NV200バネット MYROOM|ベース車より約240万円高い。カーテンは付く?
MYROOMは2WDでDXより約240万円高い。車内カーテンも付いてる?
2WDで増えるのは32項目です。車内カーテンと断熱材は入っていません
じゃあ、納車のあとで頼めばいい?架装オプションなので、注文のあとは受け付けていません
先に決めるのは駆動方式、次が車内カーテンですバッテリーは、あとから買えるんだね NV200バネット MYROOM の価格は、2WDが4,843,300円、4WDが5,157,900円です。ベース車のDXは2WDが2,435,400円、4WDが2,814,900円なので、MYROOMのほうが2WDで約240万円、4WDで約234万円高くなります。
「これだけ高いのだから、車内で寝るための装備はひととおり付いてくるはず」。見積もりを頼む前に、そう考えるところです。
この差額で増える装備は、主要装備一覧に「MYROOM特別装備」として載っていて、2WDで32項目、4WDで29項目あります。
車内カーテンと断熱材は、2WDの32項目にも4WDの29項目にも入っていません。
2つとも、注文のときに別に申し込む架装オプションです。
2WDの差額約240万円で増える32項目
2WDの32項目を、使う場面ごとに分けて並べます。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| ベッドまわり(6) | 平置きベッド/スライドテーブル(脱着式)/配線スリット付サイドボックス〈右側・左側〉/AC100V 出力コンセント/12V電源ソケット1個〈リヤ〉/ポータブルバッテリー用電源入力端子 |
| 木目調の内装(6) | ルーフパネル(スポット照明・調光機能付)/ルーフサイドトリム(ルーフサイド間接照明付)/サイドトリム/スライドドアトリムボード/バックドアトリムボード/フロア |
| シートまわり(5) | 2 in 1シート(セカンド)/分割式&上下調整式ピロー(2個)/セカンドシートスライド/セカンドのシート地(ツイード調織物/合皮コンビ)/アシストグリップ(セカンド2個) |
| 視界(5) | フォグランプ/UVカット断熱プライバシーガラス〈スライドドア、リヤサイド、バックドア〉/UVカットグリーンガラス〈フロントドア〉/スライドサイドウインドウ〈両側、フラッシュタイプ〉/サイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー |
| 運転席まわり(4) | パワーウインドウ〈フロントドア〉/インテリジェントキー&エンジンイモビライザー/センターコンソールボックス&シートアンダートレイ/停車時換気システム |
| タイヤ・ホイール(3) | ブラックスチールホイール/ブラックセンターキャップ/スペアタイヤ(装着タイヤ)&ジャッキ |
| 外装(1) | AC100V 外部電源入力システム |
| 安全・メカニズム(2) | コンフォートサスペンション/後席シートベルト非着用時警告灯&警告音 |
32項目のうち、電源に関わるのは4項目です。AC100Vの出力コンセント、AC100Vの外部電源入力システム、リヤの12V電源ソケット、ポータブルバッテリー用電源入力端子がそれに当たります。出力コンセントは配線スリット付サイドボックスの中にあり、前方の右側・左側と後方の右側に置かれます。外部電源入力システムには10mのコードが付属し、ATフィニッシャー部にインジケーターが付きます。
ポータブルバッテリーをつなぐ端子は車体に付いているので、別に買うのはバッテリー本体です。ポータブルバッテリー from LEAF は170,500円(消費税込本体価格)のディーラーオプションで、注文のときに決めておく必要はありません。
ポータブル電源なら、キャンプ用のをもう持ってるよ。それをつなげば済む?
