GLBの年式による違い|中古でハイブリッドかどうかは何で分かる?
グレード名が同じGLB 180なら、年式が違っても仕様は同じだよね?
型式の頭が4AAなら電動機あり。5BAなら電動機なし
グレード名だけ見て選んだら、どっちか分からないの?分からない。車検証の型式欄の3文字で見分ける
ディーゼルの200 dは年式を問わず同じ型式。先に燃料を決める180にするなら、次に型式欄を見るんだね 中古のGLB 180を探すなら、年式やグレード名より先に、型式の頭3文字を見ておくと迷いません。同じ「GLB 180 AMGラインパッケージ」に 5BA-247684M と 4AA-247684M の2つの型式があり、電動機が載っているのは 4AA のほうだけです。
「グレード名が同じで、年式が少し違うだけなら、中身も同じだろう」。2台の物件を見比べるとき、そう考えたくなるところです。ところがこの2台は、ハイブリッドかどうかが違います。
ディーゼルの200 dには、電動機の有無による違いがありません。型式は年式を問わず 3DA-247613M です。MPコード(世代を表す記号)の違いも、直近の2世代に限れば価格だけです。
年式ごとの型式・新車価格・買取相場
| 年式 | グレード | MP | 型式 | 新車価格 | 買取相場 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年10月〜 | 200 d AMGラインPKG | MP202202 | 3DA-247613M | 629.3万円 | 316.1万〜409.6万円 |
| 2022年10月〜 | 200 d AMGラインPKG | MP202301 | 3DA-247613M | 655.1万円 | 324.9万〜427.6万円 |
| 2023年4月〜 | 200 d 4マチック | MP202302 | 3DA-247613M | 637.0万円 | 292.3万〜386.1万円 |
| 2024年1月〜 | 200 d ナイトエディション | MP202401 | 3DA-247613M | 815.0万円 | 420.5万〜530.6万円 |
| 2024年6月〜 | 180 AMGラインPKG | MP202401 | 5BA-247684M | 697.0万円 | 334.3万〜404万円 |
| 2024年7月〜 | 200 d AMGラインPKG | MP202402 | 3DA-247613M | 738.0万円 | 371.8万〜463.6万円 |
| 2025年8月〜 | 180 AMGラインPKG | MP202502 | 4AA-247684M | 704.5万円 | 348.5万〜399.8万円 |
180の2行は、2024年6月〜が 5BA、2025年8月〜が 4AA で、そのあいだに電動機が加わりました。200 dの5行は、どれも 3DA-247613M です。
型式の頭3文字は、燃料とハイブリッドの有無、低排出ガスのレベルを表す
型式の頭3文字は識別記号と呼ばれ、国土交通省が定めた規則で付きます。2桁目が示すのは、燃料の別とハイブリッドの有無です。
| 記号 | 燃料 | ハイブリッド |
|---|---|---|
| A | ガソリン・LPG | 有 |
| B | ガソリン・LPG | 無 |
| D | 軽油 | 無 |
2桁目だけを見ると、5BA から 4AA へは「ガソリン・ハイブリッドなし」から「ガソリン・ハイブリッドあり」に変わっています。
見落とされやすいのは、1桁目の数字も 5 から 4 に変わっていることのほうです。1桁目は排出ガス規制年と低排出ガス認定の組み合わせを表し、平成30年規制のもとでは 5 が50%低減、4 が25%低減を示します。電動機が加わった 4AA のほうが、低排出ガス認定のレベルは下がっています。
新しい型式のほうが、何でも優れているわけじゃないんだ
1桁目と2桁目は、別々のことを表している。電動機が付いたことと、認定のレベルが下がったことのどちらを重く見るかは、買う側が決めていい
4AA-247684M の180には、定格8kWの電動機が載る
4AA の180は、48Vのマイルドハイブリッドにあたる構成です。
| 項目 | 現行 GLB 180 |
|---|---|
| 電動機型式 | EM0025 |
| 電動機種類 | 交流同期電動機 |
| 定格出力 | 8kW |
| 最高出力 | 10kW/2,500〜5,100rpm |
| 最大トルク | 58N·m/50〜1,300rpm |
| 蓄電池種類 | リチウムイオン電池 |
電動機の58N·mは、50rpmから1,300rpmまで出ます。エンジンの最大トルクは230N·m/1,650〜3,500rpmなので、エンジンのトルクが立ち上がる1,650rpmより下の低い回転域を、電動機が受け持つ構成です。
トランスミッションは電子制御7速A/T、駆動方式は前輪駆動です。
電動機があると、街なかで走ったときに違いが分かるものなのかな
諸元表に書いてあるのは、どの回転域で何N·m出るかまで。走ったときにどう感じるかは、この表からは言えない
5BA-247684M の180に電動機はなく、グレード名では見分けられない

同じ「GLB 180 AMGラインパッケージ」でも、5BA-247684M に電動機は入っていません。グレード名も車体も、後ろの 247684M という数字まで同じで、違うのは頭の3文字だけです。
たとえば、販売店のサイトに同じグレード名の180が2台並んでいる場面です。どちらが電動機付きかは、車検証の型式の欄を見れば確かめられます。
