kgです
急速充電ポート、納車のあとで足せないの?e: L4ではメーカーオプションです。注文のときに決めます 軽バンを車中泊のベースに選ぶとき、まず確かめたくなるのは荷室の寸法です。N-VAN e: は床下に駆動用バッテリーを積んでいます。「そのぶん床が上がって、天井までの高さが減っているのでは」と考えるところです。メーカー希望小売価格は、ガソリンの+STYLE FUN(FF)と比べてe: L4が約80万円、e: FUNが約102万円高いので、なおさら気になります。
Hondaが公表している荷室サイズを、ガソリンのN-VANと1行ずつ並べてみると、12行のうち7行には同じ数字が入っていることに気づきます。
同じ数字が7行、違う数字が5行
比べるのは、販売店で買えるN-VAN e: の2タイプ(e: L4/e: FUN)と、ガソリンのN-VANです。ガソリンのN-VANは、6タイプ・FFと4WDの12通りのどれを選んでも荷室の内側寸法が同じです。Gでも+STYLE FUNのターボでも、荷室の長さ・幅・高さは変わりません。
| 荷室サイズ | N-VAN(ガソリン) | N-VAN e: |
|---|---|---|
| 助手席側 開口部高 | 1,230mm | 1,230mm |
| 助手席側 開口部幅 | 1,580mm | 1,580mm |
| テールゲート 開口部高 | 1,300mm | 1,300mm |
| テールゲート 開口部幅 | 1,230mm | 1,230mm |
| 荷室高 | 1,370mm | 1,370mm |
| 荷室幅(4名乗車時) | 1,390mm | 1,390mm |
| 荷室フロア長(2名乗車時・助手席側) | 1,585mm | 1,585mm |
| 荷室長(2名乗車時・助手席側) | 1,510mm | 1,495mm |
| 最大スペース長 | 2,635mm | 2,645mm |
| テールゲート地上高 | 1,890mm(4WDは1,905mm) | 1,905mm |
| 荷室床面地上高 | 525mm(4WDは540mm) | 540mm |
| 最大積載量(2名乗車時) | 350kg(+STYLE FUN系の4WDは300kg) | 300kg |
荷室高の1,370mmも、4名乗車時の荷室幅1,390mmも同じ数字です。荷物を出し入れする開口部も、助手席側とテールゲートの高さ・幅の4つが一致します。
数字が違うのは5行です。荷室の床は地上525mmから540mmへ15mm上がり、テールゲート地上高も1,890mmから1,905mmへ15mm上がります。2名乗車時の荷室長は1,510mmから1,495mmへ15mm縮み、最大積載量は350kgから300kgへ50kg減ります。
残る1行は最大スペース長です。助手席の足元からテールゲートまでを測った数字で、N-VAN e: は2,645mmと、ガソリンのN-VANより10mm長くなっています。助手席とリアシートをダイブダウンさせて長物を積むときの数字なので、いちばん長い荷物を入れる場面に限れば、N-VAN e: のほうに10mmの余裕があります。
床面地上高540mmもテールゲート地上高1,905mmも、ガソリンのN-VANの4WDと同じ値です。積載量の300kgも、+STYLE FUN系の4WDと同じ数字です。Honda自身も公式ページで、N-VAN e: の積載量をガソリン車の4WDと同じだと説明しています。
N-VAN e: の荷室の床は、ガソリンのN-VANのFFではなく、4WDと同じ高さにあります。FFのN-VANから乗り換えると床が15mm上がりますが、4WDから乗り換えるなら床の高さは変わりません。
床面地上高は、地面から荷物を持ち上げて載せるときの高さです。525mmと540mmの差は15mmなので、積み降ろしの動作が変わるほどではありません。荷室高1,370mmが軽バンの中でどのくらいの数字なのかは、アトレーの1,215mmと並べたN-VAN vs アトレーで見ていただけます。

ガソリンの+STYLE FUN(FF・CVT)は車両重量960kg・車両総重量1,420kg、e: FUNは車両重量1,140kg・車両総重量1,550kgです。車体は180kg重くなっているのに、車両総重量は130kgしか増えていません。この50kgの差が、そのまま最大積載量の差になっています。バンで車中泊|乗る人数を減らすと積める重さはどれだけ増える?で書いた定員と積載量の関係が、この2台にも当てはまります。
4名で乗るときの荷室は、両車とも長さ785mm・幅1,390mm・高さ1,370mmで、こちらも同じ数字です。4名乗車時の最大積載量だけが違い、+STYLE FUN(FF)は200kg、e: FUNは150kgです。
うちは子どもを乗せて4人で出かける日もあるんだけど、そのときはどの数字を見ればいいの?