主要装備一覧に書かれているのは、ポータブルバッテリー用電源入力端子に接続用の1mのコードが付属することまでです。手持ちの製品がつながるかどうかは、そこからは分かりません
じゃあ販売店に行くとき、手持ちの電源の型番を控えていって聞いてみる
32項目のうち家具に当たるのは、平置きベッド、脱着式のスライドテーブル、配線スリット付サイドボックス〈右側・左側〉の3つです。ベッドはボード2枚で、使わないときは折りたたんでスライドテーブルとまとめ、セカンドシート後部に格納します。
見落とされやすいのは、車中泊と直接関係のない装備も32項目に数えられていることです。視界の5項目と運転席まわりの4項目のうち、車内で寝るときに使うのは停車時換気システムくらいです。残りは、フォグランプ、プライバシーガラス、フロントドアのUVカットグリーンガラス、両側のスライドサイドウインドウ、電動格納式のドアミラー、インテリジェントキー、センターコンソールボックス、そして2WDではフロントドアのパワーウインドウです。約240万円の差額には、こうした一般的な装備を足したぶんも含まれています。
4WDでは29項目になります。パワーウインドウ〈フロントドア〉は4WDのDXにもともと付いているので特別装備に数えられず、スペアタイヤ&ジャッキとコンフォートサスペンションは4WDに設定がありません。
架装を担当するのはオートワークス京都(AWK)で、MYROOMは持込み登録になります。主要装備一覧の説明では、MYROOMはDXにMYROOM特別装備を追加した特装車です。
車内カーテンと断熱材は、注文のときに申し込む架装オプション
車内カーテンと断熱材は、2WD・4WDとも架装オプションです。
この2つは、注文したあとでは申し込めません。
主要装備一覧に、架装オプションはメーカーの工場で取り付けるため、注文のあとは受け付けないと書かれています。
| 装備 | 扱い | 範囲 |
|---|---|---|
| 車内カーテン | 架装オプション | 1列目シート後、2列目シート横両側、リヤサイドガラス(左右)、バックドアガラス |
| 断熱材 | 架装オプション(車内カーテン選択時のみ) | ルーフ部、スライドドア部、ボディサイド部、ホイールハウス部、バックドア部 |
| MYROOMステッカー | ディーラーオプション | リヤサイドガラス(左右)、バックドアガラス |
| ポータブルバッテリー from LEAF | ディーラーオプション | ― |
カーテンは市販のもので済ませて、断熱材だけ頼むのはどう?
その頼み方はできません。断熱材を選べるのは、車内カーテンの架装オプションを選んだときです
市販のカーテンで済ませると、断熱材も付かなくなるのか。冬にも泊まるなら、カーテンごと頼むかどうかで考えないとね
朝の明るさで目が覚めるのを避けたい、冬に窓や壁から伝わる冷えを抑えたい、という使い方なら、この2つを注文のときに申し込むことになります。ただし価格・グレードページでは、車内カーテンと断熱材の欄の文にも写真にも金額がなく、主要装備一覧にも載っていません。
ディーラーオプションのほうは、MYROOMステッカー19,600円、日産オリジナルナビゲーション127,600円、カーサイドタープ43,560円と、価格が載っています。見積もりを取るまで総額が分からないのは、架装オプションのほうです。

主要装備一覧に、遮音材や吸音材の行はありません。断熱材はルーフやボディサイドに入りますが、それも架装オプションを選んだ場合です。
4WDを選ぶと、変速機とリヤサスペンションが変わる
2WDと4WDで、主要諸元の値が違う主な項目を並べます。
| 項目 | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| 車名型式 | ニッサン5BF-VM20 | ニッサン3BF-VNM20 |
| トランスミッション | エクストロニックCVT | フルレンジ電子制御4速オートマチック[E-ATx] |
| 最終減速比 | 3.673 | 4.072 |
| リヤサスペンション | リーフリジッド式 | マルチリンク式 |
| タイヤ 前/後 | 165/80R14 91/90N LT / 165/80R14 97/95N LT | 175/80R14 99/98N LT(前後同一) |
| 最小回転半径 | 5.2m | 5.4m |
| 車両重量 | 1,430kg | 1,490kg |
