ルノー ルーテシアとキャプチャー|機械式駐車場に入れるなら寸法は何mm違う?
うちの機械式駐車場、ルーテシアとキャプチャーのどっちなら入る?
全高は1,470mmと1,590mm。キャプチャーが120mm高いです
掲示の数字がその間だったら、キャプチャーは入らないのか…
全幅は70mm、車両重量は120kg違います掲示は高さだけじゃなくて、幅と重さも見るんだね 「次は輸入車のハイブリッドにしたい。でも、うちのマンションの駐車場は機械式」。そんなときにルノーの価格表を開くと、1.6Lのフルハイブリッド(モーターだけでも発進・走行できるハイブリッド)「E-TECH」を積んだ車が3車種並んでいます。価格の安いほうから2車種が、ルーテシアと、SUVのキャプチャーです。
2台の主要諸元を並べると、エンジンと2基のモーターの欄には、同じ型式と同じ最高出力の数字が入っています。車体の寸法と重量は違います。
キャプチャーはルーテシアより全高が120mm、全幅が70mm、全長が165mm大きく、車両重量は120kg重くなります。
駐車場に掲示されている制限値のどれかが2台の数字の間にあれば、キャプチャーはその区画に入りません。
価格はルーテシアが約425万円、キャプチャーが約470万円で、差は約45万円です。どちらもエスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH というグレードで、ルーテシアのカタログモデルはこの1グレードだけです。
掲示と比べる数字の差は、全高120mm・全幅70mm・重量120kg

| 項目 | ルーテシア | キャプチャー | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,075mm | 4,240mm | 165mm |
| 全幅 | 1,725mm | 1,795mm | 70mm |
| 全高 | 1,470mm | 1,590mm | 120mm |
| 車両重量 | 1,300kg | 1,420kg | 120kg |
| ホイールベース | 2,585mm | 2,640mm | 55mm |
| 最小回転半径 | 5.2m | 5.4m(参考値) | 0.2m |
表は2台とも、エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH の主要諸元の値です。
機械式駐車場には、入れられる車の寸法と重量に制限があります。機械式駐車装置の認定の基準を定めた国土交通省の告示(平成26年第1191号)は、収容できる自動車の車種、寸法、重量などの制限事項を明示した標識を、出入口付近の見やすい場所に掲示することとしています。同じ国土交通省の「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」の手引きも、不特定多数の人が使う駐車施設に置く専任の取扱者への注意として、入庫させる車の寸法と重量が制限内かを必ず確かめるよう求めています。
比べるのは、自分が使う区画について掲示されている数字です。マンションの駐車場で掲示が見当たらないときは、管理組合か管理会社に区画の制限値を確かめます。掲示の数字が次の範囲にあるとき、収まるかどうかが2台で変わります。
| 掲示の項目 | ルーテシアは収まり、キャプチャーは超える範囲 |
|---|---|
| 全高 | 1,470mm以上・1,590mm未満 |
| 全幅 | 1,725mm以上・1,795mm未満 |
| 全長 | 4,075mm以上・4,240mm未満 |
| 重量 | 1,300kg以上・1,420kg未満 |
4項目のどれか1つでもこの範囲にあれば、キャプチャーはその区画の制限を超えます。
見落とされやすいのは重量のほうです。全高と全幅は「SUVは入らないかもしれない」と見当がつきますが、同じ型式のエンジンとモーターを積んだ2台に120kgの差があることは、車を見比べても分かりません。
高さの制限が1,590mmより低い駐車場なら、背の低いルーテシアで決まりってこと?
全高だけを見るなら、掲示が1,470mm以上・1,590mm未満のときはそうなります。ただ、手引きが確かめるよう求めているのは寸法と重量の両方です。高さの欄だけ写して帰ると、幅と重さをもう一度見に行くことになります
じゃあ逆に、背の高い車向けの区画が空いてる場合は? 高さが収まるならキャプチャーでいいよね
高さが制限に収まっても、全幅1,795mmか車両重量1,420kgのどちらかが掲示を超えれば入りません。全長4,240mmも同じです
最小回転半径の0.2mは、円の直径にすると40cmの差
最小回転半径は、ハンドルをいっぱいに切って回ったときに、いちばん外側の車輪が通った跡で測る半径です。キャプチャーの値には、主要諸元で「参考値」の注記が付いています。
半径で0.2mの差は、そのまま1周したときの円の直径では0.4mになります。区画の前の通路で向きを変えるとき、キャプチャーはルーテシアより40cm広い円を描きます。
40cmって、切り返しが1回増えるくらいの差?