4名乗車時の最大積載量です。e: L4とe: FUNは、2名乗車時が300kg、4名乗車時が150kgです
じゃあ4人で泊まりに行く日の荷物は、150kgのほうで考えておくんだね
全高も15mm上がるので、荷室高は変わらない
では、床が15mm上がったぶん、天井までの高さは減っているのでしょうか。主要諸元表の全高と荷室内側寸法を並べると、次のようになります。
| 主要諸元 | N-VAN(ガソリン) | N-VAN e:(e: L4/e: FUN) |
|---|---|---|
| 型式 | 5BD-JJ1(FF)/5BD-JJ2(4WD) | ZAB-JJ3(FF) |
| 全長×全幅 | 3.395×1.475m | 3.395×1.475m |
| 全高 | 1.945m(FF)/1.960m(4WD) | 1.960m |
| 最低地上高 | 0.155m(ターボの4WDは0.150m) | 0.165m |
| 荷室内側寸法 長さ 左/右 | 1.510/1.330m〈4名乗車時0.785m〉 | 1.495/1.335m〈4名乗車時0.785m〉 |
| 荷室内側寸法 幅 | 1.235m〈4名乗車時1.390m〉 | 1.230m〈4名乗車時1.390m〉 |
| 荷室内側寸法 高さ | 1.370m | 1.370m |
| 最小回転半径 | 4.6m(FF)/4.7m(4WD) | 4.6m |
| タイヤ | 145/80R12 80/78N LT | 145/80R13 82/80N LT |
| サスペンション(後) | 車軸式(FF)/ド・ディオン式(4WD) | 車軸式 |
全高はFFの1,945mmから1,960mmへ15mm上がります。床と屋根が同じ15mmずつ高くなるので、荷室高は1,370mmのまま変わりません。
荷室長・荷室高・荷室幅の3つには、Hondaの荷室サイズ図にある「Honda測定値」の注記が付きません。主要諸元表にも同じ数字が載っています。注記が付くのは、最大スペース長やテールゲート地上高、荷室フロア長、荷室床面地上高のほうです。
荷室幅は、4名乗車時が両車とも1,390mmで同じです。2名乗車時は1,235mmから1,230mmへ、5mm縮みます。車中泊で使うのは2名乗車時の荷室なので、寝床の幅を考えるときに見るのは1,230mmのほうです。
幅より長さが気になるな。荷室長の1,495mmより長い寸法は載ってないの?
最大スペース長が2,645mmです。助手席とリアシートをダイブダウンさせて、助手席の足元からテールゲートまでを測った数字です
たたんだ助手席のところまで寝床にできるかは、販売店で実車を見て確かめよう
最低地上高は155mmから165mmへ上がります。ホイールは12インチから13インチになり、タイヤは145/80R12 80/78Nから145/80R13 82/80Nへ変わります。荷重指数は80から82になります。
最小回転半径は4.6mです。N-VAN e: はFFだけの設定で、ガソリンのFFと同じ数字です。4WDだけが4.7mです。
寝るときに使う装備がそろうのは、e: FUN
プライバシーガラスは、N-VAN e: の4タイプ(e: G/e: L2/e: L4/e: FUN)すべてに標準です。スライドドア、リアクォーター、テールゲートの3か所に入っているので、荷室で横になる部分の窓は、最初からプライバシーガラスになっています。フルオート・エアコンディショナーも4タイプ標準で、ガソリンのN-VANでも6タイプのどれにも付きます。
運転席シートヒーターは、e: L2/e: L4/e: FUNの3タイプに標準です。ガソリンのN-VANの主要装備一覧には、シートヒーターという行そのものがありません。冬の朝、エアコンで車内が暖まるのを待つあいだに使える装備です。
スライドドアのポップアップ機構付ガラスは、N-VAN e: ではe: FUNだけに付きます。ガラスの後端を少し外へ開いて、ドアを閉めたまま空気を入れ替えられる機構で、ガソリンのN-VANでは+STYLE FUN系の4タイプに標準です。寝るときの換気をこのガラスでしたいなら、選ぶタイプはe: FUNになります。
ユーティリティーナットは28個で、4タイプとも標準です。荷室の左右壁面とテールゲート内側に開いたM6のネジ穴で、棚やパイプを直接ボルト留めできます。ベッドキットを組むにしても、自作の棚を渡すにしても、固定する場所を探さずに済みます。タイダウンフックはe: L4とe: FUNが8個(前席側4個+後席側4個)、e: Gとe: L2が6個(前席側4個+後席側2個)です。
