カローラクロスで車中泊|後席を倒した荷室の奥行きは何mmか?
カローラクロスで後席を倒せば、大人が足を伸ばして寝られる?
奥行きは前席をいちばん前に出して1,885mm、いちばん後ろで1,621mmです
高さは2WDで957mm、コンセント付き907mm、E-Fourは864mmです駆動方式で天井までの高さが変わるの?
先に決めるのは駆動方式、次がコンセントですどちらも注文のあとでは変えられないんだね カローラ クロスの後席を倒した荷室の奥行きは、前席をいちばん前まで出した状態で1,885mm、いちばん後ろまで下げた状態で1,621mmです。
「後席を倒せば1,885mmあるなら、大人でも足を伸ばして寝られそう」と考えたくなるところです。身長175cmの人なら、1,885mmには頭と足先を合わせて135mmの余りが出ます。前席をいちばん後ろに下げたままの1,621mmでは、同じ人がまっすぐ横になるには足りません。
寝られるかどうかは、寝るときに前席をどこまで前へ出すかで変わります。
荷室の奥行きは、主要諸元表には載っていません。諸元表に載っているのは室内長1,800mmで、最前列の前端から最後列の後ろまでを測った値です。あいだに座席がそのまま入っているので、寝床の長さとしては使えません(車中泊で寝られる長さ|諸元表のどの行を見ればいい?)。
荷室の寸法が載っているのは、公式サイトの使い勝手ページにある寸法図と、トヨタの「よくあるご質問」の回答です。寸法図には奥行き1,885mm、高さ957mm、最小幅947mm、最大幅1,369mm、最大荷室容量487Lが並んでいて、どの条件で測った値かは「よくあるご質問」のほうに書かれています。
高さ957mmと容量487Lは、2WDでスペアタイヤもアクセサリーコンセントも付けていない車の値です。E-Four(リヤにモーターを持つ4WD)は864mmと407L、2WDにコンセントを付けた車は907mmと445Lになります。
後席を倒した奥行きは、前席の位置で1,885mmから1,621mmまで変わる
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 奥行き(リヤシート折畳時) | 1,885mm |
| 奥行き(5名乗車時) | 849mm |
| 高さ | 957mm ※ |
| 最小幅 | 947mm |
| 最大幅 | 1,369mm |
| 最大荷室容量(5名乗車時・VDA法) | 487L ※ |
※印の2つが、スペアタイヤ/アクセサリーコンセント装着車とE-Fourで変わります。
寸法図の1,885mmには「リヤシート折畳時」としか添えられていません。見落とされやすいのは、この数字に付いている条件のほうです。
トヨタの「よくあるご質問」の回答(ラゲージルームの容量・寸法)では、1,885mmは「最大」の値で、前席をいちばん前の位置にして、前席の背もたれから荷室の後ろ端(資料の表記はフィニッシュプレート)までを測っています。前席をいちばん後ろの位置にした「最小」の値が1,621mmです。シートの角度は、どちらもニュートラル位置(そのクルマの設計上の基本角度)で測られています。
前席をいちばん前まで出すって、寝る前に運転席と助手席を動かすってこと? 僕は運転席をかなり下げて乗るんだけど
資料にあるのは、いちばん前といちばん後ろの2つの値です。途中の位置で測った長さは載っていません
着いたら前に出して、朝に戻す。そうしたときの長さが1,885mmなんだね
5名乗車のままの奥行きは849mmです。後席を倒すと1,885mmになり、倍以上に伸びます。
最小幅947mmは、左右のタイヤハウスが張り出しているところの寸法です。記事の冒頭の写真で、荷室の左右に丸く盛り上がって見えるのがそれです。いちばん広いところでも1,369mmなので、大人が車体の横方向に寝る使い方は成り立ちません。前後方向に1人が寝る前提の寸法です。ヤリス クロスと迷っている場合は、カローラクロス vs ヤリスクロス|大きいほうが室内も広いか?に2台の寸法を並べてあります。