切り返しの回数は、通路の幅と入れ方で変わるので、諸元表からは出せません。数字で言えるのは円の大きさまでです
駐車を助ける装備は、ルーテシアが360°カメラ、キャプチャーがリアカメラと側面のセンサー
ルーテシアには360°カメラが標準で付きます。駐車のときに、車を真上から見下ろしたような映像を車内のタッチスクリーンに映す装備で、前進時は前、後退時は後ろの映像が一緒に表示されます。
キャプチャーの主要装備の一覧にあるカメラはリアカメラで、360°カメラの記載はありません。
パーキングセンサーが付く位置は、ルーテシアがフロントとリア、キャプチャーがフロント・サイド・リアです。左右の余裕が小さい区画に入れる場面で使えるのは、ルーテシアでは俯瞰の映像、キャプチャーでは側面のセンサーになります。
燃費はルーテシアが2.1km/L良く、タンクはキャプチャーが6L大きい
| 項目 | ルーテシア | キャプチャー |
|---|---|---|
| エンジンの最高出力 | 69kW/5,600rpm | 69kW/5,600rpm |
| エンジンの最大トルク | 148N·m/3,200rpm | 148N·m/3,600rpm |
| メインモーターの最高出力・最大トルク | 36kW・205N·m | 36kW・205N·m |
| サブモーターの最高出力・最大トルク | 15kW・50N·m | 15kW・50N·m |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 前輪駆動(FF) |
| WLTCモード燃費 | 25.4km/L | 23.3km/L |
| 市街地モード | 24.2km/L | 21.8km/L |
| 郊外モード | 25.4km/L | 23.2km/L |
| 高速道路モード | 25.4km/L | 24.1km/L |
| 燃料タンク容量 | 42L | 48L |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |
| WLTCモード燃費×タンク容量 | 約1,067km | 約1,118km |
表の上の4行は、主要諸元のエンジンと2基のモーターの欄です。最高出力と最大トルクの数字は2台で同じで、エンジンの最大トルクが出る回転数は、ルーテシアが3,200rpm、キャプチャーが3,600rpmです。
WLTCモードは、市街地・郊外・高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で組み合わせた、国際的な走行モードです。3つのモードのどれでもルーテシアの数字が良く、差は市街地モードの2.4km/Lがいちばん大きく、高速道路モードの1.3km/Lがいちばん小さくなります。
表のいちばん下の行は、WLTCモードの燃費にタンク容量を掛けた数字で、実際に走れる距離ではありません。この掛け算では、燃費の数字が低いキャプチャーのほうが約50km大きくなります。
燃費がいいほうが、給油の間隔も長いんだと思ってた
この2台では、キャプチャーのタンクが6L大きいぶん、掛け算の結果はキャプチャーのほうが大きくなります。走った距離あたりの燃料で比べると、1万kmをWLTCモードの燃費で割って、ルーテシアが約394L、キャプチャーが約429Lです
1万kmで35Lくらいか。安いほうのルーテシアが燃料も少なくて済むなら、キャプチャーを選ぶ理由は燃費じゃなくて荷室と後席になるね
荷室は301Lと440L。キャプチャーは後席が前後に16cm動く

荷室容量は、ルーテシアが301L、キャプチャーのフルハイブリッド E-TECH が440Lで、差は139Lです。
後席は2台とも6:4の分割可倒式で、キャプチャーにはロングスライド式リアシートも標準で付きます。後席を最大16cm前後に動かして、荷室と後席の広さを、使う場面に合わせて配分できる装備です。ルーテシアの主要装備の一覧に、スライド式のリアシートの記載はありません。
440Lが後席をどの位置にしたときの数字かは、車種ページにも主要諸元にも書かれていません。
139Lって、たたんだベビーカー1台ぶんくらい?