荷室のアクセサリーソケット(DC12V)は、e: FUNのみです。ほかの3タイプは助手席側に1か所です。USB Type-C(3A)の充電用ジャックはe: L4とe: FUNに付きます。荷室で電気を使いたい場合、この2つがそろうのはe: FUNです。
遮音材やアクティブノイズコントロールにあたる項目は、どちらの主要装備一覧にも載っていません。ガラスで差があるのは断熱のほうで、IRカット〈遮熱〉付きのフロントウインドウとスーパーUVカットのフロントドアガラスがe: FUNに標準です。ガソリンのN-VANでは+STYLE FUN系の4タイプが同じ組み合わせです。夏の日中に車内で過ごす時間が長いなら、この2種類のガラスの有無も判断材料になります。

電気を取り出す口は、フロントグリルにある
車中泊でEVを選ぶなら、いちばん確かめたいのは電気の取り出し方ではないでしょうか。N-VAN e: から外へ電気を取り出す口は、2つあります。
普通充電ポートは外部給電機能付きで、4タイプとも標準です。ここにディーラーオプションのAC外部給電器「Honda Power Supply Connector」をつなぐと、最大1,500Wが取り出せます。ホットプレートや電気ケトルが動く出力です。
見落とされやすいのは、差し込み口がクルマの外にあることのほうです。N-VAN e: の充電口はフロントグリル部にあるので、電源コードは車体の前から回してくることになります。車内にあるのはDC12Vのアクセサリーソケットと充電用USBジャックで、主要装備一覧にAC100Vコンセントの行は載っていません。ミニバンのAC100V電源(1500W)とは、電気の取り出し方が違います。使いたい家電のワット数から車種を決める手順は、車中泊のAC100V電源にまとめています。
車内にコンセントがないなら、電気ケトルのコードは外から引いてくるの?
そうなります。AC外部給電器をつなぐのは、フロントグリル部にある充電口です
雨の夜はどうするんだろう。コードを通すぶん、ドアか窓を少し開けておくことになるよね
そこは販売店で実車を見て確かめるところです。数字で言えるのは、取り出せるのが最大1,500Wということです
もう1つが、急速充電ポート(外部給電機能付〈高出力対応〉)です。標準で付くのはe: FUNだけで、e: G/e: L2/e: L4ではメーカーオプションになります。こちらは対応するDC外部給電器(Hondaの「Power Exporter e: 6000」など)や、家庭のV2H機器につなぐための口です。非常用電源として家に電気を送ることまで考えるなら、販売店で買える2タイプでは、e: FUNか、注文時にオプションを付けたe: L4になります。
「泊まっている間に電気を使って、翌日ちゃんと走れるのか」という心配には、Honda CONNECTの「外部給電下限SOC設定」が用意されています。外部給電に使ってよいバッテリー残量の下限を、スマートフォンから決めておける機能で、Honda Total Careに加入すれば追加費用なしで使えます。
一充電走行距離は4タイプとも245km(WLTCモード)です。交流電力量消費率は複合で127Wh/kmですが、モード別に見ると市街地85Wh/km、郊外112Wh/km、高速道路147Wh/kmと差があります。高速道路を長く走る計画ほど、走れる距離は245kmより短くなると考えられます。
普通充電は6kWで、満充電まで約4.5時間です(充電残量警告灯が点いた時点から、Honda公表値)。夜のうちに家で満充電にして出かける使い方なら、この時間で足ります。
4タイプのうち、販売店で買えるのは2つ
| e: G | e: L2 | e: L4 | e: FUN | |
|---|---|---|---|---|
| 乗車定員 | 1名 | 1名〈2名〉 | 2名〈4名〉 | 2名〈4名〉 |
| 車両重量 | 1,060kg | 1,080kg | 1,130kg | 1,140kg |
| 最大積載量 | 350kg | 350kg | 300kg〈150kg〉 | 300kg〈150kg〉 |
| 荷室高 | 1,480mm | 1,480mm | 1,370mm | 1,370mm |
| 荷室長 左/右 | 1,305/1,305mm | 1,305/1,305mm | 1,495/1,335mm | 1,495/1,335mm |
| 全高 | 1,950mm | 1,960mm | 1,960mm | 1,960mm |
| 最高出力 | 39kW[53PS] | 39kW[53PS] | 47kW[64PS] | 47kW[64PS] |
| 最大トルク | 162N・m[16.5kgf・m] | 162N・m[16.5kgf・m] | 162N・m[16.5kgf・m] | 162N・m[16.5kgf・m] |