床の作りに関わる装備は、GR SPORT・Z・Sのどれを選んでも付いています。デッキボード(荷室の床板)、デッキフック4個、LEDラゲージルームランプ、6:4分割可倒式リヤシート(リクライニング2段階付)の4つで、主要装備一覧表の〈全車標準装備〉欄に載っています。
後席の背もたれを前に倒せることと、荷室の床と平らにつながることは、別の話です。「よくあるご質問」の別の回答(各シートのスライド量・リクライニング量)に、背もたれは座面に当たるまで前へ倒せるが、リヤシートの背もたれと荷室がフラットになるという意味ではない、という注記があります。
平らな面を作るための部品が、販売店装着オプションのラゲージアクティブボックスです。ZとSに設定があり、GR SPORTには設定がありません。トヨタはこの箱を「ラゲージルームにフラットなスペースを生み出します」と紹介していて、リヤシートを倒してマットを敷けば寝転がることもできる、という説明も添えています(カローラ クロス 使い勝手)。販売店装着オプションの一覧では、価格は約2万8,000円、耐荷重は130kgです。

荷室の高さは、仕様によって957mm・907mm・864mmに分かれる
寸法図の957mmには、スペアタイヤまたはアクセサリーコンセントを装着した車と、E-Fourでは、荷室容量と荷室高が異なる、という注記が付いています。それぞれの仕様の高さと容量は、「よくあるご質問」の回答に載っています。
| 仕様 | 高さ(最大) | 高さ(最小) | 容量(5名乗車時) | 容量(後席を両方倒した状態) |
|---|---|---|---|---|
| 2WD(スペアタイヤ・コンセントとも非装着) | 957mm | 847mm | 487L | 991L |
| 2WD(スペアタイヤ装着) | 907mm | 797mm | 439L | 945L |
| 2WD(コンセント装着) | 907mm | 797mm | 445L | 951L |
| E-Four | 864mm | 754mm | 407L | 901L |
高さの「最大」は、デッキボードから天井までをリヤシートの背もたれ付近で測った値、「最小」は、デッキボードから天井の後端までを測った値です。容量はVDA法による値で、デッキボードの上と下を合わせています。パノラマルーフ付きの車は、「最大」の高さがここから56mm低くなります。寸法は、トヨタが参考値として案内している数字です。
荷室の高さ957mmは、室内高1,260mmより低い値です。3つの高さを座高と比べると、荷室の床に座れるかどうかが仕様で分かれることに気づきます。
青年男性の座高は、座面から頭頂まで平均926mm、95パーセンタイル(100人を低い順に並べて95番目にあたる値)で985mmです。青年女性は平均868mm、95パーセンタイルで919mmです(産業技術総合研究所 AIST人体寸法データベース1991-92)。
957mmは男性の平均926mmを31mm上回るだけで、男性の95パーセンタイルの985mmには届きません。平均的な体格の男性が背すじを伸ばして座ると、頭の上に残るのは31mmで、座高が985mmある人は背すじを伸ばせない高さです。マットを敷けば、31mmの余りはマットの厚みでなくなります。女性は、95パーセンタイルの919mmでも957mmより低い値です。
907mmと864mmは、どちらも男性の平均926mmを下回ります。2WDにコンセントかスペアタイヤを付けた車と、E-Fourでは、平均的な体格の男性が荷室の床に座って背すじを伸ばせる高さがありません。 女性の平均868mmと比べると、907mmは39mm上回り、864mmは4mm下回ります。
高さが3通りあることに関しては、トヨタが販売店装着オプションの説明の中で、2WD車、E-Four車、スペアタイヤまたはアクセサリーコンセント装着車は、ラゲージ床面の高さがそれぞれ異なる、と書いています。
雨の日は車の中で着替えたり、座ってお茶を飲んだりもしたいんだよね。957mmの2WDなら、荷室のどこに座っても大丈夫ってこと?