| 車両総重量 | 2,105kg | 2,165kg |
| 全高 | 1,860mm | 1,870mm |
| 床面地上高 | 530mm | 535mm |
4WDを選ぶと、リヤサスペンションが板バネを使うリーフリジッド式から、マルチリンク式に変わります。日産のWebカタログは、4WD車のマルチリンク式を上下動の少ない乗り心地の形式、2WD車のリーフリジッド式を高い荷重に対応した形式と説明しています。タイヤも太くなり、サイドウォールの高さは2WDが約132mm、4WDが約140mmです。4WDのほうが8mm高くなります。
ただし、32項目に入っているコンフォートサスペンションは2WDの装備で、4WDには設定がありません。
では、乗り心地が柔らかいのは2WDと4WDのどちらでしょうか。日産の説明とサイドウォールの高さからは、路面の凹凸が伝わりにくいのは4WDのほうに見えます。一方、コンフォートサスペンションが付くのは2WDで、日産は2024年10月の発表で、これを乗り心地向上のための装備と説明しています。日産の説明と諸元表からは、どちらとも決められません。
4WDでは最小回転半径が5.2mから5.4mに大きくなり、車両重量は60kg増えます。狭い道でのUターンや駐車場での切り返しでは、最小回転半径が0.2m小さい2WDのほうが、少ない幅で向きを変えられます。
エンジンは2WD・4WDとも同じHR16DEです。1.597Lの直列4気筒ガソリンで、燃料は無鉛レギュラー、タンク容量は55Lです。最高出力は83kW(113PS)を5,600rpmで、最大トルクは150N·mを4,000rpmで出します。
車両総重量は2WDで2,105kg、4WDで2,165kgあります。上り坂や高速道路の合流では、最大トルクの出る4,000rpmの近くまでエンジンを回して使う場面が多くなりそうです。変速機は2WDがCVT、4WDが4速ATなので、回転数の上がり方も2WDと4WDで変わります。
主要装備一覧には、2WDと4WDで扱いが違う行があります。
| 装備 | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| 寒冷地仕様(ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト、高濃度不凍液) | メーカーオプション | 標準装備 |
| クイックヒーターパック(運転席シートヒーター、PTC素子ヒーター) | 設定なし | メーカーオプション |
| スペアタイヤ(装着タイヤ)&ジャッキ | MYROOM特別装備 | 設定なし |
| タイヤ応急修理キット(スペアタイヤレス) | 設定なし | 標準装備 |
| アイドリングストップ | 標準装備 | 設定なし |
| 14インチアルミホイール(14×5J) | ディーラーオプション | 設定なし |
装備一覧でシートヒーターが出てくるのは、クイックヒーターパックの1行だけです。
2WDのMYROOMには、お金を出しても運転席シートヒーターが付きません。
寒い時期に運転席を温めたいなら、駆動方式を選ぶことが、シートヒーターを選べるかどうかを決めることにもなります。
雪のある場所へ行くなら4WD、で決まりだと思ってた
4WDには、スペアタイヤ&ジャッキとアイドリングストップの設定がありません。パンクへの備えは、標準装備のタイヤ応急修理キットになります
寒さへの装備は4WDのほうが多いのに、スペアタイヤが付くのは2WDなのか。山道を走る人ほど、2WDと4WDのどちらにするか迷いそう
踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェント エマージェンシーブレーキ、LDW(車線逸脱警報)、先行車発進お知らせ、標識検知機能、インテリジェント DA(ふらつき警報)、フロント&バックソナーの7項目は、2WD・4WDとも標準装備です。
荷室長は965mm、最大積載量はDXより50kg少ない400kg
荷室の内側の寸法は、長さ965mm、幅1,500mm、高さ1,285mmです(日産の社内測定値)。DXの5名乗車時は長さ1,125mm、幅1,500mm、高さ1,315mmなので、長さはMYROOMのほうが160mm短くなります。
荷室の長さが965mmだと、大人は横になれないよね
平置きベッドは、2 in 1シートをフラットにして、そこへボードをつなげて使います。寝床はセカンドシートの部分まで伸びます
じゃあ、寝られる長さは何mmになるの?