| メーカー希望小売価格(税込) | Honda ON専用 | Honda ON専用 | 2,699,400円 | 2,919,400円 |
e: Gとe: L2は、荷室の高さが1,480mmあります。e: L4/e: FUNより110mm高い数字です。そのかわり助手席側の荷室長は1,305mmで、190mm短くなります。e: Gはシートが運転席だけの1名乗車。e: L2はそこに右後席が加わる1〈2〉名で、ダイブダウンするのもその右後席だけです。
この2タイプは、新車オンラインストア「Honda ON」限定です。一部の法人契約を除いて販売店では扱っておらず、支払いは月額のバリュープランで、e: Gが約5.0万円から、e: L2が約5.2万円からです(2026年4月16日時点、6年契約・月間走行距離3,000km・個人契約・頭金なしの場合)。荷室高は1,480mmありますが、買い方がe: L4/e: FUNとは違います。
荷室高1,480mmのほうが中で着替えやすそう。2人で出かけるならe: L2かな
e: L2のシートは運転席と右後席です。2人で乗るときは、前後に分かれて座ります
最高出力は、e: Gとe: L2が39kW[53PS]、e: L4とe: FUNが47kW[64PS]です。最大トルクは4タイプとも162N・mです。ガソリンのN-VANは自然吸気が64N・m/4,800rpm、ターボが104N・m/2,600rpmなので、最大トルクの数字はターボの1.5倍以上あります。
Honda SENSINGが標準なのは、e: L4とe: FUNです。e: Gとe: L2は「安全運転支援システム」という別の組み合わせで、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、リアのパーキングセンサー、オートハイビームまでです。アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)は、この2タイプには入りません。高速道路を長く走ってキャンプ地へ向かうなら、この2つが付くかどうかを先に見ておくことになります。ガソリンのN-VANも事情は似ていて、ACCとLKASが付くのはCVT車です。Gと+STYLE FUNの6速マニュアルを選ぶと、この2つは付きません。
e: L4と+STYLE FUN(FF)の価格差は約80万円、補助金を引くと約22万円
| タイプ | 駆動 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|
| N-VAN G | FF | 1,498,200円 |
| N-VAN G | 4WD | 1,643,400円 |
| N-VAN L | FF | 1,648,900円 |
| N-VAN L | 4WD | 1,794,100円 |
| N-VAN +STYLE FUN | FF | 1,900,800円 |
| N-VAN +STYLE FUN | 4WD | 2,046,000円 |
| N-VAN +STYLE FUN・ターボ | FF | 2,024,000円 |
| N-VAN +STYLE FUN・ターボ | 4WD | 2,169,200円 |
| N-VAN 特別仕様車 NATURE STYLE | FF | 2,000,900円 |
| N-VAN 特別仕様車 NATURE STYLE | 4WD | 2,146,100円 |
| N-VAN 特別仕様車 NATURE STYLE ターボ | FF | 2,124,100円 |
| N-VAN 特別仕様車 NATURE STYLE ターボ | 4WD | 2,269,300円 |
| N-VAN e: L4 | FF | 2,699,400円 |
| N-VAN e: FUN | FF | 2,919,400円 |
メーカー希望小売価格の差は、e: L4とガソリンの+STYLE FUN(FF)で約80万円、e: FUNと+STYLE FUN(FF)で約102万円です。
Hondaのタイプ一覧では、令和7年度補正予算のCEV補助金58万円が案内されています。これを引くと、e: L4の受給後の参考価格は約212万円、e: FUNは約234万円です。e: L4と+STYLE FUN(FF)の差は、約80万円から約22万円まで縮みます。事業用にはLEVO補助金78.2万円の案内もあります。補助金は年度の予算と要件で変わるので、契約前に販売店で最新の条件を確認してください(執筆時点の情報です)。
補助金を引くと約22万円差なんだ。いちばん安いGと比べても同じくらい?