957mmは、リヤシートの背もたれ付近で測った値です。天井の後端では847mmで、こちらは男性の平均926mmにも、女性の平均868mmにも届きません
座るなら背もたれに近い場所で、僕が背すじを伸ばすなら何も付けない2WDってことか。座って過ごすのか、寝るだけなのか。荷室の使い方を家族で決めないと、駆動方式が選べないね
E-Fourを選ぶと、荷室の高さは864mm、容量は407Lになる
「雪道も走るから、E-Fourにしておけば安心」と考えて駆動方式を決めると、荷室の数字も一緒に決まります。E-Fourの荷室は、スペアタイヤもコンセントも付けていない2WDと比べて、高さが93mm低く、5名乗車時の容量が80L少なくなります。
駆動方式を変えると、諸元表の4つの項目と価格も変わります。
| 項目 | Z・S の2WD | Z・S の E-Four |
|---|---|---|
| リヤサスペンション | トーションビーム式コイルスプリング | ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
| 燃料タンク容量 | 36L | 43L |
| 車両重量(Z/S) | 1,400kg/1,370kg | 1,490kg/1,470kg |
| WLTCモード燃費 | 26.4km/L | 24.6km/L |
| 価格差 | — | +258,500円 |
E-Fourは2WDより約26万円高く、車重はZが90kg、Sが100kg増え、燃費は1.8km/L落ちます。一方で燃料タンクは7L大きく、WLTCモード燃費に燃料タンク容量を掛けた距離は、E-Fourのほうが100kmほど長くなります。給油所の少ない場所へ向かうなら、この7Lのぶん給油の間隔を空けられます。
リヤサスペンションの形式は駆動方式で決まります。2WDがトーションビーム式、E-Fourがダブルウィッシュボーン式で、サスペンションだけを別に選ぶことはできません。
GR SPORTは2.0LのE-Four専用で、2WDの設定がありません。リヤは専用のダブルウィッシュボーン式です。
2WDにコンセントを付けると、荷室の高さは907mm、容量は445Lになる
AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントは、GR SPORT・Z・Sの3グレードとも約4万5,000円のメーカーオプションです。外部給電アタッチメントが付き、コンセントの位置はデッキサイド左側の1個です。GR SPORTを選んでも標準装備にはなりません。
スペアタイヤとは同時に装着できません。メーカーオプションなので、付けられるのは注文のときです。1500Wで何が動かせるかは車中泊のAC100V電源|シエンタ・セレナ・フリードで選べるのはどれ?にまとめています。
2WDにこのコンセントを付けると、荷室の高さは957mmから907mmに、5名乗車時の容量は487Lから445Lになります。E-Fourの864mmと407Lは、コンセントの有無で分かれていません。
荷室にある電源はこのコンセントで、DC12V・120Wのアクセサリーソケットはセンターコンソールボックスの中に1個です。ソケットは全車標準ですが、位置は前席です。
リヤドア・リヤクォーター・バックドアのプライバシーガラスは、3グレードとも標準です。荷室に寝たときに顔の横と足元に来る窓は、GR SPORT・Z・Sのどれでも最初からプライバシーガラスになっています。遮音と書かれているのは合わせガラスのフロントウインドゥ1枚だけで、吸音材の記載は主要装備一覧表にありません。
冬に電気毛布を使いたいから、コンセントは付けるつもり。2WDでも、付けると僕は背すじを伸ばして座れなくなるんだよね
907mmになります。横になって使うなら、見る寸法は高さではなく、後席を倒した奥行きと最小幅947mmです
車内では寝るだけにして、着替えは外で済ませる。そう割り切れるかどうかだね
そこは使い方で決まります。コンセントを付けても、後席を倒した奥行きと幅の数字は同じです
バックドアの開け方、タイヤ、シートの表皮はグレードで分かれる
| グレード | 2WD | E-Four |
|---|---|---|
| S | 2,981,000円 | 3,239,500円 |
| Z | 3,613,500円 | 3,872,000円 |
| Z“Adventure” | 3,663,000円 | 3,921,500円 |
| GR SPORT | 設定なし | 4,077,700円 |
グレード名は4つ、駆動方式との組み合わせは7通りです(Zが2、Z“Adventure”が2、Sが2、GR SPORTが1)。価格差の内訳はカローラ クロスのグレード比較にまとめています。主要装備一覧表に列があるのはGR SPORT・Z・Sの3つで、Z“Adventure”の装備は載っていません。
ハンズフリーパワーバックドアはZの標準装備で、GR SPORTは7万7,000円のメーカーオプション、Sには設定がありません。両手が荷物でふさがった状態で開け閉めしたいなら、Sは候補から外れます。装着すると車両重量は10kg増えます。
タイヤのサイドウォールは、S、Z、GR SPORTの順に薄くなります。