主要諸元には載っていませんが、日産のMYROOMのページの図に寸法があります。ベッド長はシート部分を含めて1,840mm、ベッド幅スペースは1,200mmです
965mmは荷室だけの長さで、寝るときに見るのは1,840mmのほうなんだね
荷室長と室内長と車中泊で寝られる長さは、諸元表では別の数字です。
セカンドシートの2 in 1シートは、クッションパッドの表と裏で硬さが違います。柔らかめの面に座るのがリビングルームモード、硬めの面で体を支えるのがドライブモードとベッドルームモードです。5:5の左右分割なので、片側だけ倒すこともできます。走行中の着座について、公式ページはスライド後端から150mmの間で着座できるとしています。
荷室高は1,285mmで、立てる高さではありません。日産のMYROOMのページの図では、ベッドを広げたときのベッド上高さが955mm、ベッド下高さが258mmです。床面地上高は530mmあり、荷物を積み下ろすたびに、この高さまで持ち上げることになります。
| 項目 | MYROOM 2WD | DX 2WD(5名乗車時) |
|---|---|---|
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
| 最大積載量 | 400kg | 450kg |
| 車両重量 | 1,430kg | 1,290kg |
| 車両総重量 | 2,105kg | 2,015kg |
| 荷室内側寸法 長 | 965mm | 1,125mm |
| 荷室内側寸法 高 | 1,285mm | 1,315mm |
同じ5名乗車で比べると、MYROOMは車両重量が140kg増えて、最大積載量が50kg減ります。貨物車では座席を減らすと積める重さが増えるのが基本ですが、MYROOMは定員が5名のまま、車両重量が増えています。
荷室の床が客室より広く取られているのは、4ナンバーの条件によるものです。この条件は4ナンバーのバンで車中泊で説明しています。

内装色は選べず、ブラック/グレー〈W〉の1種類です。フロントシートの表皮はトリコット、セカンドシートはツイード調織物と合皮のコンビ、ベッドの生地はツイード調織物です。
車内カーテンや断熱材が付くかどうかで2グレードに分かれるキャラバンのMYROOMは、全長4,695mm、荷室長1,765mmで、どちらもNV200バネット MYROOMより長くなります。
燃費と買取相場は、MYROOMの数字がまだ出ていない
MYROOMの燃費は、主要諸元にもグレード別の価格ページにも載っていません。ベース車のDXのWLTCモード燃費は、2WDが13.4km/L、4WDが10.6km/Lです。
車両重量も、確定した値ではありません。MYROOMは持込み登録のため、登録時の車両重量には実測値が使われます。主要諸元には、設計値と異なる場合があり、そのぶん重量税額が変わることがあると注記されています。主要諸元の1,430kgを前提に維持費を計算すると、実際の額とずれる可能性があります。
買取相場にも、MYROOMの数字は出ていません。カーセンサーは「NV200バネット」と「NV200バネットバン」を別のページに分けていて、MYROOMは「NV200バネットバン」のグレード一覧に「1.6 DX マイルーム」「1.6 DX マイルーム 4WD」の名前で載っています。この2つのグレードのページには、買取相場を算出するには参照データが少ないという注記があり、買取相場額は表示されていません。
日産は2024年10月1日に、NV200バネット MYROOMを同じ年の12月から発売すると発表しています。NV200バネットバン全体の買取相場ページ(2026年9月更新)では、年式別の表の2024年の行が122.8万〜139.3万円、2025年の行が102.7万〜196.7万円です。この2つの行にMYROOMが含まれているかどうかは、ページからは分かりません。
駆動方式、車内カーテンの順に決め、バッテリーはあとで決める
最初に決めるのは駆動方式です。変速機がCVTか4速ATか、リヤサスペンションがリーフリジッド式かマルチリンク式かは駆動方式ごとに決まっていて、納車のあとで変えられるものではありません。運転席シートヒーターを選べるかどうか、スペアタイヤが付くかタイヤ応急修理キットになるかも、駆動方式で分かれます。
全高も駆動方式で変わり、2WDが1,860mm、4WDが1,870mmです。機械式駐車場を使うなら、駆動方式を決める前に、その駐車場の高さ制限と比べておくと安心です。
次が車内カーテンと断熱材です。2つとも架装オプションで、申し込めるのは注文のときです。断熱材は車内カーテンを選んだときに選べるものなので、窓を覆って寝るつもりがあるか、冬にも泊まるかを、見積もりを頼む前に決めておきます。
ポータブルバッテリーは、注文のときに決めなくても構いません。電源入力端子は32項目に入っていて、バッテリー本体はあとから買えます。
価格と装備は2026年10月7日時点の日産の公式ページによります。装備の適用は2025年12月版の主要装備一覧、ベース車の諸元は2025年10月版の主要諸元です。買取相場はカーセンサーに掲載された物件からの集計値(2026年9月更新)で、実際の査定額は状態や装備で変わります。
ベースのNV200バネット バンに実際に乗っている人の評価は、みんカラのNV200バネットバンのレビューで読めます。