約22万円は+STYLE FUNのFFと比べた数字です。N-VAN GのFFは1,498,200円で、+STYLE FUNのFFの1,900,800円より安いので、差はそれより大きくなります
中古は、N-VAN e: にまだ2年ぶんの年式しかない
カーセンサーの買取・査定相場は、2026年7月更新で次のとおりです。買取価格であって、販売店の店頭価格ではありません。
| 平均買取相場 | 平均走行距離 | |
|---|---|---|
| N-VAN e:(2024年10月〜) | 84.4万円〜126.4万円 | 「−」表示 |
| N-VAN(2018年7月〜) | 27.2万円〜127.0万円 | 5万km |
N-VAN e: はグレード別で、e: ファンが99.9万円〜126.4万円、e: L4が84.4万円〜110.5万円。年式別は2025年(1年落ち)が90万円〜126.8万円、2024年(2年落ち)が77.2万円〜110.5万円です。走行距離別の欄で数字が入っているのは10,000km以下の区分だけで、それ以上はすべて「−」。平均走行距離も「−」のままです。
N-VANには8年ぶんの年式が並び、2018年(8年落ち)でも25.4万円〜98.8万円のレンジが出ています。年式も走行距離も選んで探せるのは、いまのところガソリンのN-VANです。
注文書の段階で決まってしまうもの
N-VAN e: で車中泊を考えるなら、見積もりを頼む前に確かめることは3つです。
ひとつめは、何人で使うかです。人数でタイプが決まり、タイプで荷室の寸法が決まります。2名〈4名〉のe: L4/e: FUNなら荷室高1,370mm・荷室長1,495mm、1〜2名のe: G/e: L2なら荷室高1,480mm・荷室長1,305mmです。しかもe: G/e: L2はHonda ON専用なので、販売店の展示車を並べて見比べる、という決め方ができません。
ふたつめは、高出力の給電を使うかどうかです。AC外部給電器(最大1,500W)はディーラーオプションなので、納車後に思い立っても買い足せます。けれど急速充電ポートはメーカーオプションです。工場で組み付けるものなので、e: L4を選ぶなら注文書を書く時点で決めておく必要があります。
みっつめは、スライドドアのポップアップ機構付ガラスと荷室のアクセサリーソケットが要るかどうかです。どちらもe: FUN専用の装備です。
e: FUNはe: L4より22万円高い。この22万円で増えるのは、そのポップアップ機構付ガラスと荷室のアクセサリーソケット、標準になる急速充電ポート、リアシートピロー、助手席側開口部のワークランプ、助手席のバニティーミラー付サンバイザー、助手席グラブレールです。置き換わるものはもっと多く、ヘッドライトがハロゲンからフルLEDへ、シート表皮がトリコットからジャージーへ、キーが電波式キーレスエントリーからHondaスマートキーシステムへ、フロントウインドウとフロントドアのガラスがIRカット〈遮熱〉付きへ、ホイールがセンターキャップからトリムホイールキャップへ、ドアミラーとアウタードアハンドルとリアライセンスガーニッシュがブラックからカラードへ変わります。
e: L4に急速充電ポートを足すつもりなら、そのメーカーオプション代が別にかかります。実際に比べることになるのは、22万円そのものではなく、22万円からその金額を引いた差です。
棚もベッドキットも寝床の作りも、納車のあとで直せます。タイプと、工場で組み付けるオプションは、注文書を書いた時点で変えられなくなります。販売店へ行く前に時間をかけて決めておくのは、タイプとオプションのほうです。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのN-VAN e: のレビューとN-VANのレビューで読めます。