| グレード | タイヤ | サイドウォール高 |
|---|---|---|
| S | 215/60R17 | 約129mm |
| Z | 225/50R18 | 約113mm |
| GR SPORT | 225/45R19 | 約101mm |
サイドウォールが高いほど路面の細かい凹凸の衝撃は弱まって伝わるので、舗装の荒れた林道や、段差のある駐車場へ入っていく使い方では、サイドウォールが約129mmといちばん高いSが、段差の衝撃をいちばん伝えにくいと考えられます。最小回転半径は5.2m、ホイールベースは2,640mmで、GR SPORT・Z・Sとも同じです。
パワートレインは、Z・Sの1.8LとGR SPORTの2.0Lに分かれます。
| 項目 | Z・S | GR SPORT |
|---|---|---|
| エンジン型式 | 2ZR-FXE(1.797L) | M20A-FXS(1.986L) |
| 最高出力 | 72kW(98PS)/5,200rpm | 114kW(155PS)/6,000rpm |
| 最大トルク | 142N·m/3,600rpm | 188N·m/4,400〜5,200rpm |
| フロントモーター | 70kW(95PS)・185N·m | 83kW(113PS)・206N·m |
| リヤモーター(E-Four) | 30kW(41PS)・84N·m | 30kW(41PS)・84N·m |
Z・Sは、フロントモーターの最大トルク185N·mが、エンジンの142N·mを上回ります。エンジンには3,600rpmという発生回転数が書かれていますが、モーターの数値に回転数の条件は付いていません。荷物と人を積んで坂を上り始める場面でも、エンジンの回転を上げずに走り出せると考えられます。
シートの表皮は3グレードで違います。Sは全面がファブリック、Zは本革とファブリックの組み合わせ、GR SPORTは合成皮革とブランノーブ®です。濡れたレインウェアや土の付いたものを載せる使い方だと、拭き取れる面があるかどうかで後始末の手間が変わります。シートヒーターはGR SPORTとZの標準装備で、Sには設定がありません。ステアリングヒーターは、Sでも1万1,000円のメーカーオプションで付けられます。
中古は年式より先に、ハイブリッドかガソリンかを確かめる
カーセンサーの買取相場は169.4万円〜340.8万円、平均走行距離1万kmで、2026年7月の更新です。年式別に並べると次のとおりです。
| 年式 | 買取価格相場 |
|---|---|
| 2026年 | 280.1万円〜343.8万円 |
| 2025年(1年落ち) | 201.3万円〜330.6万円 |
| 2024年(2年落ち) | 186.9万円〜251.7万円 |
| 2023年(3年落ち) | 177.7万円〜290.0万円 |
| 2022年(4年落ち) | 159.6万円〜285.0万円 |
| 2021年(5年落ち) | 186.5万円〜232.4万円 |
年式別の表は2021年から2026年までで、別世代は混ざりません。ただしグレード別の表に並んでいるのは1.8Zや2.0Gといったガソリン車で、現行の全車ハイブリッドとは別の仕様です。中古で探すときは、年式より先に、ハイブリッドかガソリンかを確かめることになります。
決めるのは、駆動方式、コンセント、グレードの順
最初が駆動方式です。荷室の高さは、スペアタイヤもコンセントも付けない2WDなら957mm、E-Fourなら864mmで、リヤサスペンションの形式と燃料タンクの容量も一緒に決まります。納車後には変えられません。雪道を走るかどうかとあわせて、荷室の床に座って過ごす時間があるかどうかを考えておくと、選びやすくなります。
次がAC100Vのコンセントです。メーカーオプションなので付けられるのは注文のときで、スペアタイヤとは同時に装着できません。2WDでは、付けると荷室の高さが907mmになります。
最後がグレードです。床を平らにするラゲージアクティブボックスは販売店装着オプションなので、メーカーオプションのように注文のときに決める必要がありません。ただしGR SPORTには設定がないので、GR SPORTを選んだ時点で付けられなくなります。
荷室の寸法は、トヨタが参考値として案内しているものです。販売店で実車を見るときは、前席をふだんの運転位置にしたまま後席を倒し、寝る人の身長が収まるかを確かめておくと、1,885mmと1,621mmのどちらに近い使い方になるかが分かります。
実際に乗っている人の評価は、みんカラのカローラクロスハイブリッドのレビューで読めます。
本記事の価格・諸元・装備は、トヨタ自動車が公開する2026年7月版の主要諸元表・主要装備一覧表・グレード別主な標準装備比較表と、価格・グレードページによります。荷室の寸法は、公式サイトの使い勝手ページに掲載された寸法図と、トヨタの「よくあるご質問」の回答の値です。ラゲージアクティブボックスの価格と耐荷重は、公式サイトの販売店装着オプションの情報によります。いずれも執筆時点の情報です。価格はメーカー希望小売価格(消費税10%込み)で、北海道・沖縄地区は別価格になります。買取相場はカーセンサーの2026年7月更新分(2026年8月31日閲覧)で、掲載物件からの集計値です。