容量の数字からは、何が積めるかまでは言えません。荷室の幅や奥行きは、2台とも主要諸元にも車種ページにも載っていないので、積みたい物の寸法を測って、実車の荷室に入るかを確かめることになります
うちはベビーカーを載せたまま、まとめ買いの袋が入るかどうかだな
エスプリ アルピーヌ同士の差は約45万円。ルーテシアはメーターが大きく、スピーカーが多い
| 車種・グレード | メーカー希望小売価格(消費税込み) | ルーテシアとの差 |
|---|---|---|
| ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH | 4,249,400円 | 基準 |
| キャプチャー リミテッド(フルハイブリッド E-TECH・限定200台) | 4,399,000円 | 149,600円高い |
| キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH | 4,699,000円 | 449,600円高い |
約45万円の差額で大きくなるのは車体と荷室です。装備は、キャプチャーのほうが大きい項目と、ルーテシアのほうが大きい・多い項目の両方があります。
| 装備 | ルーテシア | キャプチャー |
|---|---|---|
| メーター(デジタルインストゥルメントパネル) | 10インチ | 7インチ |
| 中央の画面(マルチメディア) | 9.3インチ | 10.4インチ |
| オーディオ | Bose サウンドシステム・9スピーカー | ARKAMYS サウンドプロセッサー付オーディオ・6スピーカー |
| 前席シートの調整 | 前席シートリフター | 運転席電動シート |
| タイヤ・ホイール | 205/45R17・17インチ | 225/45R19・19インチ |
| 前席シートヒーター・ステアリングヒーター | 標準 | 標準 |
装備一覧を並べてみると、約45万円安いルーテシアのほうが、メーターの画面が大きく、スピーカーの数が多いことに気づきます。キャプチャーの一覧には、ルーテシアの一覧にない運転席電動シートやルーフレールが載っています。
キャプチャーには、エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH をベースにした限定車「キャプチャー リミテッド」が200台限定で用意されていて、価格は約440万円です。ルーテシアとの差は約15万円に縮まります。
全長・全幅・全高、車両重量、最小回転半径、WLTCモード燃費、タンク容量は、エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH と同じ数字です。限定車の装備は、18インチアロイホイール、オールシーズンタイヤ、路面に合わせてモードを選ぶエクステンデッドグリップの3つで、タイヤサイズは215/55R18になります。
キャプチャーにはマイルドハイブリッドの2タイプ(約405万円から)もあります。3タイプの装備の違いはルノー キャプチャー3タイプの違い|装備がいちばん多いのはどれか?に、フルハイブリッドにしたときの荷室と価格の差はキャプチャーとアルカナ|フルハイブリッドにするといくら高い?にまとめています。
掲示、荷室、装備、価格の順に確かめる
最初に見るのは、自分が使う区画の掲示です。全高・全幅・全長・重量の4つを写して、最初の表の数字と比べます。車種など、ほかの制限が書かれていれば、それも写します。
ここでキャプチャーが候補から外れれば、残りの比較は要りません。車体の寸法と車両重量は、キャプチャーのフルハイブリッドを選ぶかぎり、限定車にしても変わらない数字だからです。
2台とも収まる区画なら、次は荷室と後席です。積みたい物を決めて、301Lに入るのか、440Lと後席のスライドが要るのかを実車で確かめます。
装備はそのあとです。360°カメラと9スピーカーのオーディオが欲しければルーテシア、運転席の電動シートと側面のパーキングセンサーが欲しければキャプチャーになります。
価格は最後です。キャプチャーに決めたあとで、リミテッドが残っているかを販売店に聞くと、ルーテシアとの差が約45万円になるのか約15万円になるのかが決まります。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのルーテシアのレビューとキャプチャーのレビューで読めます。
価格・装備・諸元は、2026年10月7日時点でルノー・ジャポンの公式サイトに掲載されている内容にもとづく、執筆時点の情報です。価格はメーカー希望小売価格(消費税込み)で、保険料、税金(消費税を除く)、登録の諸費用、リサイクル料金は含みません。