買取相場は334.3万〜404万円で、4AA の348.5万〜399.8万円とほぼ重なります。
売るときの相場がそんなに変わらないなら、電動機なしの5BAでもいい気がしてきた
売るときの相場が近いことと、買うときの値段が近いことは別の話。物件の値段は、この表には載っていない
ディーゼルの200 dは、年式を問わず 3DA-247613M
ディーゼルの200 dは、2022年10月から2024年7月まで、型式が 3DA-247613M で一貫しています。2桁目の D は軽油・ハイブリッドなしを意味するので、電動機は入っていません。この型式に限れば、年式による電動化の差を気にする必要はありません。
表の200 dの新車価格を年式順に読むと、629.3万円 → 655.1万円 → 637.0万円 → 815.0万円 → 738.0万円で、新しい年式ほど高いという並びにはなっていません。ただし、表の5行はグレードがそろっておらず、4マチック、ナイトエディション、AMGラインPKGが混じっています。年式で新車価格を比べるなら、グレードをそろえてからにします。
200 dのエンジンの最大トルクは320N·m、車両重量は1,820kgです。180の230N·m・1,670kgと比べると、重さの差よりもトルクの差のほうが割合として大きく、車両重量あたりのトルクは200 dのほうが大きくなります。駆動方式は四輪駆動(4MATIC)、トランスミッションは8速A/Tで、雪道や未舗装路を走る前提があるなら、ここが180ではなく200 dを選ぶ理由になります。
冬にスキー場へ行くかどうかで、ディーゼルにするか迷いそう
プライスリストでは、どちらのMPでも200 dのほうが180より高い。雪道を走る回数と、その価格差を並べて考える
MP202601 と MP202602 は、諸元が同じで価格だけが違う
現在のプライスリスト(2026年8月7日時点)には、新旧2つのMPが併記されています。
| グレード | MP202601 | MP202602 | 差 |
|---|---|---|---|
| GLB 180 Urban Stars | 6,840,000円 | 6,870,000円 | +30,000円 |
| GLB 200 d 4MATIC Urban Stars | 7,380,000円 | 7,390,000円 | +10,000円 |
| Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC | 9,350,000円 | 9,370,000円 | +20,000円 |
MP202601 と MP202602 のData Informationは、車両型式(4AA-247684M / 3DA-247613M / 4AA-247651M)、エンジン、出力、トルク、車両重量、燃費、寸法の諸元が同じです。販売店の在庫が MP202601 の個体だったとしても、走行性能や装備で劣るわけではありません。併記された新旧2つのMPで諸元が変わらないのは、GLAも同じです。
GLBを選ぶ理由は3列シート。ただし3列目を使うと荷室は130L
「GLAやGLCではなく、GLBにする理由は何か」。答えは3列シートです。GLAとGLCは5人乗りで、7人乗りはGLBだけです。
全幅1,845mmはGLA(1,850mm)より5mm狭い数字です。背が高くて四角いぶん大きく見えますが、駐車枠に収まるかどうかを決める数字はGLAとほぼ同じです。
| 項目 | GLB 180 Urban Stars |
|---|---|
| 全長 | 4,660mm |
| 全幅 | 1,845mm |
| 全高 | 1,700mm |
| ホイールベース | 2,830mm |
| 乗車定員 | 7名 |
| 荷室容量(VDA) | 130〜1,680L |
| 車両重量 | 1,670kg |
| 燃料タンク | 52L |
荷室容量の最小値130Lは、3列目を使った状態の値です。7人で乗ると、荷物を積む余地はほとんど残りません。最大値の1,680Lは3列目を畳んだときの数字なので、3列目をふだんから使うつもりなら、荷物はルーフボックスなど別の手段を考えることになります。
7人乗れるのが決め手なのに、7人で乗ると荷物がほとんど載らないのか
だから3列目を使う回数を先に数えておく。帰省のときだけなのか、毎週の送り迎えなのか
物件を見る順番は、燃料、型式欄、MPコード
最初に決めるのは燃料です。雪道や未舗装路を走るなら四輪駆動(4MATIC)の200 d、そうでなければ180です。先に燃料を決めるのは、型式欄で電動機の有無を確かめる必要があるのが180だけだからです。
180にするなら、次に物件の型式欄で頭の3文字を見ます。価格や買取相場を比べるのは、4AA か 5BA かをそろえてからにします。
MPコードは最後で足ります。直近の2世代の差は価格だけなので、ここで装備を確かめ直す必要はありません。
※価格・相場・仕様は執筆時点の情報です。数値はメルセデス・ベンツ日本「GLB Data Information」(MP202601版・MP202602版)とプライスリスト(2026年8月7日時点)、カーセンサーの買取相場情報(2026年8月更新)、国土交通省の識別記号資料にもとづきます。年式ごとの表の新車価格はカーセンサー掲載の値です。買取相場は掲載物件からの集計値で、実際の査定額は状態や装備で変わります。購入前には必ず公式サイトとメルセデス・ベンツ正規販売店でご確認ください。